雷が怖い私を先代の愛犬と猫くんが助けてくれる

エッセイ

こちら埼玉県、このブログを書いている今現在、ゲリラ豪雨で外の景色が真っ白になっています。

雨が激し過ぎて、ベランダ越しのちょっと先の景色も見えません。

そして、そんな真っ白な景色の中、ゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・とまるでオラついている様な雷の音が鳴り響いていては、ドシャーン!バシャーン!と稲光がどこかに落ちまくっていて、なかなかの怖さです。

先日の土曜日も、足立区の花火大会が開始20分前に中止になったほどゲリラ豪雨と激しい落雷があったばかり。

私は夏の蒸し暑さも苦手だし、雷も怖いので、この時期はダブルパンチなのです(◎_◎;)

 

実は私、子供の頃は雷が怖いとは思っていませんでした。

窓の外に稲光が見えても「おおー!光った!」くらいな感じだったんですけど、そんな私がどうして雷が怖いと思う様になったのか?

それには理由があるのです。

話はさかのぼりまして、私が中学生の時のことになります。

 

私は中学生の時は吹奏楽部だったのですが、同じ部活の後輩の男の子の家が、私の実家からけっこう近くにありました。

いわゆる、偶然ご近所さんだったわけです。

ただ、同じ部活でも違う楽器のパートだったし、男の子だしで、その子の存在は知っていたものの私は全くと言っていいほど話したことはなかったんですけど、部活の練習の合間にみんなでちょっとおしゃべりになった時にその男の子が

「この前、家が火事になったんですよぉ。」

とサラリと言ったので、部活の先輩後輩関係なくそこにいた全員が

「ええっ?!Σ( ̄□ ̄|||)Σ( ̄□ ̄|||)Σ( ̄□ ̄|||)」

となったのは言うまでもありませんが、その男の子と同じパートの先輩が心配して

「えっ?・・・大丈夫なの?部活来てる場合じゃないんじゃ・・・?」

と聞いたところ、その男の子はまたもやサラリと

「家族みんなで1階で晩ご飯食べてたら、外が急に騒がしくなったから親が『なんだ?』って外に出たら、消防車がもう来ていて、自分の家の2階に雷が落ちて燃えてて。」

「2階が燃えてるの家族みんな気付いてなくて、普通にご飯食べてて、消防車の人に『早く家から出て!』って言われて、慌てて外に出て・・・(^^;」

と答えていました。

ただ、不幸中の幸いで家族全員ケガも無く、家も2階の一部が燃えたけど普通にその家で暮らしているとのことで、話を聞いた部員みんながホッとしたような呆気にとられたような、何とも言えない感じでその話は終わりました。

 

そんな中、私も後輩の家族も家も無事であったこはホッとしつつも、別な意味で怖いなって思っちゃったんですよね。

だって、その子の家と私の実家は目と鼻の先のご近所で、立地的には実家の方が少し高台(坂の上)にあったので、もしかしたら雷がうちの実家に落ちていた可能性だってゼロではなかったかもしれないし。

何だったら、私の部屋は2階だったので、もしも自分の部屋にいる時に雷が落ちたとしたら・・・とか考えてしまったら、後輩の子の家の落雷は他人事ではなくなり、むしろ明日は我が身的な気分になって、それ以来「雷 = 怖い」と思う様になってしまったのでした。

 

こうして、雷の音や稲光が苦手なままおばさんになってしまった私は、家の中にいても雷の音が鳴り始めると戦々恐々としているんですけど、そんな私に寄り添ってくれたのが、先代の愛犬、そして今は猫くんの存在です。

先代の愛犬は、雷の音が鳴り始めるとその音に反応して「お母ちゃん、なんか怖いでし…(◞‸◟)」って顔で私の所に来てピッタリと寄り添っていてくれたので、雷が去るまで1人と1匹でずっと一緒にいて、本当に心強い存在でした。

そして今は猫くんですが、猫くんは先代の愛犬とは真逆で、外で雷がどんなにゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・ドシャーン!バシャーン!と盛大に大騒ぎしていても、我関せず。

スヤスヤ寝ている大物なのです。笑

そんな姿を見ていると、最初は戦々恐々としている私も次第に「猫くんがヘッチャラチャラなら大丈夫かな?」なんて思えてきて、それはそれで心強いのです。

雷が怖い私を助けてくれる小さい家族たちの存在が本当にありがた過ぎて、感謝感謝なのであります(#^^#)

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