話はさかのぼりまして、猫くんが里親会から我が家に来てくれたばかりの2019年の夏のこと。
我が家が暮らしているマンションは、週に何度か清掃業者さんに共有部分の掃除をしていただいているのですが、清掃業者さんと言ってもガチな感じではなくて、年配の方たちが定年退職後のお仕事として勤務されているっぽくて、とても丁寧に掃除はしてくれていますがアットホームな感じです。
清掃員の方の中には挨拶を交わすうちに顔見知りになった方もいて、とある女性の清掃員の方は長年連れ添ってきた2匹の猫ちゃんとお別れを経験され、我が家の先代の愛犬が天国に旅立った時に「お互いかけがえのない存在とのお別れは寂しいよねぇ・・・」なんて話をしたこともありました。
なので、猫くんが里親会からトライアルで我が家に来てくれた時に、偶然その清掃員の女性に会ったので、「まだトライアル中なんですけど、猫を飼うことになりそうです~」とお伝えしたんですね。
すると後日、「この前、清掃中にお宅の窓が少し開いていたから、猫ちゃんいるかな?と思って中を覗いてみたんだけど、暗くて見えなかったのよ~(*^-^*)」と。
・・・ぅおおっ?!家の中を覗いてたの?!
心の中で「それはちょっと・・・」と思いましたが、猫好きな方なので猫を見たかっただけだろうと、そのまま笑って流しておきました。
それからしばらく経った後日、涼しい日に窓を少し開けて網戸にしていたところ、マンションの共用部分の廊下(猫くん部屋の窓の前)で何やら話し声がしてきました。
家の前の廊下で話していると言うよりも、家の中に向かって話しているような?感じがしたので、リビングにいた私は「え?何?」と気になって猫くん部屋の方へ行こうとしたら、まったりと自分の部屋で寝ていたはずの猫くんが、小走りでちょっと慌ててリビングの方に戻ってきました。
なにやら異変を感じて、逃げて来た様子。
私はそっと猫くん部屋に近づき、外の廊下から聞こえる話し声に耳を傾けてみたら、どうやら声の主は、上記の清掃員の女性と、おしゃべり好きなご近所さんで、清掃員の方が「こちらのお宅で今度は猫ちゃんを飼い始めたんですって~!」、ご近所さんが「あら、そうだったのね~!知らなかったわぁ~!」みたいな話をしているのが聞こえました。
そして、猫くんを一目見ようとちょっと網戸にしてある窓の隙間から2人でぺちゃくちゃ話しながら家の中を覗いている感じだったので、私は何気ない感じで猫くん部屋の電気を消して、リビングに避難してきた猫くんの所に戻りました。
・・・う~む。
窓を開けて網戸にするのは、毎朝必ず行う5分くらいの換気の時と不定期で行う5分くらいの換気の時だけだし、1日中網戸で風を抜かすのは、気候が良いわずかな時季だけです。
そして、外の廊下を歩いてるだけでは部屋の中がさほど見えないように、窓は2~3cm程度しか開けていないけれど。
それでも、部屋の中を覗こうとして覗かれてしまうのであれば、ちょっと気になってしまうなぁ・・・と思ったことがありました。
ただまあ、2人が部屋の中を覗いている時に猫くん部屋の電気を消したことで、「覗いていることに気づいてるよ~」「覗くなよ~」って伝わってくれただろうと思いつつ。
この時も、猫が見たかっただけで悪気はないだろうと思うことにしました。
そしてあれから6年が過ぎて、先週の木曜日。
買い物から帰ってきたらロビーを掃除中の清掃員の女性にお会いしたので「こんにちわ~」と挨拶をしたら、「あら、お久しぶりね!猫ちゃんは元気?」と聞かれたので、相変わらず猫好きなのね~と思いながら「おかげさまで元気ですよ~でも暑いからエアコンの効いた部屋でずっと寝てますよ~笑」なんて答えたんですね。
すると、まさかのお返事が。
「そっか~!笑 網戸になってる時に覗いて見るんだけど、猫ちゃん全然見えないのよね~(*^-^*)」
・・・ぅおおっ?!あれから6年も経つのに、まだ家の中覗いているんだ、って言うか、ずっと覗き続けていたんだ?!
正直、今回ばかりはドン引きしてしまいました。
でも、清掃員の女性の笑顔は本当に悪気はないんだろうな~って感じなので、言えない、私、小心者過ぎて言えないよぉぅぅぅ( ̄д ̄)
こうして、我が家は網戸にして換気をすると未だにいつ部屋の中を覗かれるか分からないのだということが判明しました。
これはもう、下手に猫くんの部屋で着替えたり出来ないですね。
間違ってもおばさんのパンツ一丁姿を見られないように気をつけねばです。
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