私はとりたてて知り合いを増やしたりいつも誰かと一緒にいたいと思う性分ではないので、マンションと言う集合住宅で暮らしていても、他の住人の方とは会えばにこやかにご挨拶をしますが、自分から積極的に関わるようなことはせず、今に至っています。
ただ、そんな私でも先代の愛犬がいた頃は、毎日のお散歩で顔見知りになったワンコさんや飼い主さんがいたり、犬を飼われてないのに我が家の愛犬のことをめちゃくちゃ可愛がってくれた方も数名いたりして、顔見知りになった方が少しだけいました。
そんな方たちの中に、散歩の途中で会うと駆け寄って来てまで愛犬を可愛がってくれた方がマンションの我が家の1つ下の階に住まわれていて、今でも仲良くしていただいています。
いわゆるご近所さんです。
その方は母ほどの年齢の女性で、実の母との関係が複雑で普通の会話もままならなかった私にしてみれば、この町に引っ越して来てほんのり理想の母像を感じさせてくれる方でもあります。
そのご近所さんが先日、ピンポーン!とうちのインターホンを鳴らしてやって来ました。
どうしたのかな?と思って急いで玄関に出ると、
「あ、今、大丈夫?あのね、白根山の方へ今年も旅行へ行ってきてね、国産の紫花豆(むらさきはなまめ)を買って来たから(←毎年買いに行ってるらしいです)、お豆さんおすそ分け~~~(^^)はいっ!」
っと、お豆さんを届けてくれました。
うわぁ、なんて大きくて、濃い紫色で黒光りしている立派な紫花豆!
もちろん嬉しいですしありがたいので「ありがとうございます!」と喜んでお礼を伝えました・・・が、私は心の中で少し焦っていました。
なぜなら、私は豆を煮るのが得意ではないからです。
正月の黒豆なんて、どうやったら表面がシワシワにならずにツルン!コロン!っと綺麗に煮れるのか、不思議ですもの(--;
でも、せっかくいただいたこんなに立派なお豆さんを無駄にしては申し訳ない!っと思いまして、恥を忍んで「あまりお豆さんって綺麗に煮れないんですが(^^;コツとかありますか?」と聞いてみました。
すると、ご近所さんの目がキラーン!と輝き、「私!お豆が好きで、お豆を煮るのは得意なのっ!」 っと、そこから弾丸トークで丁寧にお豆の煮方とかコツを最初から全部教えてくれました。
せっかくなので、ご近所さん直伝の紫花豆レシピをご紹介したいと思います!
= ご近所さん直伝レシピ =
- 乾燥してるお豆は意外と汚れが付いているから、丁寧に3回くらい水洗いすること。
- お豆は一昼夜しっかり水に漬けておくこと。
- 煮込む前に、最初に2度ほど煮てはお湯を捨て〜煮てはお湯を捨て〜を繰り返してアクを捨てること。
- 鍋に豆がかぶるくらいの水を入れ、フタをしてトロ火で気長に煮ること。
- 煮込んでいる途中、豆が水を吸い水が減ってくるから、水を加えながらじっくり煮ること。
- 豆がいよいよ食べられるほど柔らかく煮えてから、砂糖と塩少々を加えて味つけすること。(←煮える前に味付けすると豆が煮締まって柔らかくならないらしいです。)
こうして伝授していただいたことを忠実に守って、さっそく煮てみました。
じっくり煮たおかげでいつもみたいに皮が破れたりシワシワにはならず、しっかり煮えてから砂糖を加えたおかげで粒の大きい紫花豆も食べると中はホクホクで柔らかく、そして程よくしっとり。
これまでの人生で一番いい感じにお豆さんを煮ることができました。
嬉しい~~~♪美味しい~~~♪
ご近所さん、何から何までありがとうございました。
そして、どうもごちそうさまでした(*^-^*)
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