先日、群ようこさんの「ゆるい生活」と言う本を読みました。
人それぞれの生活のクセ
「ゆるい生活」は7年前に出版された本で、話はさらにさかのぼって、群さんが50代後半の頃から始まります。
50代後半の頃に感じた体の不調を、漢方薬局で6年間に渡って教えを受けながら少しずつ体質改善をしていく群さんの様子を綴る実録エッセイでした。
「人それぞれのクセ」みたいな生活パターンとか生活リズムとか、毎日食べているもの、それに年齢的なものもプラスされていくと、人の体調と言うものは、時々刻々と影響を受けて変化しているんだなと思い知らされた1冊でした。
いわゆる自営業である群さんは、身体は資本と考えて日々の食事にはちゃんと気を使っていたそうですが、そんな方であっても漢方薬局の先生から診れば問題点が色々とあって、改善すべき点がいっぱいあったわけです。
群さんも当時はかなり甘い物好きだったようですが、ハッキリ言って私も群さんに負けず劣らずな甘党で日頃の不摂生も自覚しているので、となると、不摂生の自覚がある私が群さんが漢方薬局に通い始めた年齢になった頃には、空恐ろしい状態になっているんじゃないか?と思うのです。恐
読みながら、自分の体の声に耳を傾けてあげて体調管理をする大切さを、まさに「思い知らされた」のでした。
適切な水分量
せっかく群さんがエッセイと言う形で教えてくれた「体を労わることの大切さ」を、私も何か少しでも、少しずつでも見習いたいなと思いつつ。
ふと気になったのは、群さんがちょっと苦労されていた摂取する水分量のお話。
世の中では水を1日2リットル飲むように推奨していたりもするけれど、漢方薬局の先生的には水分の取り過ぎには注意らしくて、群さんも水分を取り過ぎないようにちょっと苦労されていたようです。
良く聞く一般論?を疑うことなく、朝は白湯からスタートし、昼間はなるべく少しずつこまめに水分摂取を心がけている(つもりの)私としては、目から鱗が落ちると言うか青天の霹靂と言うか、今まで良かれと思っていた事が、もしかしたら体を痛めつけていた事だったかもしれない、とちょっと心配になってしまいました。
私も先生に聞いてみた
そこで、月に一度の通院でお世話になっている循環器内科の先生に、思わず
「漢方薬局にお世話になっている方が『水分は取り過ぎないように』と言われたらしくて・・・」
なーんて、まるで群さんが私の知り合いで本人から話を聞いたかのように(笑)水分は控えた方が良いのか?について先生に聞いてみました。
すると先生は即答で
「水分は取って下さい。腎臓とかに問題がある人は水分を控えた方が良い人もいますけど、小福さんは特に問題も無いので、むしろしっかり水分を取って下さい。」
とのことでした。
確認できて、ちょっとホッとしましたが、この群さんの先生と私の先生の見解の違いは何なのかな?と疑問が残りました。
東洋医学と西洋医学の違い?
その小さな疑問を「どうして先生によって見解が違うんですか?」なんてことまでは、さすがに私も循環器内科の先生には聞けませんでしたけど(笑)、あくまで私の想像でしかありませんが、もしかしたら?そのあたりの見解の差こそが東洋医学と西洋医学の違いなのかも?と思ってみたり。
それぞれの医学に、それぞれの正解がある、みたいな?
そう仮定すると、もしも私が漢方薬局で診てもらったとしたら、どんな診断になるんだろう?
もしかしたら、私も水分を控えた方が良いと言われるかも?
そう思うと、東洋医学から診た私はどんな状態なのかとか、何を気を付けたら良いのかとか、ちょっと気になる今日この頃です。笑
とにもかくにも、自分の体や健康を省みる良いきっかけになってくれた1冊でございました。
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