私の体は30代の頃から、たぶん体温調節が上手くいっていないんだろうなと感じていました。
理由は2つあって
- 冬だけならまだしも季節関係なく年がら年中、手と足はずっと冷たいけど
- 夫は「涼しい」と言っても、私だけ上半身や頭や顔から汗がだらだら流れていて
自分の体温と季節が調和していない感じと言ったら分かりやすいでしょうかね。
無駄に冷えて、無駄に暑い、そんな体は決して楽とは言えませんでした。
血圧対策で始めた「体を冷やさない」
そうやって自分の体温調節にい違和感を感じながらも30代から40代までずっと何も対策をしてこなかったのは、健康診断でとりたてて数値に異常もなく、体に不調が出たりしていなかったからです。
ただ単に私はちょっと冷え性なのね、とか、誰しも避けては通れない女性特有の更年期障害とやらで汗がダラダラ出てるなら仕方ないね、とか、そのくらいに思っていて。
でも、50代になった途端に急に血圧が高くなって循環器内科の先生にお世話になるようになってから、血圧の薬を服用したり、塩分を控えるとか減量をするとか自分で出来ることをやる一環として、体を冷やさないようにし始めました。
血行を良くして「圧」があまりかからないようにしようと思ったのです。
- 冬はこれまでの人生に無いほど家の中でも重ね着するようになり
- 厚手のルームソックスは冬はもちろんのこと、夏でも履いて
- 夏でもショートパンツのような脚が出るルームウェアは着ないで肌の露出を控え
- 飲み物も、夏は常温の飲み物、冬は暖かい飲み物(主にはとむぎ茶やルイボスティー)にして、体の中から冷やさない
とにかく「寒いな」とか「体のどこか一部だけが冷えてる」なんてことが出来る限りないように気を付けて過ごそうとしました。
それでもあまりにも寒い日は、軽く体を動かしてみたり、一旦こたつや布団の中に潜り込んで体を温めようとしましたが、どうしても「寒いな」が取れない時もたまにあって、そんな時は可能であれば昼間だろうとお風呂を沸かして湯船に少しゆっくりつかって体を温めました。
そうして体の冷えに注意しながら過ごして1年ほど経った頃、ふと気づけば、手や足も冷たくないのが普通の状態になってきました。
手や足が冷えていない状態の体ってこんなにも心地よくて楽なんなだ!と改めて思いましたし、ずっと手足が冷え冷えのまま過ごしていた30代40代の自分に「何やってたんだよ!」って思いますね。笑
手強い足首
ただ、それだけ冷えに気を使って過ごしていても、私にはどうしても冷えが取れないが所が1ケ所だけあります。
それは、足首と言うか、両脚の外側のくるぶしの上辺りが体感的にジンジンしていて「冷えてる」感じがするのです。
足はぽかぽかに温かくなったのに、どうして足首のくるぶしの上だけ冷えるんだろう?
そう思って何度となく手でくるぶしの上辺りを触ってみるのですが、実は意外にも、体の他の部分と同じようにちゃんと温かくて、実際に冷えているわけではないのです。
それなのに冷えている感じだけが続いていて、ちょっとつらいなと思いながら過ごしていて、夫にも
「足首のくるぶしの上だけ冷えてる感じが取れないのよぉぅ~(・´з`・)」
と常々ボヤいておりました。
「くるねこ」で「冷え取り」を知る
すると先日、夫が本棚にある漫画を1冊小脇にかかえてリビングにやってきました。(テレワークで家で仕事をしていた日だったのに、仕事せず漫画読んでたの?笑)
くるねこ大和さんの漫画「くるねこ」の16巻でした。
そして、あるページを開いて私に見せてきたので、何?何?と読んでみたところ、著者のくるねこ大和さん(おそらく同年代?)が、「冷え取り」について言及されている漫画があったのです。
「冷え取り?」「靴下重ね履き?」
興味津々で漫画を読んで「こ、これは?!」と思ったので、その後にもう少し詳しく知りたくてネットで調べてみました。
「冷え取り」とは
「冷えとり」とは、 上半身と下半身にある温度差(冷え)を取ることを指すのだそうです。
人間の体と言うものは、上半身には内臓が集まっているため体温が高いけど、腰から下の下半身には臓器が少ないため血液の巡りが偏ってしまい体温が低く、体の上下で体温に差が出てしまうのだそう。
そのような体温のズレを靴下の重ね履きなどで解消することで、体調を整えるというものなのだとか。
やはり、頭寒足熱は大切で、たかが冷えされど冷えで、冷えを解消することで色々な不調が改善し予防されるようです。
「冷え取り靴下」履いてみた
で、即決で私もくるねこ大和さんと同じような「冷え取り靴下」を購入してみました。
今回選んだのは、砂山靴下株式会社 の Cocoonfit(コクーンフィット)の「シルクとコットンの 冷えとり靴下4足セット」 です。
冷えとり靴下とは、絹(シルク)の靴下と天然繊維の靴下(ウール・綿・麻など)を交互に重ねて履く靴下のことで、
絹 → 綿 → 絹 →綿
の順で基本的には4枚以上重ねて履くことで、排出された汗などを外に送り出すことができるし、重ねた繊維に空気の層ができてしっかりと保温されるとのこと。
そして、私も既に履いて過ごしているのですが(脚が大根ゆえ写真ではお見せ出来ずSORRY)、くるねこ大和さんも漫画の中でおっしゃっている通りかなりめに「ほこほこ」なんですわ。
足首のゴムゆるめで楽だし、足がこれだけほこほこなので、しばらく続けていたら悩みのくるぶしの上の冷え感も消えてくれるかも?と期待しております。
我が家が先代の愛犬とお別れして、「いつか猫とも暮らしてみたいね」と思って猫くんを里親会からむかえたきっかけとなったのが、くるねこ大和さんの「くるねこ」を前から愛読していたからでした。
猫との暮らし初心者だった私たち夫婦は、猫の可愛さとか、猫との暮らしの楽しさとか、猫との接し方とか、猫の病気のこととか、くるねこを読んで勉強させてもらいましたが、まさか私の「冷え」まで勉強させてもらえるとは。笑
くるねこ大和さんに引き続き、私も「冷え取り」を続けてみたいと思います。
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