私は、北海道テレビで放送している「おにぎりあたためますか」と言う番組がとても好きでして、こちら埼玉県でもTOKYO MXで見ることが出来るので、過去の放送回もずっと録画してあるくらいです。
この番組は基本的には、TEAM NACSの大泉洋さんと戸次重幸さんと北海道テレビの女子アナウンサーの3人で、日本全国を巡りながら食べまくる旅のグルメバラエティー番組なので、食いしん坊な私にしてみれば、色んな県の色んな名物料理や食材を知ることが出来たりするし、それをまた出演者の3人が実に美味しそうにもりもりと食べるので、見ているコチラまで何だか嬉しい気分になれると言う不思議な番組なのです。笑
日本全国を旅しながら、次から次へとお店を移動しながら食べまくって行くのですが、次のお店までの移動でちょっと時間が空いてしまうこともあって、そんな時は、移動中の車内でトークをしたりゲームをしたりして時間を潰すんですけど、そんな移動中のトークで時々「北海道弁」についての話題になることがあります。
北海道出身の大泉洋さんと戸次重幸さんは、ずっと標準語だと思って使っていたイントネーションでも、実はそれは北海道弁で標準語ではなかったりだとか。
こーゆー時って「〇〇〇」って言うよね?みたいな言葉も、実は北海道ならではの言葉だったりすることもあるらしくて、それを知る度に大泉洋さんと戸次重幸さんが「え?標準語じゃないの?うそでしょ?!」と驚愕すると言うね。笑
そして先日も、録画しておいて見た過去の放送回の中でも北海道で使われている言葉にまつわるトークをしていて、その時は「林檎がぼける」についての話でした。
皆さんは「林檎がぼける」って、意味分かりますか?
実は私はちょっと分からなかったんですね。
でも、出演者の3人がトークしている内容から推測したところ、私の場合は「林檎がスカスカになる」と言うのを、北海道では「林檎がぼける」と言うみたいでした。
出演者の3人は「林檎がぼける」は日本全国共通の言い方だと思っていたようで、本気で驚いていたのが印象的でした。
日本全国共通の言い方だと思っていても実は違ったなんて言葉は、意外と多いのかもしれませんね。
そんな「林檎がぼける」の放送回を見た後に、私はふと、結婚当初の夫の言葉に困惑したことを思い出しました。
夫は高知県出身なので、もちろん土佐弁も話せますが、義父が神戸出身の方で関西弁を話していたこともあって、夫は関西弁で話しています。
そんな夫と暮らし始めたばかりの頃、夫が私に「ハサミなおしといて~」と言ってきました。
ん?ハサミを直す?ハサミ・・・壊れてないし?どーゆーこと?
戸惑って「え?ハサミ?・・・壊れてないけど?」と聞き直すと、「ああ、ペン立てに『戻しておいて~』『仕舞っておいて~』って意味やから(^^)『仕舞う』は『なおす』やから(^^)」と、めっちゃ笑顔でレクチャーされまして、それ以来、家の中では私も「仕舞っておいて~」は「なおしといて~」と言うようになりました。
そんな事があっての、数年後のことです。
いつもお世話になっているクリーニング屋さんにクリーニングを出しに行った時、お店のご主人と奥さんから「お店、ちょっと手伝ってもらえませんか?」と頼まれたことがあって、ちょうど派遣の仕事が契約期間満了で終わったばかりだったので、少しの期間だけお手伝いしたことがあったんですね。
その時に、クリーニングを出しに来られた年配の女性が、受付をしていた私に「そろそろ冬物もクリーニングに出してなおさないと~と思ってね。」と話かけてきてくれたので、私も普通に「そうですね、もう冬物はよさそうですね~」なんて返事をしたのですが、その会話を私の横で聞いていたお店の奥さんが何やら慌てふためいていました。
どうしたのかな?と思って奥さんの方を見ると、奥さんは私に「え?直す・・・って?えっ?あの、クリーニングで、直すって(◎_◎;)」と、数年前の私と同じ疑問にぶち当たって焦りまくっていたのです。笑
そこでピンときた私は「あっ!なおすって関西の方では仕舞うって意味なんですよ。なので、お客様の「なおさないとね~」は「そろそろ冬物も仕舞わないとね~」ってことです。夫が関西弁なので、私も家では普通になおすって言っていて(*^_^*)」と話すと、奥さんは「あっ!そーゆーことなんですね!なるほど~!」と、とっても納得してホッとされていました。
でも、そのやり取りを見ていたお客様の方は、ちょっと驚いたような顔をされていました。
たぶん、まさか自分が言った言葉が通じていなくて、通訳のように解説されたことにビックリされたのかもしれません(^^;
ちょっと申し訳なかったかなと思いつつ。
地域ごとに言い方って色々ありますね、と言うお話でした。
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