今日は他愛もない話の流れで「鬼のパンツ」について思いっきり深掘りすることになりました。
東京ガスの90秒CMが好き
私は、東京ガスの90秒CMが好きです。
今現在は、柄本時生さんが子育てに奮闘する「育休パパ」篇が放送されていて、東京ガス公式チャンネルから見ることが出来ますが
私の個人的な好みとしては、歴代の数ある東京ガスのCMの中では、渡辺えりさんがお母さんを演じる「家族の絆・母とは」篇や、青木さやかさんがお母さんを演じる「家族の絆・似たもの母娘」篇がとても好きでした。
そして、前に録画しておいたテレビ番組なんかを見ていますと、テレビ番組と一緒に録画されていた東京ガスの昔のCMがちょいちょいあって、話のきっかけは、そんな感じで録画されていた東京ガスのCM「うちの家族」篇でした。
「鬼~のパンツは いいパンツ~ 強いぞ~ 強いぞ~」
CMの中で家族が口ずさんでいる、どこかで何となく耳にしたことがあるこの曲を聞いて、ふと、
「何で鬼のパンツはいいパンツなん?何で強いの?」
「って言うかこの曲、日本の童謡?」
なんて話になりまして、さっそく夫が検索開始したのでした。
「鬼のパンツ」の歌には原曲があった!
すると、この歌には原曲があることが分かりました。
原曲は「フニクリ・フニクラ」。
1880年、イタリアの登山電車のテーマソングとして作られた曲だそうで、今で言うところの、会社のCMソングってところでしょうか。
その曲に、どうしてだか?日本の童謡っぽい歌詞がついたのが「鬼のパンツ」のようです。
鬼のパンツは いいパンツ つよいぞ つよいぞ
虎の毛皮で できている つよいぞ つよいぞ
5年はいても やぶれない つよいぞ つよいぞ
10年はいても やぶれない つよいぞ つよいぞ
はこう はこう 鬼のパンツ
はこう はこう 鬼のパンツ
あなたも あなたも あなたも あなたも
みんなではこう 鬼のパンツ
一番最初の疑問の「何で鬼のパンツはいいパンツで強いのか?」についての答えは、歌詞を見ても「虎の皮でできているから」と言うざっくりとした理由で、残念ながらよく分かりませんでした。
そして、この替え歌の作詞者は、一説によればNHK初代うたのおにいさんとして知られる田中星児さんではないかとも言われているらしいのですが、その情報も定かでは無くて、作詞者不明ってことになっているみたいなので、この歌詞の意味を知ることはどうやら出来なさそうです。
それにしても、原曲であるフニクリ・フニクラが民謡でもなくて登山鉄道のテーマソングだったのは、ちょっと意外でしたね。
しかも、今ではオーケストラ用に楽譜を作り直されて、立派なオペラ歌手に壮大な感じで歌われる曲になっているのですから、凄いですよね。
「一企業のCMソングが、今ではオーケストラでオペラ歌手に歌われているのって、凄くない?」
と驚く私に、夫が、もの凄く納得な一言を放ちました。
日本では「ハトヤホテル」説
「企業のCMソングが有名になるって、日本やったら、ハトヤの歌がこうなったって感じでしょ?」
・・・た、確かに。
もうだいぶ昔に自分の会社のCMソングをいち早く作った、と言う点では、日本だったらハトヤホテルになるかもしれませんね。笑
そしてそのハトヤホテルの歌が、登山鉄道のフニクリ・フニクラばりにオーケストラでオペラ歌手が歌うような壮大な曲になったら、是非とも聞いてみたいものです。
そんなわけで、我が家の「鬼のパンツ」の歌の疑問の話は、ナンダカンダで「ハトヤホテル」の曲に着地したのでした。笑
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