3~4ヶ月くらい前から夫が左肩が痛いと言い出しました。
それから時々ストレッチをしてみたり、肩を回して動かしてみたりしながら様子を見ていましたが、残念ながら自然治癒はせず少しずつ痛みが増してきたようで、最終的にはワイシャツの袖に腕を通す動作ですら「イテテテ…」となり。
日常生活に支障をきたすまでになって、先日の土曜日の朝は、起きた瞬間に肩を押さえて痛そうにしていたので
「もういい加減、整形外科へ行ってちゃんと診てもらった方がいいよ!今からなら診察時間に間に合うから!」
と勧めて、急遽、私が腱板炎等でお世話になったことがある整形外科へ行った夫でした。
整形外科の先生は以前、有名なプロスポーツチーム(野球・サッカー・アメフト)のチームドクターの経験があって、症状の原因を素早く見極めて的確に治療してくれるので、私は常々「凄い先生なのよ。」と夫に話していましたが、今回初めて夫もお世話になって「確かに凄い先生やわ。」と感心しきりでした。
ほらぁ、だから「早く診てもらいなよ~」って言ってたのに…心の中でブツブツ。
いわゆる五十肩とは
レントゲンや触診・問診の結果、夫の肩の症状は、肩関節周囲炎。
いわゆる五十肩でした。(やっぱり…)
本当は五十肩と言う病名は無いのだそうですが、一般的に五十肩と呼ばれているのが肩関節周囲炎だそうです。
へぇ、知らなかった。
そして肩関節周囲炎とは、肩の関節が炎症を起こして痛んだり、動きが悪くなったりする病気とのことでした。
五十肩について
夫が整形外科でいただいてきた肩関節周囲炎のパンフレットがとても参考になったので、内容を一部ご紹介させていただきたいと思います。
五十肩になりやすい人は
- やっぱり年齢的な物が関係するようで、40代~60代の人
- 男女差はほとんどなく
- 肩をあまり使わない人
とのこと。
年齢的なものや肩をあまり使わない生活習慣は何となく関係しているんだろうなと思っていましたが、男女差が無いのはちょっと意外でした。
何となく男性の方が五十肩で苦しんでいるイメージがあったもので…
五十肩の特徴
- 両肩同時にはならない(でも、今現在夫は左肩が痛いけど、後で右肩も痛くなるかもしれないらしいです)
- 利き腕でなくてもなる
- 肩の老化が原因
- 1年くらいで症状は緩和(←「緩和」ってところがポイント。後で夫が先生から教えていただいた話を追記します。)
症状
- 肩を動かすと(特にひねる動作)痛い、運動通
- 夜になると痛くなる、夜間痛
- 腕が上がらなくなる、拳上障害
- 腕を上下すると水平の位置あたりでひっかかる、インピンジメント症候
夫は、1と3の症状が出ていましたね。
そして、2ではないみたいでしたが、寝ていて痛む左肩を下にして横向きで寝ると、起きてから痛みが出ていたようです。
治療
今回の夫の治療は、まずは痛みを抑えるためにステロイドの関節内注射を肩にして。
2週間分の「消炎」「筋肉のコリをほぐし痛みをやわらげる」「胃を守る」3種類の内服薬と、湿布の外用薬をいただきました。
1週間後の再診からはリハビリと言う形になり、関節の動きを良くするヒアルロン酸の関節内注射と、肩の可動域の回復を目指した運動療法などが行われるそうです。
そしてこの治療法は、いわゆる五十肩のオーソドックスな治療方法のようで、いただいたパンフレットにも同じことが書かれていました。
最後に、先生曰く
整形外科の診察から帰宅した夫から、先生の話を色々と聞かせてもらいましたが、私がちょっと意外だったことが2つありました。
1つめは、整形外科へ行く前、夫は肩が固まってしまわないようにとちょっと無理をして肩を動かしたり回したりしていたけれど、それはかえって悪化させかねないので、やらない方が良いとのことでした。
痛くない可動域で動かす程度がベスト。
更にベストなのは、やはりきちんとリハビリとして専門家の下で動かすことが大事みたい。
そしてもう1つは、「五十肩は放っておいても治らない」と言うこと。
あれ?前に幼馴染が五十肩はある程度時間が経てば治るって言ってたけどな?
どうやら、確かに軽度の五十肩なら放置していてもある程度で症状は「緩和」されるみたいです。
だけど、あくまで「緩和」なだけで完治ではないみたい。
しかも、重度の五十肩を放置してたりすると、痛くて肩を動かせない&動かさないまま肩が固まってしまうと、もうずっと腕が上がらなくなってしまうらしいのです。
なので先生曰く、早めに治療を開始すれば、それでだけ治りも早くて済むそうです。
五十肩も、言ってしまえば病気の1つ。
どんな病気でも早期治療が肝心と言うワケですね。
勉強になりました。
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