出かけた帰りに、最寄り駅の駅ビルの中にある本屋にフラリと寄りました。
特にコレと決めていた本があったわけではなかったので「最近はどんな本があるのかなぁ~?」くらいな感じで店内をブラブラしていただけだったんですけど、そんな時に限って、ちょっと気になる本を発見。
せっかくなので、その本を手に取ってパラリと中を覗いてみたかったのですが、ちょうど私が取りたい本がある本棚の前に、パッと見た感じ大学生くらいのお兄ちゃんがしゃがみこんでいて、その本棚の前に平積みされている本をパラパラと眺めていたところでした。
少し本をチェックしたらすぐに移動するかな~と思って、私は一旦その場を離れ、だいたい4~5分くらい雑誌のコーナーなどを見て回ってから、再びその本棚の所に戻ってきました。
すると、そのお兄ちゃんがまだ熱心に平積みされている本を見ていて、しばらく移動しなさそうな感じだったので、私も一瞬どうしようか迷いましたが「すみません~、ちょっとそこの本を取らせて下さい~。」と声をかけてみました。
すると、「あ、すみません・・・」と言ってすぐにパッと立ち上がり1歩横にズレてくれたのですが、しゃがんでいたお兄ちゃんがニョ~ンと立ち上がったら、私の目の前は、お兄ちゃんの胃の辺り。
でっ・・・でけぇ(;゚Д゚)!!!
私の身長が152~3cmで低めというのもありますが、お兄ちゃんはおそらく185cmくらいはあったんじゃないかな。
しかも、細っ!!!
体重なら私は余裕で勝てそうねと、一目で思っちゃいましたね。
勝手にお兄ちゃんの背の高さと細さに驚いた私でしたが顔には出さず、普通な感じを取り繕って、私は気になった本に手を伸ばしました。
すると、なんてことでしょう・・・と、届かない。
本棚の前に平積みされている本たちの幅の分だけ本棚から離れているから、めーいっぱい手を伸ばして頑張って背伸びしたけど、どうしても届きませんでした(--;
そして、横でジタバタしてるちびっこいおばさんの様子に気付いたお兄ちゃんが、おもむろに「これですか?」っと言って、本を取って渡してくれました。
親切な人で良かったです。
良かったのですが、お兄ちゃんが私に本を渡してくれる時に、「はぁ〜い♪」って言って渡してくれたんですね。
「はぁ〜い♪」って。
まるで、縁日とかで小さな子が「綿あめを1つくださぁ~い!」って言って、屋台の人が「はぁ~い、どうぞ(^^)」と言いながら渡してくれるみたいな、そんな感じ。
でも、お兄ちゃんはちびっこい私のことを断じて馬鹿にしているふうではなく、ごく普通に、ナチュラルに、親切な感じで「はぁ~い♪」って。
きっとお兄ちゃんも無意識だったんだと思います。
おばさんは、「はぁ~い♪」って本を渡してもらった時、半世紀ぶりくらいに一瞬子供に戻ったような気がしましたよ。笑
でも、お兄ちゃんよりはるかに年上ですからね、しっかり「ありがとうとざいます!」とお礼を伝えてからレジに向かいましたが、お兄ちゃんに背を向けてから、思わず「…クスッ( *´艸`)」っと笑ってしまいましたとさ。
親切なお兄ちゃん、どうもありがとうございました。
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