東アジア内陸部の砂漠から舞い上がった黄砂は広範囲に飛散して、自然現象だから仕方ないこととは言えただでさえ厄介な存在だと言うのに、大気中に舞う有害物質や花粉などいらんモンをくっ付けて日本にやってくるのだから、本当に迷惑な話です。
そんな黄砂が昨日今日とこちら埼玉県にも容赦なく降り注いでおりますが、そんな日でも、春休み中の近所の子供たちには元気に遊んでいます。
Contents
だるまさんが転んだ
出先から帰って来てマンション下の公園まで辿り着くと、ちょうど子供たちが「だるまさんが転んだ」をして遊んでいました。
「だるまさんが転んだかぁ、懐かしいなぁ…」と思いつつ。
私が子供にやっていた「だるまさんが転んだ」とは、四半世紀という時を経て今はルールや遊び方がちょっとは変わったりしているのかな?と気になって、遊んでいる子供たちに目をやると、どうやら遊び方は何ら変わらないみたいでした。
「へぇ、今も遊び方は全然変わってないんだなぁ~」と、ちょっと驚きつつ、なぜだかちょっと嬉しくもなってみたり。笑
じゃんけんグリコ
そんなこんなでマンションに到着してマンション内に入り、普段はそのままエレベーターホールへ直行してエレベーターに乗って帰ってくる私ですが、ちょっと前に日頃の運動不足を反省しまして(前は靴下を履く時に片足を上げて履けたのに、最近は立ったままでも脚を組んで4の字にしないとフラついて履けないの~汗)、非常階段を使って帰ってきました。
エレベーターホールを素通りして非常階段の扉を開けると、なにやら小さな女の子たちの声が聞こえてきました。
最初は声が反響していて何を言っているのか聞き取れなかったんですけど、私が階段を上がれば上がるほど女の子たちに近づいてきたみたいで、声がハッキリと聞こえるようになって
「じゃんけんポン!パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」
「じゃんけんポン!チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」
「じゃんけんポン!グ・リ・コ」
なんと、「じゃんけんグリコ」をしているではありませんか!
階段でじゃんけんをして、グーで勝てばグリコ(3段)、チョキで勝てばチヨコレイト(6段)、パーで勝てばパイナツプル(6段)階段を上がれる遊びで、江崎グリコのホームページでも遊び方が紹介されています。
とは言えですね、この遊びは戦前からあった遊びらしいので、そんな昔の遊びが今の子供たちにも脈々と受け継がれていることにちょっと感動すら覚えまして、懐かしい気持ちで女の子たちの横を通り過ぎて階段を上がって帰宅したのでした。
ふふふのふ?
帰宅して、手洗いうがいを済ませた私は、すぐに干しておいた洗濯物を取り込むためにベランダに出ました。
すると、先ほどのマンション下の公園で遊んでいた子供たちでしょうか、
「どぉーちぃーらぁーにぃーしぃーよぉーおーかぁーなっ!」
と、また子供たちの元気な声が聞こえてきまして、私は無意識に「どちらにしようかな」の続きの「 天の神様の言う通り なのなのな 柿の種 」を頭の中で再生させながら洗濯物を取り込んでいたのですが、
「 神様の言う通り ふふふのふ 」
・・・?
ふふふのふ?
今「ふふふのふ」って言った?
いや、はっきり聞こえなかったけど「ぷっぷっぷっのぷっ」だったかな?
そして「天の神様」じゃなくて、ただの「神様」なの?
「どちらにしようかな」の続きは、全国で地域ごとに様々な言い方があると聞いたことはあって、「鉄砲撃ってバンバンバン」とか「あべべのべ」とかは聞いたことがありましたが、「ふふふのふ」or「ぷっぷっぷっのぷっ」って聞いたことが無かったので、私が使っていた「なのなのな」も大概意味が分かりませんけどね、そこを棚に上げて軽く衝撃を受けました。
こちら埼玉県の言い方なのかしら?
それとも、今どきの子供たちが新たに作った言葉なのかなぁ?
「どちらにしようかな」は日本全国共通なのに、その後の言葉が地域ごとに違うのって、考えてみたらちょっと不思議ですよね。
それでも「どちらにしようかな」は子供たちの間で今も昔も変わらず使われているんだなと思うと、時の流れがめちゃくちゃ速いように感じる今日この頃だけど、変わらないものもあってくれて、何だかホッとしたのでした。
コメント