昨晩のことです。
夕方からちょいと野暮用があって外出していて、帰宅時間が少し遅くなりました。
そして、電車が最寄り駅に到着して家に向かって歩き出して2~3分した頃に、会社から帰宅途中だった夫からナイスタイミングで「もう少しで最寄り駅に到着する~」と連絡が入ったので、駅で合流して駅前の中華屋で晩ご飯を食べて帰ろうということになりました。
そんなわけで、昨晩は23時過ぎに私は夫と駅で合流するために方向転換して、再び駅前に向かって歩き出しました。
そして駅の近くまで行くと、ちょうど駅に電車が到着したようで、沢山の人が駅から出てきて歩いて来るのが見えたんですね。
でも、そんな沢山の人の中にたった1人、スーツを着た見た目は普通のとあるサラリーマンの方だけが、異彩を放っておられました。
どう異彩を放っておられたのかって?
たぶん、帰宅時間的にお酒も入っていたのでしょう。
それで、めちゃくちゃご機嫌だったのでしょう。
とにかく、鼻歌どころではなく、かなりフルボイスに近い声量で、ご陽気に歌いながら歩いていらっしゃいました。笑
駅前の通りから1本裏の通りに入ると昔ながらの商店街で、時間も時間だったのでほとんどのお店が閉まっていて静かなので、その歌声はかなり目立っていました。
その男性と進行方向が同じ人々は「近づいちゃいけない…」と危機を感じていたようで皆さん男性から離れるように歩いていて、対面から見ていた私には、その男性の周りだけ人がいなくてモーゼの十戒の海のように見えました。笑
こうして私は駅から出てきた人の波に逆らうように駅に向かって歩いて、ほどなくしてそのご陽気サラリーマンとすれ違って、通り過ぎました。
それで私、本当に無意識だったんです、悪気は無かったんです、かなり言い訳みたいになってしまいますが、ご陽気サラリーマンとすれ違ってチョットしてからボソッと
「カーン・・・!」
と小声で呟いてしまったのです。
このカーン!の意味、分かる方いらっしゃいますかねぇ?
若い方は分からないかな。
某テレビ局ののど自慢の番組で、あまり歌が上手ではなかった人に審査員が「カーン!」と鐘を1回だけ鳴らして実力のほどを知らしめてあげる、あの鐘のことです。
独り言半分、無意識半分で、のど自慢番組の鐘の音を小声でつぶやいてしまったら、ちょうどそのタイミングで私とすれ違った私より少し年上っぽいお姉さまに聞こえてしまったらしく、
「あははっ!」
っと笑いながら私に向かって「そうよね〜!歌バチクソ下手よね~!」みたいな感じにウンウンと頷きながら通り過ぎて行かれました(^^;
どうやら、ご陽気サラリーマンの歌声の私の判定は間違っていなかったようです。
ふっふっふ。
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