外国人の方に道を尋ねられがちな英語力皆無な私の切り抜け方

エッセイ

どういうわけか、私は人に道や電車の乗り場などを尋ねられたりすることがけっこう多いです。

しかも、道を尋ねられる人の割合は肌感覚で、日本人が3割、外国人が7割、と言った感じです。

英語、全然得意じゃないのに・・・

顔のビジュアル、完全に平たい顔族なのに・・・

 

私が初めて外国人の方に道を尋ねられたのは、なんと45年ほど前の小学校4~5年生の頃。

当時は小学校で英語の授業は無い時代だったから、アルファベットのABCDEFGも書けなかったと言うのに、日本語が全く話せない外国人の方に道を尋ねられて小学生なばなは「うひょぉぉ~…(・0・;」と焦りましたが、ただこの時は、その方が最寄り駅の駅名が漢字で書かれた小さなメモを見せてくれたので、指差しだけで事なきを得ました。

 

あと社会人になってからは、会社の最寄り駅の周辺で道を尋ねられることが本当に多かったです。

なぜなら、駅が地下鉄の駅だったので、地上にいると道を知らない外国人の方には地下鉄の小さな入り口がどこにあるか分からなかったのだと思われます。

なので時には、朝、私が駅から地上に出て会社へ向かおうと目の前の交差点を渡った所で、外国人のファミリーに囲まれて「駅はどこ?」なんて聞かれて、「目の前にあるけど…やっぱり分かりにくいか…(^^;」と思いながら手招きして引き返して交差点を渡って、地下鉄の入り口の前まで戻って「ここですよ~」と教えてから、きびすを返して再び交差点を渡って会社に向かってパンプスで全力疾走する、なんてこともありましたね。笑

 

ただ、このようにシンプルに駅や道を単語で質問されるレベルなら、英語力皆無の私でも何とかなりますけど、たま~に、まるで私が英語を話せる人と確信しているかのように近付いて来て急に「ペラペラペラペラ~ペラペラペラペラ~!ペラペラペラペラ~ペラペラペラペラ~?」と英語でまくしたてて何かを聞いて来る外国人の方もいて、はっきり言って、恐怖です。

スマホの翻訳アプリを開く間もありませんで、そんな勢いで話しかけられては何を聞かれたかさえも分からないわけです。

けど、なんとか「分からない」ことだけは伝えなければならない、そんな状況に追い込まれると、私はちょっと大袈裟なくらい申し訳なさそうな顔を作り、

「I’m sorry~~~, I don’t know~.(◞‸◟)」

と言いながら首を小刻みに横にフルフルと振ると、大抵の方はすんなり「OK!」と言って諦めてくれるので、この演技じみた謝り方はけっこう有効です。笑

 

このようにして、外国人の方から道を尋ねられた時に英語力皆無なりになんとか切り抜けている私ですが、先日、渋谷駅のホームでまた外国人の方に声をかけられました。

南アジアの方のように見える女性が一人、私の目の前を通り過ぎて行った後に、わざわざ引き返してきて私に話しかけてきまして。

私は心の中で「わ、わ、また外国の方だ(・・;」と一瞬焦ったのですが、渋谷駅の地下鉄のホームは、地下鉄の電車の音と構内アナウンスの声と行き交う尋常じゃない人の数のうるささで、最初の女性の声が聞き取れませんでした。

それで、「え?何て?」と言った感じで耳に手をあてて女性に少し首を傾けたところ、その外国人女性がもう1度質問しなおしてくれました。

「駒澤大学駅 行きたいです。」

また英語で話しかけられるとドキドキしていたのに、めっちゃ日本語~~~!笑

思わずホッとしたのと、3秒前までドキドキしていた自分があまりにも情けなくて、半笑いのような笑顔で「あちらの電車ですよ~」とお伝えしたのでした。

 

でも、ありがたいですね、世界中の誰もが英語を話せる前提で英語でペラペラと話しかけずに、必要最低限でも日本で日本人に日本語で質問してくれるのは。

電車の乗り場を尋ねられて、思わずこちらの方が「ありがてぇ!」と思ってしまった出来事でした。笑

エッセイ

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