気付けば9月もあと1週間チョットで終わりなのに、今年はいつまでたっても気温が下がらなくて、夏バテとまでは行かないけれど少々疲れが出てきました。
そのせいで最近(はい、ここから言い訳に入ります!)、無性に甘いものが食べたくてどうにも衝動が抑えられないでいるのです。
まだこんなに暑い9月でも、スーパーなどに出回る食材の季節はしっかり移り替わりつつあって、甘いものが欲しいお化けになっている私は目下、さつまいもやさつまいもを使ったお菓子を目にすると、無意識レベルで手に取り買い物かごへ入れてしまいます。
運命の焼き芋
最近ちょっと疲れてるかも…なんて思いながら歩いていて、途中でおにぎりや総菜を売っているお店に寄ったら、なぜかそこに、しっとりとした焼き芋の姿が。
な、なんて美味しそう。
でもナゼこのお店に焼き芋が?
ここはひとつ買うべきか…それとも我慢するべきか…。
惣菜もそっちのけで焼き芋の前に立ち尽くしてガン見している私に、ちょうどバックヤードがから出てきたお店の人に
「あ!見つけちゃいましたぁ?(^^)」
「今日から焼き芋始めてね、焼いている間、ものすごくお店の中に甘い香りが充満してたんですよ~!」
と嬉しそうに声をかけられ、そんな話を聞いたら、無意識に焼き芋に手が伸びてしまい、無意識に1つ手に取っていました。
そう、全て無意識レベル・・・これは仕方ない。
やっと正気に戻って本来の目的である総菜を選んでいると
「午後に焼き始めてお店に並べたばかりなんで、お客さんが焼き芋第一号のお客さんです!」
とのこと。
これはきっと、疲れて甘いものを欲していた私と、そんな私と出会うべくして出会った運命の焼き芋なのではないかと思いました。笑
家に帰って、さっそくおやつタイム。
お店の人によると、じっくり蒸してから焼いたこだわりの焼き芋だそうで、確かに家でレンチンで作った焼き芋とは違ったしっとり感で、「う~ん!美味しい~~~!」
思いがけず美味しい焼き芋にありつき、その優しい甘さのおかげなのか?それとも焼きもを食べて嬉しくてアドレナリンが出たからなのか?ちょっと疲れも取れた気がします。笑
ごちそうさまでした。
大学芋を作る
それから数日後、立派なさつまいもがお買い得で売っていたので逃すことなくゲットし、大学芋を作りました。
私の作り方のポイントとしては
- さつまいもは2度揚げして、周りをパリッと揚げること
- 甘いタレには醤油をほんの少し加えて風味を付けるのが好きです
= レシピ =
- さつまいもを一口大にカットして、5分ほど水にさらしてからザルに上げて、キッチンペーパーでよく水をふき取る
- さつまいもを2度揚げする(5分程揚げて→バットで5分置き→2~3分揚げる)
- 鍋に「砂糖大さじ5」・「水大さじ2」・「醤油小さじ1/2」を入れて、ひと煮立ちさせてタレを作る(注:煮詰めすぎるとべっこう飴のように固まるので注意!)
- その鍋に、揚げたさつまいもを入れて、タレをからめて完成
- 最後に胡麻をふって風味をプラスしても美味しいです。
ちなみに、甘いタレは砂糖やザラメや蜂蜜など皆さんお好みで作っているようですが、私は今回は、使い切れずに残っていた黒蜜(およそ100cc)に水を少々と醤油小さじ1/2を加えて、タレを作りました。
大学芋って自分で作ると、大学芋専門店ほどのクオリティーには出来ないけど、タレの量も甘さも調節出来るし、安上がりだし、どっさり作れるのも嬉しいところですね。(絶対体重増えとるでぇ…涙)
私の好きな芋菓子
最後に、一年中味わえる私の好きなさつまいものお菓子を2つご紹介。
芋けんぴ
夫の地元、土佐の高知と言えば、「芋けんぴ」が有名です。
芋けんぴを作っている有名な会社は幾つもありますが、私が食べたことがあるのは「澁谷食品」「芋屋金次郎」「南国製菓」の3社です。
澁谷食品
あくまで個人的な感想なんですけど、芋けんぴの中の芋けんぴ、THE芋けんぴ、として私が友人知人に紹介するならば、たぶん澁谷食品の芋けんぴです。
澁谷食品の芋けんぴは全国シェア50%を占めていて、つまり、芋けんぴの生産量は世界一と言うことになります。笑
素朴な芋菓子のイメージそのままの芋けんぴだなって思います。
芋屋金次郎
高知へ帰省した時に親戚に連れて行ってもらった芋けんぴのお店は、「芋屋金次郎」でした。
ここの芋けんぴを食べて、私は芋けんぴを知って大好きになりました。
芋屋金次郎は、実は澁谷食品からワンランク上のフレッシュな芋けんぴを提案する専門店としてオープンしたお店です。
芋は黄金千貫。
使っているのは、芋と砂糖と油だけ。
シンプルに素材の美味しさを味わえます。
南国製菓
南国製菓の芋けんぴは、塩けんぴが有名だと思います。
塩けんぴと聞いて、最初は「塩スイーツ」の流れかな?と思ったのですが、食べてみたらそんなのは関係なくて、甘じょっぱさがさつまいもに良く合って、病みつきになる美味しさでした。
高知の芋けんぴにおしなべて言えることは、芋が美味しくて、甘すぎない甘さコーティング。
だから、延々と美味しく食べ続けられてしまうところが困りどころです。笑
九州さつまチップス
そして2つ目は、北野エースの九州さつまチップスです。
こちらもまぁ、やめられない止まらない系の芋菓子です。
九州で作られた芋と砂糖と油で作られているので、基本的には芋けんぴと同じではありますが、チップスなので芋けんぴほどの硬さはなくて、ほんのり香ばしさが加わってパリパリと食べ続けられてしまうのです。
っとに美味しいのですよ、この九州さつまチップスは。
なばなのさつまいもセレクト、いかがでしたでしょうか?
この秋、私と一緒に芋三昧して、一緒に太ってくれる方を絶賛募集中でございます。笑
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