お世話になりました!

エッセイ

私が今住んでいるこの町に引っ越してきた最初の頃は、当たり前な話ですけど全く土地勘が無いので、病院や歯医者などもどこが良いのか?自分に合うのか?なども分からないので、「とりあえず目に付いた近所や駅前の所に行っては」→「イマイチな治療や対応をされてしまい」→「また他の所を探して行ってみたり」、なんてことの繰り返しになってしまっていました。

そしてそれは美容院も同じでして、最寄り駅の周辺は何気に美容院激戦区なので良くも悪くも美容院を選び放題でもあるので、引っ越してきてから数年間は色んな美容院を転々として、その結果、私の髪質のことを知らない美容師さんと意思疎通が上手くいかなくて、何度もちょっと泣きたくなるような思いをしたこともありました(^_^;)

私の髪質が独特なんですよね。

強情なほどの真っすぐストレートで、ロングではパーマがかかりにくいことこの上なくて、そのくせ、ショートだとパーマもしっかりかかってしまう、みたいな。

美容師さん泣かせの髪質なんだろうなと思います。

 

そんな私の手ごわい髪質を理解して対応してくれたのが、今お世話になっている美容師さんで、夫婦そろってかれこれ15年くらいお世話になっています。

偶然にも同い年で「最近白髪が〜」とか「髪質も少しずつ変わるよね〜」とか「私もさぁ〜」なんて、年齢的な女性の髪の悩みも一緒に話せるから本当にとてもありがたかったんですけど、そんな美容師さんが、6月いっぱいで退職されることになったとお知らせをいただきました。

なので今日は、これまでのお礼も兼ねて最後に美容師さんに会いに美容院へ行ってきました。

美容師さんを指名されるお客さんは沢山いるので、もう既に退職されるまで毎日のように予約がギッチリ入っているようで、空いている時間がほとんどない中、今日は何とか予約が取れてホッとしました。

ちなみに夫は、日曜日の夕方から何とか予約が取れました。

 

ここで少し話が飛びますが、私は20代の頃は当時勤めていた会社の近くにあった美容院にお世話になっていました。

そこの美容院は、オーナーが北海道出身だからなのか?働いている美容師さんたちも北海道の美容師学校を卒業された方ばかりで、皆さんその美容院(東京)で何年も働いて(修行して?)、最終的には地元北海道に戻って自分で美容院を開業されることが多くて、私を担当してくれていた2名の美容師さんも何年後かに地元札幌に戻られました。

なので、美容師さんと言う職業は、経験を積んでベテランになると皆さん最終的な目標は「自分の美容院を開業すること」なのかな?っと思っていたので、今お世話になっている美容師さんも「独立されるのかな?」と私は心の中で勝手に思っていたのですが、カットしてもらいながら美容師さんが

「結婚とか出産でもう退職した美容師仲間がさぁ、『開業するなら付いて行くから!働いてあげるから!』って言ってくれるのよぉ。でも『絶対開業しないから!笑』って言ったわよ。笑」

なんて話を聞かせてくれたので、「美容師さんの最終目標は開業なのかと思ってた〜」と話をしてみたところ

「私は雇ってもらって働いてる方がいいや!緩くのんびり続けたいし(^^)でもしばらくは家でぐーたらするわ。」

とニコニコ顔でキッパリ。

なんか、彼女らしいなぁ〜って思っちゃいましたね。笑

 

なにはともあれ、私達夫婦としては信頼できる美容師んさんの退職は残念だけど、同い年の女性として思えば、これまで同じお店でずっと働いてこられたことも尊敬もするし、ここらで少し人生の休息ってものいいじゃん!とも思うしね。

これまでお世話になったことに感謝しつつ、ちょっとしたプレゼントと共にお礼を伝えたのでした。

でもまぁ、これからもこの町の指圧の治療院やお店などに通うらしいので、きっとまたどこかで会えるでしょう。

これからもお元気で!

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