今日は、応援しているクラブーチームの行く末についてあれこれ思うとあるおばさんサポの今の気持ちを書かせていただきたいと思います。
感謝とお別れ
先日8月31日(土)、台風の影響でまあまあな強い雨が降ったり止んだりしている中、スタジアムへサッカー観戦に行きました。
普段であれば、大きい台風が来ている時は電車が止まるかもしれないし、安全を考えてスタジアムへは行かずに家でDAZN観戦にするんですけど、この日は心情的にどうしてもスタジアムで応援がしたかったのです。
なぜなら、我が家が応援しているサッカーのクラブチーム(以下、クラブ)は、「クラブが発行する株式100%を外資企業に譲渡する株式譲渡契約を締結し、株式譲渡は2024年9月を予定している」と発表があったからです。
「株式譲渡は2024年9月を予定している」と言うことは、つまり、株式譲渡は9月1日かもしれないわけです。
そうなると、これまでクラブを支えてくれていた日本企業の元で試合が行われるのは8月31日(土)のホーム戦が最後になるかもしれないので、これまでの感謝の気持ちもあるし、最後のお別れの気持ちもあって、スタジアムで直接応援したかったのです。
願った棚ぼたが現実となる
我が家がこのクラブチームを応援し始めたのは、今からもう17~18年も前のことになります。
応援し始めて最初の9年間は、毎年毎年J2に降格しそうにっては、本当にギリギリで何とかJ1に残留すると言うのを繰り返していたため、うちのサポはずっと苦しい思いを強いられていました。
それでも応援は止めずに続けるし、何とかJ1残留するものですから、他のクラブチームのサポたちからうちのサポは「あんなに苦しいのに応援し続けられるあそこのサポはマゾだ」とか「毎年J2に落ちちゃうよ~落ちちゃうよ~って大騒ぎするけど落ちない『落ちる落ちる詐欺』」とか言われるようになっていたんですね。笑
でも、応援を続けて10年目で、いよいよ本当にJ2に降格してしまいました。
幸い翌年にはJ1に昇格出来ましたが、それから数年で再びJ2に降格し、今ではJ3です。
ズルズルとクラブが降格して行く中で、力いっぱい手をたたいて大きな声で選手のコールをして、全力でチャントを歌って跳ねて、どんなに一生懸命応援しても応援しても、負けて、勝てなくて。
それでも頑張って応援し続けたけど、いつまで経ってもどうしても勝てない、そんな時期が続いていた時は本当に心が病んでしまいそうになるほど苦しかったです。
元々、我が家がこのクラブを応援するきっかけになったのは「強いから」ではなくて、「お年寄りも子供も若者も、男性も女性も、皆が応援しに行ける穏やかなクラブの雰囲気」がとても気に入ったからでした。
それなのに、応援してもしても負け試合が続いていた時は、つい「マンチェスター・シティーいいなぁ・・・うちもどこかの大富豪が買収してくれたりしないかなぁ・・・」なーんて、棚ぼたを願ってしまったこともありました。
でも、クラブのオーナーが外資企業となり、私が願ってしまったことが、ちょっと現実となってしまったのです。
心中は意外にも複雑
オーナーの資金力で強いチームになれたらこんなに毎回負け試合を見て苦しくなることもないのに、なんてことを考えてしまいましたが、それが現実になるかもしれない今、おばさんサポの心中は意外にも複雑です。
チームカラーを変えられてしまうの?
マスコットも全く違うものになってしまうの?
今いる選手やスタッフたちはどうなるのかな?
今までみんなで大事にしてきたものを問答無用でガラリと変えられてしまいやしないか、ちょっと不安です。
それに、あくまでもしもの話ですが、潤沢な財力でマンチェスター・シティのようなことになったとしたら、観客やサポーターは今よりもずっと増えると思いますし、観客やサポーターが増えればクラブチームの収益につながることなので、それはとても良いことだと思います。
でも、観客やサポーターが増えれば、色んな人が観戦に来るようになるわけで、そうなると、おばさんサポが好きだった穏やかなクラブのスタジアムの雰囲気が姿を消す日が来る、かもしれない。
どこぞのクラブのようにお行儀のよろしくないサポも増えてしまう、かもしれない。
そうなってしまったら、なんか寂しいなぁって思っちゃう。
でも、もしもそうなってしまったら、その時はその時。
新しいスタートを切ったこのクラブに自分が合わなくなっただけ、と言うことだから、サポを辞めればいいだけのことです。
でも、出来ることならサポを続けたい。
だから、クラブの良いなと思っているところが、あまり消えてしまわないことを祈ります。
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