我が家には諸事情で未だに家の電話 （以下「家電」）があって、電話番号は夫が就職と同時にこの街に引っ越して来た時から使っているものです。
そして、その電話番号がNTTの電話帳に載ってしまっていた時期があって、結婚してから私が慌てて電話帳の掲載削除の手続きをしたんですけど、時すでに遅しでした。
個人情報が欲しい業者は、今みたいに個人情報の取扱いに厳しくなくて世の中のほとんどの家の電話番号が電話帳に載っていた古い電話帳を、今となっては貴重な情報源とばかりに後生大事に保管してあるみたいなんですよね。
なので、今の電話帳には我が家の電話番号は載っていなくても、古い電話帳がこの世に残っている限り、我が家の電話番号は削除出来ていないも同然と言うわけです。
そんなわけで、家電には勧誘の電話がかかってくることが多いです。
その内容は多種多様で、墓地墓石霊園の販売や、通信関係のプランのお勧めとか、時には個人名を名乗って「○○（同じ町内）の○○（個人名）と申します。本日は（宗教関係の）本をプレゼントさせていただきたく〜」なんてのもあってビックリです。
なので私は、家電にはほとんど出ません。
知り合いが電話をくれる時はスマホにかけてくれるし、もしも知り合いが家電にかけてきても、留守電に切り替わってそのままメッセージを残そうとしてくれれば私はその声を確認してすぐに家電に出ますし、そのことを両親だけでなく親しい友人知人は分かってくれているのです。
そして今日も昼過ぎに家電が鳴りました。
普通ならそのまま放っておくところなのですが、タイミング的に実家からかかってきたのかも？と言う可能性がチラリと頭をよぎり、念のために電話に出たんですね。
そしたらやっぱり、勧誘の電話でした。
ここでちょっと話が飛びますが。
これまで家電にかかってきた勧誘電話に私は何度も出てしまったことがあるのですが、すぐにこちらが「結構です。」と断っても、大抵の勧誘の人はかなりしつこいです。
そんな時、私はこれまで幾つかの作戦で切り抜けてきました。
まず最初にやったのは、勧誘の内容は無視して「あの、ウチの電話番号、どこで調べたんですか？」と聞く作戦でした。
勧誘の人にしてみれば、不意を突かれた質問と、一方的に電話をかけてきた後ろめたさからなのか？ 「あの・・・その・・・古い電話帳で・・・」と答えがしどろもどろになって、その事で訴えられても困ると思うのか？わりとすぐに電話を切ってもらえました。
でも最近は、そのような質問をされることが多くなったのか？こうやって答えなさい的なマニュアルを作ったようで「電話番号の下四桁を０００１〜９９９９までかけているんですよ(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ」 と、べつに貴方の家の電話番号を調べてかけたんじゃなくて偶然かかっただけよ的な返事をしてくるようになりました。
それが本当かどうかは分かりませんけど、はっきり言って、こざかしいです。
なので最近の私の作戦は、勧誘の電話と分かった瞬間に「私、今もの凄く忙しいの！」「もう家を出なきゃいけな時間なの！」的な感じを全面に出してすぐに電話を切るようにしていました。
そして話は戻りまして。
今日は不本意にも勧誘の電話に出てしまったのですが、自分が持っているクレジットカードの会社からだったので、念のために電話の内容に耳を傾けてみました。
でも結局は、クレジットカード会社がやっている保険の勧誘だったので、私は電話を切ろうと「保険はもう加入しているのがあるので結構です。」と丁重に断ろうとしました。
ところが今日の勧誘の女性がグイグイ系で、「ええ、でもですねっ！あーでもないこーでもない。」と話を続けるので、再び「他に保険に入る予定もないので、すみません。」と断っても、「しかしですねっ！今回は、あーでもないこーでもない。」と、一向に話をやめません。
「ベラベラベラベラ、ベラベラベラベラ・・・ベラベラベラベラ、ベラベラベラベラ・・・」
そして、そのまま勧誘の女性が私に口を挟ませまいとばかりにまくし立てて話し続けたので、
「ベラベラベラベラ、ベラベラベラベラ・・・」
なんだ？この人、私の言葉が聞こえないのか？
「ベラベラベラベラ、ベラベラベラベラ・・・」
そっか、電話の私の声が小さかったかな？
「ベラベラベラベラ、ベラベラベラベラ・・・」
それじゃ、ちゃんと聞こえるように・・・・
「けっこぉーーーでぇぇぇーーーすっ！！！」
まくし立てて話し続ける声を無視し、まるで道路の向こう側にいる人に話しかけるような大きな声で話してあげたところ、さすがにこの聴力が弱いであろう勧誘の女性の耳にもちゃんと私の声が届いたようで、一瞬黙りまして（笑）
「それでは・・・(°ㅂ°ꐦ)」と、やっと電話を切ってくれました。
ちゃんと聞こえるように家の中で叫んであげた私、優しいでしょ？ふっふっふ。
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