直感で見分けることが出来ない私

エッセイ

昨日は、私の唯一の飲み仲間といつもの定例会(飲み会)でした。

友人と夫から見た私の第一印象

彼女はいわゆる職場の同期だったのですが、働いている部署もフロアーも違うのに、なぜかお昼休みになるとフラリと私たちの部署にやってきては、少々会話に参加しつつも私の横で自分の持ってきた漫画を読みながらパンをかじっているような人でした。

当時の私は、そんな彼女の行動が不思議だったけど、彼女はそんな私の気持ちを知ってか知らずか終始マイペースで、私が退職するまでずっとそんな感じで過ごしていました。

そして気付けば、あれから23年。

年に2〜3回ペースで、未だに一緒に飲んでます。

近年になって彼女から初めて聞いた話では、職場で同期たちが初めて顔合わせをした時、彼女は私を見て

「この人なら話せる。」

と直感で思ったのだとか。

そして実は夫からも、私と初めて会った時の第一印象について、彼女と全く同じ事を言われました。

自分と合う人と合わない人の見分け方が分からない

ここで少し話が飛びますが。

私は初対面の人に対して、直感で自分に合う人と合わない人を見分けることが出来ないのです。

なので、しばらく関わってみた後に、第一印象がイマイチだなと思った人が実は自分と気の合う人だったりしたこともあるし、第一印象が良かった人でも実は自分と合わずに嫌な思いをしたこともあります。

どちらかと言うと、後者の方が圧倒的に多いです。

なので私としては、出来ることなら初対面の時の直感である程度見分けることが出来て、後者のパターンを避けることが出来たらいいな、と思うわけです。

嫌な思いをするのは、最低限に出来るものならしたいじゃないですか。

そして、話は戻りまして。

このように彼女も夫も、初対面で何となく自分と合う人か合わない人かを察することが出来るタイプの人みたいなので、「どうやったら見分けられるの?」と思い切って2人に聞いてみました。

友人と夫の答え

先日、まずは夫に聞いてみたところ

「う~ん…それは何となくだよ。」「何となく分からない?」

と逆に聞き返されてしまいましたが、それがどうにも分からないからこうやって聞いているのだとアレコレ話をして、しばし熟考した後に

「これって感覚的な事だから、それが今まで分からなかったなら、もう無理なんだよ、きっと。」

・・・確かに、そうかも。

例えば、凄い野球選手だった人が引退後に凄い指導者になれるわけではないのは、本人の優れた感覚的な部分を人に伝えることは難しいからであって、やっぱり感覚的な部分は自分でしか分からないものなのかもしれないな。

そして昨日、せっかくなので友人にも聞いてみました。

だけど、「直感なんだよ!」とか「オーラみたいな?」とか「雰囲気っちゅーか・・・」みたいな、何の参考にもならないお返事が。笑

しまいには

「君はそのままでイイんじゃね?(^^)/」

と、めっちゃ笑顔で答えてくれました。

自分なりに納得

私の何ともボヤッとしたこの質問に、23年前は何を考えているかよく分からなかった彼女が、適当っぽいけどわりと真剣にアドバイスをしてくれました。

そして夫も、かなり冷静にじっくり分析して答えてくれました。

そんな2人の意見を聞いて、私には初対面で自分と合う人と合わない人を見分ける力は無いんだろうなと、納得してしまいました。

やっぱりそうか、と。

でも、彼女も夫も私とは話せると思って話しかけてきてくれて今に至っているので、夫は悩めるおばさんを不憫に思ったのか?

「分かる人には分かる何か惹きつけるものが、なばなにはあるのかも?ね?」

なんて慰めてくれようとしました。

ちょっと気をつかわせてしまいましたね。笑

でも・・・私には相手のことが分からないのに、分かる人からは私の何かが分かってしまう?

だとしたら、それはちょっと・・・不公平な気もするな。

だけど、そのおかげでこの私と今でも付き合ってくれている2人がこうやって実際にいるのだから、まぁいいかな。笑

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