昨日は私の誕生日と言うことで、休暇を取ってくれた夫のご厚意でお出かけすることになりました。
行先も分からないまま出発
行先はシークレット。
どこへ行くのかも分からないまま「10時頃に家を出るから~」とだけ言われて、バタバタと身支度を整えて、ほぼ予定通りに家を出まして。
最寄り駅から電車に乗り、途中で乗り換えて、気付けば実家の最寄り駅がある沿線の電車に乗っていました。
・・・まさか、私の実家へ行くんじゃないよね?(^▽^;
と少々不安になった頃、「はい、降りるよ~」と夫に促されて下車してみると、そこは桜新町駅で、駅のホームでやっと本日の行先のネタ晴らしをしてもらいました。
少し前に私が「そのうちに長谷川町子記念館に行きたい~」と言っていたのを夫が覚えていて ⇩
さらに、誕生日を目前に「ああ、私、波平さんより先輩になっちゃう(・・;」とボヤいていたのを聞いて ⇩
「ならば、なばなが波平さん越えをする誕生日には長谷川町子美術館へ連れて行こう!」と思ったらしいです。
そんなわけで、私は波平さんの先輩になるや否やその日のうちに念願の長谷川町子美術館へ行くことにまりました。笑
きさらぎ亭
桜新町駅へ着いて、まず向かったのは、夫が調べてくれていた私好みの定食屋さんでした。
お店の名は「きらさぎ亭」です。
駅前のサザエさん一家の銅像の前を通って隣駅の用賀方面に向かって真っすぐ歩くこと5分、きさらぎ亭に到着しました。
桜新町の町で愛されて40年の歴史あるこじんまりとした可愛らしい定食屋さんで、元々あったお店は建物の老朽化で撤去が決まり、移転費用の一部をクラウドファンディングで協力を得て、今のお店に移転されたとのことです。
平日だったのと、お昼の時間より少し前に到着したので、待ち時間もなくスムーズに入店できましたが、12時少し前頃からお客さんが続々と来られ、あっと言う間に店内は満席になっていましたね。
早めに来ておいて良かった・・・
そして私は、アジフライ・ハンバーグ・コロッケが乗った「トリオ定食B」をチョイス。
夫はお店の人気メニューのエビクリームフライ定食をチョイスしまして、お互いおかずをシェアしていただいてみました。
どれも家庭的な味で、私、一気にこのお店のファンになりました!
そして、きさらぎ亭さんのメニューはご覧の通りボリューム満点です。
注文をする時にお店の方から「かなりボリュームがありますが、ご飯の量はどうされますか?」と聞いてもらえたので、私は「少なめでお願いします。」と注文しました。
そして、確かに夫の定食のごはん茶碗よりひとまわり小さいごはん茶碗にしてくれてありましたが、それでも、普段家で食べているご飯の量の1.5~2倍ほどのボリュームで、おかずはどれも美味しいのでご飯もぱくぱくと食べれてしまいましたが、食べ終わってお店を出る時には「く、苦しい・・・(^^;」
お相撲さんのように腹をパンパンと叩いてしまうほど満腹満足なお昼ご飯となりました。
お店に連れて来てくれた夫、そして美味しい料理を食べさせてくれたきさらぎ亭さん、どうもごちそうさまでした♪
長谷川町子美術館 と 長谷川町子記念館
きさらぎ亭さんで美味しい昼食を済ませ、再び桜新町駅前の方まで戻りまして。
サザエさん通りに曲がって、真っすぐ7~8分歩いた閑静な住宅街の中に長谷川町子美術館はありました。
「長谷川町子美術館」
ところで、サザエさんなどの作者である漫画家の長谷川町子さんの美術館は、「長谷川町子美術館」と分館の「長谷川町子記念館」の2つの建物がありまして、道路を挟んで向かい合わせで建っています。
美術館の方は、長谷川町子さんとその姉が収集した美術品・工芸品や、長谷川町子さんご本人の芸術作品を展示する、東京都世田谷区の美術館です。
そして記念館の方は、長谷川町子の作品世界や生涯を紹介する常設展示で、1階にはカフェやショップなどがあり、のんびり休憩したり、可愛らしいオリジナル商品の数々を購入することが出来ます。
到着して、「さて、どちらから見ましょうかね?」と思っていたところ、このような看板が立っていました。
『チケットは美術館で販売しております』とのことなので、まずは美術館の方から見て回りました。
長谷川町子さんとその姉妹の方が、有名無名を問わずいいなと思った作品を集められたとのことで、その収集の仕方が素敵だなと思いましたし、個人的に見ていて飽きない作品が多かったです。
それに、私としては長谷川町子さんとなれば漫画家としての一面しか存じ上げませんでしたけど、ご本人が漫画ではない芸術作品も残されていて、素人目に見ても素晴らしい作品ばかりで驚きました。
続いて、記念館の方へ移動すると、そこは入った瞬間からサザエさんワールド!
アニメでしか見たことが無い磯野家のあの茶の間があったり、
カツオくんがチョークでいたずら書きをしていた木の壁があったりして(来場者もいたずら書きが出来ます!)、一気にサザエさんの世界にどっぷりです。笑
長谷川町子さんが歩んできた漫画家としての道を知れば知るほど、戦中戦後にこのような子供たちの夢を絶やさないでくれた方がいたことは、本当に素晴らしくて良かったなと感じましたし、子供の頃から当たり前のように放送されているサザエさんという漫画が、改めて凄いと言うか、愛おしくなりました。
こうして長谷川町子さんとサザエさんの世界を存分に味わった後は、1階のカフェで休憩です。
ここでは番号札ではなく「サザエさん」とか「ワカメちゃん」などサザエさんの登場人物の名前の札が渡されて、注文したものが出来るとその名前で呼んでくれます。
ちなみに私はサザエさんの札をいただいていたので、「サザエさぁーん!サザエさぁーん!」と呼ばれてドリンクを取りに行き、ほんの一瞬、私はサザエさんになった気分になりました。笑
夫は、珈琲。
私は、長谷川町子さんがほぼ毎日のようにハーフカットのパパイアを食べていたと知って、その姿に思いを馳せてパパイヤサイダーにしました。
そして、購買部で買ったお土産は、豆皿です。
色んな絵柄があって全部欲しくなってしまいましたが、今回はサザエさんの絵柄の2枚に絞りました。
カワエエ~~~♪
そして、本当はポスターも欲しかったのですが、思いのほかサイズが大きくてですね、ポスターはともかく額縁を持って帰るのが大変なので(帰りに新宿に寄ることになっていたので)、今回は諦めました。うう。
そんなこんなで、夫のおかげで思いがけず「サザエさん」な誕生日となりました。
1日中ずっと見て回っていられるほのぼのとした美術館&記念館で、行けてよかった!
とっても楽しかったです(*^-^*)
そして今日は、長谷川町子さんとサザエさんの世界の余韻を楽しみながら、長谷川町子さんの漫画を読んでおりまする。
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