日本人なら誰でも分かることではありますが、「昭和生まれ」とは、日本の元号が「昭和」だった1926年12月15日~1989年1月7日までの期間に生まれた人のことです。
そして私は1970年生まれで学生時代まで昭和で生まれ育ってきたので、私的には昭和ど真ん中世代だと思っていたんですね。
ところが、ネットであれこれ見ていたところ、戦中戦後の大変だった昭和を知らなくて、バブル期の昭和も謳歌していない70年代~80年代生まれの人は、「昭和世代」と呼ぶにはちょっと弱くね?みたいなイメージがあるみたいです。
昭和のガチもんの酸いも甘いもかみ分けた人こそが、昭和世代と言うに相応しいイメージなのかもしれませんね。
となると、私より一世代か二世代くらい上の人がほんまもんの昭和世代と言えるのかな。
そして私は、戦中戦後を知らないで育った世代なので、戦争を経験した世代の方にはとても申し訳ないけれど、戦争を知らない世代に生まれることが出来てとても幸運だったなと思ってしまいます。
だけど、バブル期も知らない世代です。
私が地味に学生をしている頃に、大人たちが、企業が、世の中がバブルで華々しく輝いていて、いざ社会人になる頃にはバブルがはじけて終焉をむかえていて、地味な世の中まっしぐら。
そしてそこから、失われた30年ですよ。
働いても働いてもずっと景気も良くならず、お給料も上がらず、それなのに「もう年功序列は止めよう!」みたいな世の中になり、長年勤めて頑張ってきたとて歳を取ってきたとて頑張り続けないと役職もお給料も上がらなくなり。
若者たちからパワハラだとか老害だとか言われかねないから、上司の方が気を使いまくるこのご時世。(まあ、若者たちが反撃できる術があることは良いことかもだけど。)
酸いを知らずに済んだ、けど、甘いも知ることが出来なかった、私の世代は私の世代なりの「なんだかなぁ~…」があるわけです。
だとしても、私には「昭和のこの時代に生まれて良かったかも…」と思うことがあります。
それは主に、子供の頃のことですね。
体操着がブルマだったのは最悪でしたけど(--*(今の世ならセクハラになりますよね?)、昭和って良くも悪くもゆるかったんです。
友達の家に遊びに行ったり友達が遊びに来たりすると、その家のお母さんがお菓子とかジュースとかアイスなんかを出してくれて、みんなで楽しくワイワイ飲み食い出来ましたから。
今はアレルギーなどの問題があるからと、子供たちは其々のおやつを持参して友達の家に遊びに行くらしいと知って、そんなにも細心の注意を払って暮らさなきゃならないのかと思うと、大変だなぁと思ってしまいます。
あと、子供の頃にケータイやスマホが無かったことも、良かったと思っています。
特に私みたいなズボラな人間には、学校の友達とかから毎日のようにLINEがきて、すぐに返事をしないと既読スルーとか言われちゃうなんて、無理過ぎます。
「返事が遅くてムカつく!」とか言われて、ハブられてたかもって思っちゃう。笑
ケータイやスマホが無く、学校と家での生活がはっきりと区切れる環境であったことは、私にとっては幸いだったなと思います。
それに、ケータイやスマホが無かった時代だからこそ、友達と交換日記とか文通なんて風流なことも経験できましたからね。
あの頃は時間の流れが穏やかだったなぁ~と、しみじみ感じます。
昭和生まれが感じる昭和生まれの良し悪しのお話でした(*^-^*)
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