20代の頃の自分の言葉がワープして現れた日

エッセイ

とりたてて急ぐ話でもなければ大した話でもないのですが、私は最近「さて、どうしたもんかなぁ…」と思っていることがありまして。

今日も、ベランダで洗濯物を干したり植木に水をやったりしながら、何とな~く空を見上げ、青い空に浮かぶ雲を眺めながら「さて…」と無意識レベルでぼんやりと頭の中で考えていました。

するとそこで、私の頭の中に、まるで昔の記憶のトンネルのはるか向こう側からシュッ!とワープして現れたかのように

「迷っているうちは、たぶん、決めようと思っても決められないよ。笑」

と言う言葉が頭に浮かんだのです。

この言葉、覚えてる・・・けど、何だったっけ?

そして割とすぐに、これは私が20代の頃に私が同級生に言った言葉だったのを思い出したのです。

 

当時、私は新卒で就職した会社から転職を経験していたのですが、同級生は新卒で就職した会社で働き続けていました。

キャリアを積んで昇進を目指すのであれば、おそらくその会社でそのまま働き続けた方がいいけれど、なかなかに大変な職場でもあったようで、転職をするなら少しでも早く20代のうちにとも考えていたようで、彼女はけっこう迷っていたみたい。

なので、一緒にご飯を食べに行った時に少し相談されたわけなんですけど、私と彼女は職種が全く違ったので、私が「こうしてみては?」などのアドバイスが出来るはずもなくて、ただただ話を聞いてあげることしかできなかったんですけど、ただ1つ、私の経験談として言えることがあるとすれば、それが

「迷っているうちは、たぶん、決めようと思っても決められないよ。笑」

だったのです。

 

彼女が転職しようかどうか迷っている姿は、2年くらい前の私の姿でした。

私も新卒で就職した会社を辞める前は、けっこう悩みに悩みましたからね。

結局、転職しようか悩み始めてから、会社を辞める決心がつくまでに、1年くらいはかかってしまいました。

なぜそんなに時間がかかってしまったのか?

それは、私はやっぱり「どうしようかな?」と迷っている間は、どんなに「答えを出そう」とか「決めよう」と思ったり考えていたりしても、「迷っている最中」なので、答えは出なかったのです。

無駄に悩んで、無駄に時間を費やしても、「迷っている最中」は決めきれませんでした。

だから、私に相談してきた友人はまさに「迷っている最中」だったので、私自身の経験をもとに「迷っているうちは、たぶん、決めようと思っても決められないよ。笑」なんて話をしたのでした。

 

で、この話には続きがありまして、私はこの時、こんな話も友人にしました。

「私も退職する前はずっと悩んでたんだけど、悩んでいるうちは、結局決められなかったんだぁ。」

「でも、あんなに悩んでも考えても決められなかったのにさ、ある日、本当になんてことない時にふと「あ、もういいな。会社辞めよう。」って思ったのよ。」

「前触れもなく「会社辞めよう。」って思う時が来てね、どうして急にそう思ったのかは自分でも分からないんだけど、「自分の中で自然に決心がつく時は来る」のかもしれないな、って思ったんだぁ。笑」

と、なんとも漠然とした自分の経験談を話したのです。

 

そんな話をして、彼女はしばらくは同じ会社で働き続けていたのですが。

それから1年くらい経った頃だったかな、彼女から久しぶりにお誘いがあって一緒にご飯を食べに行った時に

「なばなちゃんの言ってたこと、本当だった。」と唐突に言われて、「・・・へっ(??)」となった私でしたが、

「私さ、会社辞めることにしたんだぁ。」

「でね、仕事中に何も考えずにちょっと空を見上げたらさぁ、急に「あ~、会社辞めよう~」って思ったの。本当に急にそう思ったんだぁ。」

「で、なばなちゃんの言ってたこと本当だったわぁ!って思って、なんか、笑っちゃった!」

とのことでした。笑

アドバイスになったのかどうかも分からない漠然とした私の話でしたが、そんな話を「なんじゃそりゃ?」と思わず心にとめておいてくれた彼女が、スッキリと自分の中で決心をつけることが出来たことは、本当に良かったなぁと思いましたね。

 

で、そんな20代の頃の私の言葉が、とりたてて急ぐ話でもなければ大した話でもないことで「さて、どうしたもんかなぁ…」と思っている私の頭にワープして現れたのです。

・・・そっか。

そうだよね。

ふっふっふ。

スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました