昨年の今頃のことでしたが、何を思ったのか?夫が突然「栗の渋皮煮を作ってみる~」と言い出しまして、もちろん作り方なんて知らなかったのでネットでレシピを検索し、「みんなのきょうの料理」の大原千鶴さんのレシピを参考にさせていただき ⇩ 初めて作ってみました。
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昨年初めて作った栗の渋皮煮のこと
初めてのチャレンジだったので、最初はとにかくレシピに忠実に作業を進めることにしました。
栗の渋皮煮は綺麗に渋皮を残す状態で鬼皮をむくことが最大のポイントとのことで、慎重に慎重を重ねて鬼皮をむく作業を進めて、もうこれ以上の慎重はないよ~ってくらい慎重に作業したんです。
でも、私の不器用さ加減が半端なくてどうしても渋皮が栗から剥がれてしまいがちで(^^;途中で鬼皮のむきかたを試行錯誤して変えてみたりもして、めちゃくちゃ時間がかかってしまいましたが、何とか全部の栗の鬼皮をむき終えました。
こうして、やっとこ全部の栗の鬼皮がむけたものの、渋皮が栗から剥がれてしまった部分があると煮ている途中で栗がホロけてしまうとのことだったので、渋皮が剥がれた部分が大きかった栗は分別して栗ご飯にして食べました。
そして、綺麗に鬼皮がむけた栗と、渋皮の剥がれが比較的小さかった栗を、最終的に渋皮煮にしたのでした。
鬼皮をむいた後は、レシピを参考にしてアク抜きで数回茹でこぼし、最後に砂糖を加えて煮込んで完成です。
こうして何とか完成した初めての栗の渋皮煮は、渋皮が少しくらい剥がれてしまっていても心配していたほどホロけなくて、綺麗に仕上がってくれてホッとしました。
今年の栗の渋皮煮のレシピ
こうして、昨年は分からないなりにレシピを見ながら頑張って栗の渋皮煮を作ってみたわけですが、「百聞は一見にしかず」と言った感じで1度作ってみたから何となく「ここはこれくらいで大丈夫だな」みたいなポイントも分かったので、今年はある程度は栗の様子を見ながら自己流で作ってみました。
材料
材料は「3つ」です。
- 栗
- 砂糖
- 食用の重曹
栗の量は鬼皮付きのままで800g程度だったので、鬼皮をむいた状態の栗で700gくらいだったと思います。
そして砂糖の量は、一般的な栗の渋皮煮のレシピだと栗1kgに対して砂糖は800g程度が適量みたいなので、栗700gであれば砂糖はだいたい500~600gになると思いますが、夫の「甘さ控えめ」という希望があって今回は砂糖は400gで作りました。
ちなみに、私は上白糖を使わないので家に上白糖が無くて、ラカントで作るのもちょっとね…ってことで、残っていた素焚糖を使いました。
上白糖で作るよりも少し甘さの風味が変わると思いますが、以前、夫が素焚糖でプリンを作って気にならない美味しさだったので問題無いねと判断しました。
手順① 鬼皮をむく
熱湯で栗を1分ほど茹でて鬼皮を少し柔らかくしてから、鬼皮をむきます。
とにかく渋皮を綺麗に残すことだけに全力集中で、鬼皮をむきます。笑
手順② アク抜き
鍋に水と重曹小さじ1程度を入れて、そこに鬼皮をむいた栗を入れ、強火にかけて沸騰したら中火にして、約10分間茹でます。
水が珈琲のような色になってアクが出たところで、鍋ごと流し台に移し、鍋に蛇口から温水を加えながら(一気に冷やすと栗が割れるらしいです)鍋の中を新しいお湯にかえます。
手順③ 渋皮の繊維を取り除く
手順②の「鍋の中を新しいお湯にかえる」このタイミングで、渋皮に残っている大きな筋を竹串を使って取り除いたり、細かな繊維は栗の表面を優しく指でこすって取り除くきます。
これ、非常に大事な作業です。
余計な繊維を取り除くことで、食べた時に口の中の異物感がなくなり、滑らかな渋皮煮を食べれるのです。
手順④ ②と③を繰り返してから、重曹を取り除く
今年は、このアク抜きの手順②と手順③を3回繰り返し、しっかりアク抜きをして、しっかり余分な繊維を取り除きました。
最後に、重曹の成分を栗から抜くために、重曹を入れていない真水を沸かしたお湯で10分ほど茹でてから、お湯を捨てます。
手順⑤ 砂糖を入れて煮込む
鍋にアク抜きをした栗を入れ、栗が浸るほどのヒタヒタの水と、砂糖の半量を入れ、落としぶたをして、火にかけます。
煮立ったら弱火にして5分間ほど煮て、残りの砂糖を加えて、再び落としぶたをして、さらに10分間ほど煮ます。
後は、火を止めて、栗を鍋に入れたまま冷まし、しっかり栗と煮汁が冷めたら、煮汁と一緒に保存容器に移して完成です。
保存容器を冷蔵庫で保管すれば、より安心して保存できます。
今年の栗の渋皮煮のお味はいかに!
今年も鬼皮むきにはだいぶ苦戦して、ちょいちょい渋皮が剥がれてしまいましたが、やっぱり今年も心配していたほど煮崩れたりはしなくて、まあまあ綺麗に仕上がってくれたのではないかと思いました。
お味は、手作りのお菓子の醍醐味でもある甘さの調節が出来て、甘過ぎずにほんのり甘いシロップに栗がしっかり漬かってしっとりとした食感。
栗の美味しさをしっかり味わえる渋皮煮になりました。
秋ならではの美味しいおやつ、1粒ずつゆっくり味わうとしましょう♪
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