今日は、我が家の先代の愛犬がいた時に散歩で顔見知りになった犬友さんと偶然会って、ちょっぴり立ち話になりました。
その方と初めてお会いしたのは、我が家の愛犬も、犬友さんの先代のワンコさんも元気だった頃で、今は我が家は猫くんをむかえ、犬友さんはやんちゃな2代目の男の子のワンコさんをむかえて若干振り回されながら楽しく暮らしていらっしゃいます。
お互いの今の小さい家族の話をしたり、犬と猫の薬の飲ませ方の違いなどの話をしたり、先代の愛犬たちの思い出話をしたりしているうちに、我が家の先代の愛犬が心臓病で闘病したことを打ち明けたところ、(過去記事「愛犬の心臓病闘病記」参照 ⇩ )
「犬も高齢になってくると色々病気が出てきてしまうわね。ウチの前の子も心臓病だったんですよ。」
と、話を聞かせてくれました。
犬友さんの先代のワンコさんが心臓病だと分かった時はもうすでに高齢で、動物病院の先生からは手術はあまり勧められなかったそうなのですが、やっぱり親心で何とか治してあげたい一心で手術をお願いしたそうです。
でも残念なことに、手術のために胸部を開腹したものの手の施しようもない状態だったとのことで、先生の判断で心臓の手術は続行せず、そのまま胸を閉じたのだそうです。
そしてその後、開腹の傷を痛がってとても可愛そうだったと。
その傷が直接の原因だったと言うわけでなないけれど、そのまま少しずつ弱って亡くなってしまったとのことでした。
その時の犬友さんの心中は相当複雑だったようで、「その後は、もう犬は飼わない…と思っていたんだけど…」と言いながらちょっと寂しそうな顔をされましたが、気を取り直したように「でも、犬がいない生活が無理で、寂しくて耐えられなくてね(^-^;」と、3か月後には2代目の今のワンコさんを家族としてむかえたのだと話してくれました。
我が家の愛犬も心臓病だと分かった時には高齢で、手術代だけで200万円と高額であることもあって、我が家は手術は選択せず対処療法で自然に任せて暮らしてもらうことを選択しました。
でもね、「手術を選択して治るものなら治してあげたかった」犬友さんの気持ちも、とっても分かります。
痛いほど分かります。
私たち夫婦も当時は手術の件は相当悩みましたので。
ただ、犬友さんも私たち夫婦も先代の愛犬とのお別れを経験したから分かります。
小さい家族のために何を選択してあげるのが正解かなんて、誰にも分からないですしね、正解も決まってもいないですしね。
飼い主と言うものは、何をどう選択しても、その子のためにみんな一生懸命なんだなと思ったのでした。
そして、何をどう選択したとしても「あの時こうしてあげれば良かったかな…」と必ず後悔は残ってしまうと思うし、必ずお別れの寂しさも経験してしまいます。
それでも、小さい家族の一生を引き受けて最後まで見届けてあげることが、飼い主の責任と言うものなんじゃないかなと思います。




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