私たち夫婦には子供はいませんが、そのことで自分たちが悩んだり悲しい気持ちになったことは正直これまで一度もなかったことと、夫の両親からも私の両親からも「孫の顔が見たいわぁ~」的なことを言われたことも詰め寄られたことも無かったのは、幸いだったんだろうなと思っています。
それでも、子供を産み育てるのであればそろそろギリギリかなぁと思う年齢に自分が差し掛かった時に、子供を産み育てるか、このまま夫婦2人で暮らしていくか、ちょっとは考えたことはありましたよ。
ただまあ結局のところ、何が何でも子供が欲しいわけでもなかったし、何が何でも夫婦2人で暮らしたいわけでもなかったし、本当にどちらでも良かったので、自然に任せて暮らしてきた延長線上に今の私達の暮らしがあるって感じですね。
そんな子供はいない私には、子育てをされた方よりも「親の気持ち」が分からない部分が多いと思うんです。
子育てをされている方がよく「自分が母親になって子育てをしてみたら、こんなに大変なんだって分かって、親が自分を育ててくれた大変さが分かったし、そう思うととてもありがたいです。」みたいなことを言われるじゃないですか。
もちろん子育てはそれはそれは大変だろうなぁとは頭では分かっているつもりですけれど、子育てを実際にされた方が実感したその気持ちは、子育てを経験しなかった私には分かり切らないものだと思います。
だからもしかしたら、私の両親が私にかけてくれた愛情とか親の気持ちとかに対して、娘の私は「親の心子知らず」なまま50代になっているのかもしれませんね。
そう思うと、「子育てを経験しなかった」=「大人になるステップを1つすっ飛ばして歳をとった」みたいな気持ちにちょっとなってくるわけなんですけども(笑)、それでもいいんじゃないかなと思えてしまう理由が私にはあります。
私の母は毒親で、私は毒親育ちで、たぶん普通の親子関係のご家庭ではあり得ないような言葉を数えきれないほど母から浴びせかけられながら育ってきました。
例えば、残業して少し帰宅が遅れれば帰宅と同時に「っとに、お前はどうしようもないヤツだよ!この、ふしだらなヤツめ!仕事とか言えば済むと思いやがって!家から出れば何をしても分からないと思って!いい加減にしろっ!ここまで育ってやったのに、恩も忘れて、この恥さらしがっ!」 と言われたり。
若い頃は生理痛が酷すぎて毎度倒れ込む勢いだったので、社会人になってから一人で婦人科に行って検査を受けてきたら、「お前なんて、どうせ子供の1人や2人はおろしてるんだろっ?きっとおろしてるんだ、お前はっ!」と言われたり。
社会人として一人の人として成長する私に365日イライラを募らせていた母から、ある日突然「死んでくれ!頼むから死んでくれっ!」と言われたり。
およそ母が娘にかける言葉とは思えませんでしたし、どうしてそこまで言われなければならないのか私には理解できませんでした。
でもね、私は自分以外の人に「頼むから死んでくれっ!」とか言うような人間になんてなりたくないですし、これからもなるつもりはさらさらありません。
だとしたら、そんな母(親)の心なんて、分からなくていいじゃないですか。
結構毛だらけ猫灰だらけ、毒親育ちは、親の心なんて子知らずで結構なんですよ~。笑
世の中の毒親育ちのみなさん、毒親の心より、自分の人生、自分の心を大切に生きましょうねー!



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