こんなことを声を大にして言うのもなんですが、私は鼻が高くないです。
「日本人だから」と鑑みたとしても、鼻が高くないです。
若い頃は、外国人の方の目鼻立ちがハッキリしている容姿に憧れる意味で「私も鼻が高かったらいいのになぁ~」なんて思ったものでしたが、今はなんつーか、もっと切実な願いとして鼻が高かったらいいのにと思っているのです。
鼻で呼吸したい
通年でアレルギー(蕁麻疹)を抑える薬を服用している私ですが、それでも、杉花粉のこの時期になると花粉症で目の痒みやくしゃみ鼻水鼻づまりの症状が出てきます。
特に鼻炎が一番苦痛で、酷くなると鼻の奥の粘膜が腫れて鼻の穴を塞いでしまう、と言ったら花粉症ではない人にも分かってもらいやすいかな。
目と目の間の少し下にある鼻の骨の内側辺りの粘膜が熱を持って腫れあがり、鼻の穴が狭まって呼吸しづらくなる、もしくは完全に鼻の穴が塞がって口呼吸になってしまうのです。
でもそんな時に有効な方法があって、「鼻の骨の上を親指と人差し指でつまんで」→「キュッと引っ張る」と疑似で鼻が高い人なり、鼻をつまみ上げている間だけブリーズライトと同じ効果で鼻の穴もキュッツと広がり、鼻で呼吸が出来るようになるのです。
こうすると鼻で呼吸が出来る気持ちよさを一瞬だけ味わうことが出来るのですが、でもまぁ、四六時中鼻をつまんで引っ張っておくわけにもいかないので(^^;ほんの一瞬の気休めにしかなりません。
なので、私、考えました。
もしも私の鼻が外国人の方ばりに鼻が高ければ = 鼻をつまんで引っ張っている時と同じくらい鼻の穴も広くなり = ちょっとくらい鼻の中の粘膜が腫れあがったところで鼻の穴が詰まったりしないのではなかろうか?
杉花粉にも負けずに鼻で呼吸が出来るくらい、私は鼻が高くなりたいと思うのです。
この私の「鼻が高ければ鼻が詰まることはないだろう説」、どうなんだろう?
鼻がメチャメチャ高い人に聞いてみたいです。
鼻血ブー
そしてもう1つ、私が鼻が高かったらなぁ~と思った出来事がありました。
以前、総合病院で大腸と胃の内視鏡検査を受けた時のことでした。
お恥ずかしながら私は大腸も胃も内視鏡検査はその時が初めてだったので、きっと相当しんどいだろうなぁと気が重かったのですが、幸いなことにその時の胃カメラは口からではなく鼻からだったので、夫からは「鼻からの胃カメラは全然楽だよ」と聞いて、「ああ良かった~楽なんだ~(^^♪」と思っていたのです。
ところが現実は、鼻からとは言え胃カメラは胃カメラで、喉を機材が通る時に吐き気が込み上げてきて2~3回ほど「オエッ…」となってしまい、上半身が動いてしまいました。
それでも何とか耐えて無事に人生初の胃カメラの検査を終えることが出来てホッとしたのですが、最後にちょっとしたアクシデントが。
内視鏡検査を終えて、更衣室で検査着から私服に着替えていたら、突然の鼻血ブー。
胃カメラを右の鼻の穴から入れたので、右の鼻からの出血でした。
急いで鼻にポケットティッシュを詰めて、ウェットティッシュで手を拭いて、着替えるだけ着替えて清算のためにとりあえず1階にある受付まで行ったのですが、出血量が凄すぎて鼻に詰めていたティッシュから鼻血が溢れてマスクが血まみれになっていて、さらに、着ていたシャツとジーンズにも鼻血がたれて血に染まり、その姿はまるでたった今事件を起こしたばかりの殺人犯さながらでした。
その姿を見た受付の人たちが騒然となって、受付の人が血まみれになったマスクやティッシュを入れるビニール袋をくれたり、内視鏡検査の先生に連絡が行き、沢山の会計待ちの患者さん達の前で大騒ぎにさせてしまいました。
結局、その総合病院には耳鼻咽喉科は無くてしばらく座って様子をみていましたが、一向に鼻血が止まらず、かと言って歩いて帰るにはカオス過ぎる姿だったので(笑)、病院前に待機しているタクシーの運転手さんに事情を説明して血まみれのままタクシーに乗せてもらって、何とか帰宅したのでした。
帰宅後もしばらくドバドバと鼻血は出続けて、30分ほど横になっていたらやっと止まってくれましたが、その時も私の頭の中に浮かんだのは、上記と同じく、もしも私の鼻がもっと高かったら。
もっと私の鼻が高かったら = 内視鏡もすんなり鼻の中を通ってくれて = オエッともならず = こんなに大出血の鼻血ブーにならなかったのでは?
そう思いましたし、鼻が低いがゆえの弊害ってやっぱりあるなって実感したのでした。
∴ 私は鼻が高くなりたい。
切実な願いなのです(^-^;
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