私は両親に、ちゃんと食べさせてもらって、洋服も着せてもらって、学校にも行かせてもらって、生活面では苦労せずに育ててもらったことは、本当にとても感謝しています。
でも、一生消えることはないであろう心の傷を負ったほど、苦しくて悲しくてつらかった毒親育ちでもあります。
出来ることなら、やっぱり私も家族の温かさとか親の優しさを感じながら育ちたかったなって、今でも思ったりします。
ただ、もしかしたら?の話なんですけど、私は自分で選んでこの父と母の娘になったのではないか?と頭の片隅で思ったりしているのです。
最近では「親ガチャ」なんて言葉もありますけど、その一方で「子供たちは自分で親を選んで生まれてきている」なんて不思議な話を耳にしたこともあります。
子供たちは、生まれてくる前はみんなで空の上にいて、「このお父さんとお母さんの子供になりたい」と思える人を見つけた子から、順番に地上に降りて行くんですよ、みたいな。
そんな都市伝説的な話を聞いた時、たぶん多くの人はただの不思議な話として「へぇ~」くらいな感じだと思うんですけど、私は心の中で「・・・やっぱりそうなのかな。」と思ったんですよね。
実は、私にも思い当たるような記憶があるからです。
ただまぁ、これは私の生まれてくる前の記憶とかではなくて、子供の頃にでも寝ボケて見た夢の記憶かもしれないので、ただの雑談程度の話と思って読んでいただきたいです。笑
この謎の記憶は、私が空から町並みを見ている映像から始まります。
記憶に残っている映像をそのまま表現すると、時刻は夕方か夜かな。
グーッとズームアップするように、とある1軒の家を見ます。
平屋の一軒家で。
視界は家に近づいて、10メートルくらい上から見下ろしている感じになります。
屋根を通り越して家の中が透けて見えていると言うか、住宅模型を上から見ている感じです。
台所に立ってご飯を作っている女の人、その近くに男の人もいて、私はその2人を見ながら
「どうしようかな・・・」
「寂しいかな・・・」
「でも、ここなら、ちゃんとご飯も食べさせてもらえるし、不自由なく育ててもらえるから、いいかな(^^)」
なんて思っているところまでが、私の記憶に残っている映像です。
ほんと、ただの夢だったかもしれないので、確かな事なんて何も無いんですけど(^^;
仮に、これがもしも?私が生まれてくる前の記憶なのだとしたら?私は十中八九、自分で両親を選んで生まれて来たことになるなぁ~とも思うんですよね。
寂しいかな・・・と迷いつつも、不自由なく育ててもらえることを選んだと言うことは、私は生まれてくる前から、毒親育ちで寂しい経験をすることも承知の上で生まれてきたと言うことになるのではないかと。
まさかね、と思う自分と、妙に現実とリンクする謎の記憶のリアルさと。
答えは分からずじまいです(^^;
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