猫を見たい業者さん

小さい家族

今日はマンションの設備点検があって、点検業者さんが各世帯をまわり、家の中の設備の点検作業が行われました。

っと言うわけで、日頃から家の中の整理整頓がこまめに出来ていない私は、今日みたいに誰かが家の中に入る日はもぉ~、朝から大騒ぎです。

夫を会社に送り出してから、エプロンの紐をキュッとしめて、いざ、戦闘開始。

燃えるごみ・ダンボール・プラごみ・紙ごみ、ごみ捨て3往復!

家の中のあちこちに散らばっている郵便物や書類を集めて片付けて!

同じく家の中のあちこちに散らばっている猫くんのおもちゃを回収して片付けて!

洗濯機を回して、洗濯物を干して!

布団をたたんで、押し入れにドリャァっとしまって!

掃除機をかけてから、ハンディーワイパーで部屋中のホコリ拭き!

自業自得でしかありませんが、大忙しだったのなんのって(@@;

こうして何とか無事に片づけを終えましたが、ジョギングでもしてきたの?と聞かれてしまいそうなくらい汗だくになっていたので急いでシャワーを浴びて汗を流し、12時半くらいにちゃちゃっとパスタを作って昼食を済ませ、食器を洗い終わったタイミングで玄関のインターホンが鳴りました。

ふぅー、ギリギリセーフ・・・

 

そして、テレビドアホンに出て業者さんたちに

「すみませーん、今、猫をケージに入れるので、ちょっとお待ち下さーい!」

と伝えると

「はーい!」

と了解してくれたので、急いでリビングでくつろいでいた猫くんの所へ行くと、何かの異変に気付いたらしき怖がり猫くんが焦りまくって右往左往していて、少しだけ襖が開いていた和室の押し入れの中に飛び込んでしまいました。

押し入れの中を見ると、収納しているバンカーズボックスの奥の方まで入り込み、じっと身を潜めていて引っ張り出せるような状況ではなかったので、仕方ないので、そのまま押し入れの中に籠城していてもらうことにして、押し入れの襖をピシャリと完全に閉めてから急いで玄関へ向かい、業者さんたちに家の中に入ってもらうことにしました。

 

そして玄関を開けると、点検に来てくれた業者さんの1人は女性、もう1人が男性で、この男性の業者さんが何かスポーツをされているのかな?と思うくらい背がもの凄く高くて若い方で、ちょっとビックリ。

身長152~3cmしかない私はのけぞるように見上げながら玄関越しに挨拶をして家の中に入ってもらうと、その背の高い業者さんが開口一番

「猫ちゃんは大丈夫ですか?(^^)」

と気にかけてくれたので、ケージには入れることは出来なかったけど大丈夫だろうと思い

「はい、大丈夫…です(^^;」

と答えると、テキパキと点検作業を開始してくれまして、女性の業者さんは玄関で作業をして、背の高い業者さんの方が家の中に入って作業を進めていました。

そして、猫くんのケージが置いてある猫くん部屋へ入った時に、チラッとケージの方に目をやり。

次にリビングに入った時に、窓辺にあるキャットタワーの方にチラッと目をやり。

和室に入った時に、出窓の窓辺にある猫ベッドの方にチラッと目をやり。

何とな~く、目の端で猫の姿を探しているご様子。笑

「あ~、この背の高いお兄さん、猫くんのこと見たいのね?笑」

「ごめんね~猫くんは押し入れの中に籠城しているから姿は見れないのよねぇ~」

「たぶん会社から『家の中をジロジロと見ないように』って言われているんだろうなぁ~」

「めっちゃ一瞬だけチラッと見ますやん~笑」

「この人、猫好きなのね~」

なーんて心の中で思いつつ、勝手に微笑ましくなりながら業者さんが作業している様子を見ていた私でした( *´艸`)

 

こうして、問題なくスピーディーに作業を終えて、業者さんたちは去って行かれました。

そして、急いで和室へ行って猫くんを救出すべく押し入れの襖を開けたら、知らない人たちの気配を察知して恐怖し呼吸が荒くなってい猫くんの姿が・・・(ΦωΦ)

しばらくして自分からリビングに戻ってきたので「ごめん!ごめん!」と謝りましたが、猫くんはすっかりご機嫌斜めのブーたれ顔です。

そして、無言の圧をかけてきます。

「ボクちは怖かったんですよ。頑張って押し入れに隠れていたんですよ。」

結局、この圧に負けた私は、猫くんが大好きなおやつを進呈して、無事に猫くんと和解したのでした。

めでたし、めでたし・・・ってことで。笑

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