前回の【本当にたたかったお嫁さま】その23.「挙式プランのままの挙式と言う選択」では、
2000年7月上旬、タイミング悪く激務に突入していたカレでしたが、何とか2人で時間を合わせて式場へ行って、衣装やアクセサリーなどを決めて、結婚式の打ち合わせなども済ませることが出来ました。
これでもう式場での打ち合わせは、結婚式の直前に行われる簡単なリハーサルと神父さんとの顔合わせだけになったので、後は、結婚式のその日までに自分たちがやるべきことをやって、準備すべきことを準備するだけとなりました。
今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)
結婚式場での打ち合わせや準備はほぼほぼ終わって、結婚まで一歩前進した感じになりました。
でも、私の両親は、私たちが2人で結婚式をすることも、私がウェディングドレスを決めた事も、どんな花をブーケに選んだかも、何も知りませんでした。
でも、最初に「結婚式はしないつもりです」と言った私たちに「結婚式はやっておいた方がいいわよ」と言っておいて、その言葉を信じて結婚式場探しをして仮予約までした私たちに「結婚式には出ない」と言って仮予約をキャンセルさせたのは誰でもなく私の母なので、仮に私たちが2人で結婚式をすることを知って逆ギレしたり何か言いがかりをつけてきたとしても、私たちにとってはもう関係ないと言いますか、知ったことでは無かったのです。
なので、式場の打ち合わせがほぼほぼ終わり、この後に私たちが結婚式までにやらなければならないことは、
- 結婚式で指輪の交換をするために、結婚指輪の購入
- カレは既に私の実家に結婚の挨拶に来ていたので、私がカレのご両親に会ってご挨拶
- 両親同士の顔合わせ
- 私の引っ越し(最初は、とりあえずカレが一人暮らししている家に引っ越して、結婚式など諸々終わって落ち着いてから、改めて家探しをすることに決めていました。)
の4つとなりました。
そんなわけで、まずは指輪を買いに行くことになったのですが、ここで私はカレに「ちょっと待った!」と自分の考えを聞いてもらいました。
今から四半世紀も前の話になるので「へぇ~、昔はそうだったんだねぇ~」くらいな感じに思っていただきたいのですが、当時は、男性が女性にプロポーズをする時とか、結婚が決まって結納の時に結納品の1つとして、婚約指輪(エンゲージリング)を渡すことが多かったんですけど、どうしてだか?当時の婚約指輪の相場は「お給料3ヶ月分」とか言われていた時代だったんですね。
今思えば、ジュエリー業界の策略だったんだろうなぁと思いますけど、私たちより少し年上でバブル期に社会人になってバブル景気を少しでも経験した先輩たちなんかは、結婚式も盛大でしたし、アクセサリーもゴールドが主流でしたし、婚約指輪はお給料3ヶ月分なんてフレーズも素直に信じて「そーゆーものなんだ!」って受け入れていたみたい。
でも、バブルの頃の華やかな時代に地味に学生をしていて、バブルがはじけた後に社会人になった私なんかにしてみれば、カレに「婚約指輪はお給料3ヶ月分でよろしくね!」なんて言いたくなかったんですね。
これからの人生と生活を共にしていく相手に負担をかけたくなかったと言うか。
それに、そもそも私はジュエリーに興味は無くて、ダイヤの出っ張りが付いた婚約指輪が欲しいかな?と考えてみても、絶対に欲しい!とはならなかったので、「婚約指輪はいらないぜっ!」と思ったのです。笑
なので私はカレに
「結婚指輪は、結婚式で指輪の交換もするし、ずっと2人でつけていられるから欲しいと思うんだけど、婚約指輪は要らないかなって思うのね。婚約指輪をもらっても普段は結婚指輪しかつけないだろうし、高価な婚約指輪にお金をかけるくらいなら、そのお金で2人で旅行へ行ったりして想い出を作る方がいいなって思うんだけど。」
と伝えると
「う~ん、なばながそれでいいなら、別にかまわんよ。」
と納得してくれたので、私の希望通り婚約指輪は買わず、結婚指輪だけ買いました。
後に、その話を私より一足先に結婚していた同級生に話したところ
「ええー?!もったいない~せっかくだから買ってもらえば良かったのにぃ~~~!」
と驚愕されたのですが(笑)、その同級生の言葉を聞いてもなお、そうかな~やっぱり買ってもらえばよかったかな~とは思わなかったので、私の決定は私にとってベストだったようだな(*^-^*)と思ったのでした。 ~ つづく ~
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