今日は母の誕生日です。
お誕生日おめでとう。
今年も誕生日プレゼントで美味しそうなものを幾つか選んで少しずつ贈りまして、先ほど届いたと母から電話をもらいました。
プレゼントだろうと何だろうと気に入らなければ必ず一言二言は言ってくる母だけど、今回は文句を言われなかったので、どうやらプレゼントは悪くはなかったようだなとホッとしています。笑
ところで、母、82歳になったそうです。
何を呑気な事を言っているのよ~と思われるかと思いますが、自分の親が誰が見ても高齢者な年齢になっていることが、正直、私にはあまりピンとこないのです。
たぶん、私は毒親である母と距離をおくために必要最低限しか関わらないようにして生きてきたから、自分の親の年齢に実感がないのだと思います。
それに、この年で持病なども無くて通院もせず、両親二人だけで元気に暮らしてくれているからこそ、余計に自分の親が高齢だと言う実感が湧かずに済んでいるのでしょう。
娘の私は、アレルギーに高血圧、月に一度の病院通いもすっかり板についてしまったと言うのに(^^;元気な両親はまじで凄いと思います。
それに、一人娘としては、とにかく両親が元気に二人だけで暮らしてくれていることが、つくづくありがたいです。
だって、両親に何かあった時は、一人っ子の私は両親の全てを私一人で何とかしなければならないですから、負担も大きいだろうなと思うからです。
一応、一人娘としてそのへんはちゃんと覚悟しているつもりだし、その時が来たら出来るだけのことはしようと思ってもいるのだけど、でも、まだ実際に何があったわけでもないので、本当の大変さみたいなものは、私はたぶん理解できていないだろうとも思っています。
私一人で何が出来るか、どこまで出来るか。
両親は何をして欲しいのか、何をして欲しくないのか。
そんな事を考えた、母の誕生日です。
思い起こせば、私が初めて母に誕生日プレゼントを自分で選んでプレゼントしたのは小学校2年生の時で、駅前のキッチン用品の店で悩みに悩んで調味料などを入れておくフードケースを選んだのを覚えています。
あれから47年間。
私は娘として毎年両親に誕生日プレゼントを選んでは贈り続けてきて、今年もプレゼントを贈ることができました。
母にとっては私は物足りなさしかない娘だっただろうし、私にとっては人生や心の重荷だった母だったし、世の中の普通の母娘のような温かい関係は築けなかったけれど、それでも、母との関係をぶった切って絶縁しなかったからこそ、今日も誕生日プレゼントを贈れたわけです。
ずっと毒親との関係に悩んで、両親と絶縁する選択肢も頭の片隅にあったり、それでも絶縁出来ない自分に思い悩んだこともあったけど、決断出来なかった結果の今を受け止めて、今年も母に「お誕生日おめでとう。」と伝えたのでした。
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