真似をする人

【日々の暮らし】

XがまだTwitterだった頃に私はツイートをしていたんですけど、熱心にTwitterを利用していたわけではないし、まさに「つぶやく」と言った感じで日々の他愛もない出来事とか思ったことしかツイートしなかったので、フォロワー数もさほど増えることもなく、もちろん身バレすることも無く、地味で気楽な息抜きみたいな感じで8年間ほどツイートを続けていました。

でも、ツイートを続けている年数が長くなれば長くなるほど、この人は「女性だな」とか「年齢はこれくらいだろうな」くらいの多少の事は何となくバレていってしまったようですが、それでも、その程度ならまぁいいやと思いながら続けていたら、次第に、少しずつ、同世代くらいであろう女性のフォロワーさんが増えていきました。

同性の同年代ってところに親近感を持つらしき嗅覚が強い人が、ただの私のつぶやきの中から同性の同年代オーラを察知してフォローしてくれたみたいです。

一方、私と言えば、Twitterを使って人脈を広げたいわけでもなければ、承認欲求があるわけでもなく、何だったら、女性同士で群れるのが大変苦手な人種なので、とりたてて同性の同世代らしきフォロワーさんが増えたことは気にもしていませんでした。

でも、共通点を見つけて親近感を持つらしきフォロワーさんたちは、私のアカウントをフォローしてくれたその日から、私のツイート全てに「いいね♡」してくれたりだとか、リプライしてくれたりだとか、とにかく、今までずっと友達だったのかな?と思ってしまうくらい一気に距離感を縮めてこられました。

きっと、Twitterの中ではそうやって関わってくれる人がいればいるほど嬉しいと感じる人も絶対にいるし、多いとも思います。

そのためにTwitterをやっている方もいたでしょうしね。

でも生憎、私はそうではありませんでした。

それに加え、「いいね♡」してもらってばかりも悪いような気がして、こちらからも相手のアカウントをフォローして「いいね♡」返しをしてりしているうちに、ちょっと疲弊してきてしまいました。

さらにそれに拍車をかけたのは、今でもよく意味が分からないのですが、「真似をする人」が出没するようになったことでした。

当時の事を振り返って幾つか例をあげてみますと、例えば、「今日はココへ行って、そのままコッチにも行って、最後はココまで行きました!」みたいなことをツイートしたら、あるフォロワーさんが数日後に「今日はココへ行って、そのままコッチにも行って、最後はココまで行きました!」と同じような事をして写真付きでツイートされていたり。

せめて「私も行ってみました~」くらいのリプライをくれれば「そうでしたか~」って感じですけど、私もその方のアカウントを拝見しているのを知っているうえで黙って同じことをされるのって、ちょっと違和感を感じました。

また別のフォロワーさんは、例えば私が「〇〇さんが残した・・・・・と言う名言を知って感動しました。」みたいなことをツイートしたら、そのツイートに「いいね♡」してくれるだけでなく、ご自身のアカウントで「偶然SNSで見かけたんだけど、〇〇さんが残した・・・・・と言う名言を知って感動しました。」とツイートされていたり。

毎日のようにアクセスしてくれる私のツイトーを「偶然SNSで見かけた」と言うのなら、それはそれでいいですけど、私が感じた感動とか気持ちまでまるで自分の言葉のように言われるのって、やっぱりちょっと違和感を感じました。

そんなことが増えてきて、なんて言いますかね・・・私のツイートが私のただのつぶやきなだけではいさせてもらえなくなって、承認欲求の強い同性の同世代の方の都合の良いネタ元にされているような気がして、ツイートが気楽な息抜きではなくなってしまったのです。

そんな事にいちいち気持ちが引っかかったりするのも嫌でしたし。

それで、私は数年前にTwitterをやめました。

こちらから関わろうとしなくても、公の場にいる限り、相手から関わってこようとする人もいて、違和感を感じさせられてしまうこともある。

そう思うと、実際の人間同士の関わりも、SNSの中の関わりも、大して変わりは無いんだなと思いましたし、煩わしいと感じたなら、自分からその場を離れるのが一番だなと思った、と言うお話でした(^_-)-☆

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