今日は、毒親である母が私に対してよくやっていた「責任転嫁」について書きたいと思います。
【毒親の特徴】子供に責任転嫁する
毒親についての本を色々と読んでみて分かったことは、毒親には特徴があると言うことでした。
そして、特徴にも色々な種類があるのですが、その中の1つに「子供に責任転嫁する」と言う特徴があると知りました。
例えば
- 親が決めて行動した結果を子供のせいにする
- 親が決めて行動しなかった結果を子供のせいにする
- 親がやらなくてなってしまった結果を子供のせいにする
そんな感じです。
このように、本を読んで毒親とはどのようなものなのか?を理解していくうちに、確かに私も色々な場面で母に責任転嫁されていたんだなと気づいたのです。
みそっ歯
例えば私の場合は、まだ乳歯の頃に「みそっ歯」になった時でした。
みなさん、みそっ歯ってご存知ですか?
みそっ歯とは、医学用語では「ランパントカリエス」、日本語では「多発性う蝕」。
子供の虫歯の俗称で、乳歯の時に前歯にたくさんの虫歯が発生して歯に味噌をまぶしたように茶色く変色してしまう症状です。(永久歯に生え変わればその症状ともおさらばでしたが。)
私の子供の頃の写真を見ると、幼稚園に入園する頃にはみそっ歯になっていたので、2~3歳からその症状は出ていたのかな?と推測します。
でも、母は私に歯磨きをさせていました。
子供用のいちごの香りのする歯磨き粉と、子供用の歯ブラシも買ってくれて、私はそれで毎日朝晩歯磨きをしていた(させられていた)と思います。
それでも私は、みそっ歯になってしまいました。
そんなある日、母は近所の人と立ち話しながら
「うちの子ったら、もぉ!みそっ歯になっちゃって!ほんと困った子で、嫌になっちゃうわ!怒」
と、私の目の前で言いました。
虫歯になった原因を考えてみた
私は毎日ちゃんと歯磨きしていたのに、突然よその人の前で公開で怒られたような気持ちになって、シュンとしたのを覚えています。
この歳になってもその瞬間の事を覚えていると言うことは、子供なりに私もショックだったのでしょう。
この事を大人になった今の私が考察してみると、たぶん母の言い分としては、自分はちゃんと子供用の歯磨き粉と歯ブラシを買い与えたのに、と思っていただろうなと思います。
でも、2~3歳の子供に歯磨き粉と歯ブラシを買い与えたとしても、小さいうちはちゃんと歯磨き出来ないこともあるだろうし、それは仕方のないことではないかと。
だから、上手く歯磨き出来ない所は親が磨いてくれたら、あの頃の私もみそっ歯にもならなかったのでは?と思うのです。
なので、子供が勝手にみそっ歯になったような言い方をしたのは母の責任転嫁だと思うし、よその人に愚痴るのをあえて子供に聞かせて、恥ずかしさや悲しさを与えるような行動も、毒親っぽいなと思います。
このように、大人になった今なら「あの時の母の言動は責任転嫁だったんだな」と分かる事が、他にも沢山あります。
「見栄っ張り」だからこその毒親?
母は、いわゆる見栄っ張りだと思います。
普通の家庭なのにお金持ちに見せたいとかそーゆー事では全然なくて、「人として見栄っ張り」と言うのかな。
- 自分は正しい人間だと信じているし、思われたいし。
- 自分が間違っているなんて思ってもみないし、思われたくないし。
- だから間違っていることを認めるなんてことも、絶対にありません。
明らかに間違っていてそれを指摘しても、道理や理由や理屈は無視して「親に口答え(口答えではないけどね…)するなんて、どうしようもないヤツだ!」と逆切れ炸裂でした。笑
そんな見栄っ張りな母だからこそ、色々と私に責任転嫁したのだろうと思うし、結果、それが毒親にも繋がっているんじゃないかと思っています。
たとえ親の言葉だとしても、自分で考えてみる
親子関係で苦しんでいる人がいたら、たとえ自分の親の言葉であったとしても
「その言葉は本当に正しいかな?」
と、立ち止まって自分の頭で考えてみることをお勧めしたいと思います。
責任転嫁されていたのに、責任転嫁されていたことに気づかないまま付いてしまった心の傷は、なかなか消えてはくれません。
傷ついてしまう前になるべく傷つかない、それが、自分を守る第一歩だと思うのです。
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