この時期、日が暮れた頃にベランダに出ると、ふと2年前のある出来事を思い出します。
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自宅で散髪
あれは約2年前の、初夏のとある土曜日。
日も暮れてから帰宅しまして。
晩ご飯を食べる前にちょいと一仕事で、夫の髪を切りました。
この頃はまだコロナ渦で、夫は基本的にテレワークで家で仕事をしていたものですから、人目を気にしなくなって髭も剃らず不精髭、美容院にも行かず髪はモサモサ状態でした。
でも逆に言えば、人目を気にしなくて良いのであれば、美容院へ行く回数を減らして途中で自宅で散髪して多少ガタガタになっても大丈夫じゃん?ってことになり、バリカンと散髪用のハサミで初めて私が散髪することになったのでした。
謎の自信
思うに、短髪の人の髪がモサモサして見えるのは、トップの髪が伸びたからと言うより、もみあげや襟足の髪が伸びてるからだと思うので、生え際の髪さえカットすればとりあえずちょっとスッキリするかなと思いました。
いわゆる2ブロックとかが、そんな感じかと。
私は前髪を作っていた頃に時々セルフカットをしていたので散髪用のハサミとくしのセットを持っていました。
そして、私の父はなぜか?昔から家で母に髪を切ってもらっていて、私も長年その様子を見ていたので、根拠は無いけど私にも出来そうだな~なんて思ったのです。
ほんと、根拠は全く無かったですが。
謎の自信がありました。笑
「まさか!」な出来事
2年前のあの日、リビングのカーテンを開けて夜のベランダを明るくして、ベランダに椅子を置いて、100均の散髪ケープを首に巻いた夫が座って
チョキチョキチョキチョキ・・・チョキチョキチョキチョキ・・・
うん、何とか切れそうだな・・・
チョキチョキチョキチョキ・・・チョキチョキチョキチョキ・・・
もっと短く刈っても大丈夫そうかな・・・
チョキチョキチョキチョキ・・・チョキチョキチョキチョキ・・・
ピュゥゥゥ~~~~ゥ・・・・・
ドパパパァーーーーンッ!!!
ひぃっ?!
なっ、なにっ?!?(;゚Д゚)
突然の謎の爆発音に、2人してビビってフリーズ。
そして次の瞬間、ベランダの向こうの夜空に、デッカく輝く打ち上げ花火が!!!
ドパパパァーーーーンッ!!!
「えっ?ええーーーっ?!」
ピュゥゥゥ~~~~ゥ・・・・・
「何の打ち上げ花火?」
ドパパパァーーーーンッ!!!
「えっ?何て?」
ピュゥゥゥ~~~~ゥ・・・・・
「何の打ち上げ花火?」
ドパパパァーーーーンッ!!!
「いや、分からん!うちのベランダから見える花火大会なんてないし?」
ピュゥゥゥ~~~~ゥ・・・・・
「って言うか、去年から花火大会ってのきなみ中止になってるよね?」
ドパパパァーーーーンッ!!!
「えっ?えっ?」
訳が分からないまま、ドカスカと上がる打ち上げ花火は10分ほど続きまして。
少々呆気にとられながらも、初めての散髪はそれらしくカットが終わったのでした。
夏の思い出
散髪の後に調べてみたところ、市がコロナと戦っている医療従事者の方々に感謝の気持ちを込めたサプライズ花火だったようです。
その時だけ1回限りの花火大会は、告知なしだったそうで、誰も知らなかったらしいです。
それにしても、まぁ…
初めての家での散髪チャレンジの日に。
いきなり目の前に打ち上げ花火が上がって。
打ち上げ花火を眺めながら散髪なんて。
そんなことあります?!
いや、あったんですわ、本当に。
良い夏の思い出と言いますか、ちょっと笑える思い出になりました。笑
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