老後の住みかえについて再考が必要だなと思い始めました

【日々の暮らし】

今年に入って年齢が近い知人と会った時に、同性同年代ならではと言った感じの体調や美容の話とか、ちょっとだけ老後の話になったりもしまして、その時に知人から「なばなさんは、今のお家にずっと住みます?」と聞かれたんですね。

知人宅も我が家も分譲マンション暮らしで、知人は終の棲家としてマンションを購入されたようなので、意味合い的には「もちろんなばなさん宅も終の棲家なのよね?」と言いたかったみたいなんですけど、私は「いやぁ~、今はまだ夫の仕事があるから通勤圏内に住んでいるけど、定年後は不便過ぎない程度で物価とか少し安い街で暮らそうかなぁ~って思ってるんだぁ~(^^;」と即答したところ、「えー?分譲マンションなのにぃ~?」と少し驚かれました。

確かに、そうなんです、知人の言う通り分譲マンションなんです。

住宅ローンがやっとこ来年中に終わる予定なので、その後はマンションの共益費のみで暮らしていけることを考えれば、ここを終の棲家にするのもアリっちゃあアリなんです。

 

でも、我が家が暮らす東京都に隣接している埼玉県の南側の物価は、もちろん都内よりはマシではあるんですけど、さほど安い方ではないと思うんですよね。

なので、私のこれまでのぼんやりとした老後のイメージとしては、夫が退職したら、分譲マンションを売って、そのお金と貯えの一部で、東京近郊から離れて、もう少し物価が安くて不便過ぎないくらいの地域に今の家よりもう少し手狭でもいいからマンションでも買って、住みかえをした方が老後の残された貯えで生きて行くにはいいんじゃないか?と思っていたんです。

 

でも最近、老後の住みかえについて再考が必要だなと思い始めました。

理由は、マンションの平均価格が新築・中古ともに全国的に高騰してきているからです。

東京都では近年マンションの平均価格が1億円を超えましたし、うちの近所に建設中の新しいマンションの価格をちらりと見てみたところ、我が家と同じくらいの間取りで私たちがマンションを購入した時より2倍くらいの価格になっています。

マンション価格の上昇は、物価高騰や円安により鉄筋などの資材費が上がっていることや、働き方改革の影響などによる人手不足などが理由となっているらしく、今後も価格上昇は続くかもしれないし、もしかしたらいつか落ち着いて価格が下がってくるかもしれませんけど、未来のことは誰にも分からないじゃないですか。

 

それと、これだけ物価が上がってくれば、これからは働いている人の収入も増えていくでしょうし、そうでなければとも思いますし、たぶんそうなって行くと思うんですけど、老後が近い私たち夫婦からするとですね、現役時代になんとか少しでも蓄えても、財産の価値がどんどん減っていくことでもあるんですよね。

念のためにNISAをやっていますけど、NISAは貯金でもなく、ましてや元本が保証されているものでもないので、これもまた未来のことは分かりません。

そうなると、いざ老後に突入したからと言って住みかえをしようとしても、住宅の価格が高くて住みかえが出来ないかもなぁと思ったり。

私たち夫婦は子供がいないので、よく耳にする高齢者が賃貸物件を借りれない問題に直面するかもしれないなぁと思ったり。

そんなこんなで結果的に、この家が終の棲家になるかもしれないですしね。

 

定年退職の年齢もどんどん引き上げられている中で、アラフィフの夫が定年退職をするのが15年先になるか、もしくは20年先になるのかは分かりませんが、今後の世の中の動向によっては、私のこれまでのぼんやりとした老後のイメージだけで住みかえをするのは現実的に厳しいのかなと思えてきまして、再考が必要だなと思い始めた次第です。

ただ、老後はそんなに先の話ではないにしても、あと1~2年の話ってわけでもないので、それまでの間にこれからは折を見て夫婦で老後について話をする時間を持つようにしていく必要があるなと感じています。

と同時に、就職して頑張って働き続けられたら年功序列で役職もお給料も増えていって、55歳で定年退職をむかえて、退職金もそれなりに出て、年金だけで暮らせていけている両親世代の人がなんだかんだで羨ましく感じる今日この頃です。

とりま、選挙に行っておくとしま~す。笑

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