以前、四ツ谷にあるとある会社で仕事をしていた時のこと。
会社のビルの周りには残念ながら飲食店がほとんど無かったので、私はお昼休みになるといつも駅前まで行って、さらに駅前交差点を渡った方面にある飲食店街までお昼ごはんを食べに行っていました。
なので、お昼休みになるやなや「今日はどのお店にしようか?」「何を食べよう?」とか考えながら5~6分ほどせっせと歩いて飲食店街まで行って。
もしもそこで、お目当てのお店が混んでいて並んでいたりしたら、さらに飲食店街を3~4分ほど彷徨って別のお店を探します。
もうこの時点で、1時間ぽっきりのお昼休みが10分ほど過ぎています。
そして、お店に入ってランチを注文すれば10分くらいで料理が運ばれてきますが、既にお昼休みは20分ほど過ぎているので、のんびり楽しくランチをしている暇はないので20分くらいで食事を終えて、最後に出てくる珈琲を5分くらいで飲み終えてお店を出ると、お昼休みも残りあと15分くらいです。
急いで会社へ戻り、急いでロッカールームへ行って歯ブラシを持ってトイレへ向かい、ササッと歯を磨いて、軽く化粧を直して、急いでデスクに戻れば時間もギリギリで、ハッキリ言ってかなり慌ただしかったです(^^;
ところがある日、私は会社の隣りのビルの、さらに地下1階に、喫茶店が入っていることに気付きました。
ビルの前を歩いているだけだとただのオフィスビルにしか見えなかったのですが、入り口にパッと見ただけでは気づかないほど小さな看板があるのを発見して、喫茶店があることが分かったのです。
それで、地下にあるお店なので外からはお店の様子も分からないので「どんなお店なんだろう?」とちょっぴり緊張感はあったものの、せっかくお店を発見したので思い切って行ってみたんですね。
すると、思いのほか普通の喫茶店でホッとしたのと、地下ならではの外の喧騒から遮断された静けさみたいなものが落ち着く感じで気に入りまして、それ以来、この喫茶店でちょいちょいお昼ご飯を食べていました。
とにかく、近くて楽でありがたかったのです。
そして、メニューはかなり少なかったですけど幾つかランチメニューなんてのもあって、その中の1つに「クリームスープパスタランチ」と言うメニューがありました。
サラダと珈琲または紅茶が付いて、1000円也。
私はこのクリームスープパスタがとても好きな味だったので、行く度にクリームスープパスタを注文し続けて、結局、最後まで他のメニューは頼んだことはなかったです。笑
そしてこのクリームスープパスタは、いつも「どこかで食べたことあるような・・・」と思っていたのですが、四谷の会社を退職してこの喫茶店にも行くこともなくなってしばらくしたある日、突然、私は気づいてしまったのです。
私は子供の頃からハウスの北海道シチュー「コーンクリーム」が大好きだったのですが、まさに、その味だ!
気付いてしまった私は、ハウスの北海道シチュー「コーンクリーム」でシチューを作る度に、この喫茶店のクリームスープパスタを自宅で再現出来ないものかと試して作ってみまして、たどり着いた答えは
- ハウスの北海道シチューをパスタソースとして使うためには、少し塩を加えて味をはっきりさせること!
- コーンをたっぷり入れること!
- 器にパスタとシチューソースを盛り付けた後の仕上げにブラックペッパーをガリガリガリガリ、「こ、こんなにかけちゃって大丈夫だろうか?」と心配になるほどガリガリガリガリすること!
この2点で、見事にあの喫茶店のクリームスープパスタを再現することが出来たのです。
なので、カレーの残りをカレーうどんにアレンジするように、シチューの残りはクリームスープパスタで食べるのが定番となりました。
これ、けっこうお勧めです!
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