子供がいない人が子供がいる人に感じた変化

エッセイ

昨晩、知人から電話がかかってきました。

特に何があったというわけではなくて「なばなちゃん、久しぶり~!元気ぃ~?」みたいなお気楽な電話だったので、お互い他愛もない近況などをあーだこーだと話していたのですが、話をしているうちに私の中で「おや?」と思うことがありました。

実はこの知人、微笑ましいほど息子くん大好きお母さんでして、いつも話の5割くらい、多い時は7~8割くらいは息子くんの話をする人なんですけど、昨日は驚いたことに2割程度だったんです。

そして、その2割だった息子くんの話の内容としては、息子くんの就活についてでした。

 

ここで少し話が飛びますが。

私は20代になって社会人になったくらいまでは、同級生や同世代くらいの人たちと同時期に学生をしていて同時期に社会人になった人たちって感じで、まだ横並び感があったんです。

でも、結婚したり、引っ越したり、次第に横並びから枝分かれしていって30代になった頃、子供がいる人といない人で決定的な差を感じ始めました。

私が感じた決定的な差が何だったかと言うと、子供がいない私は相手のことをそれまでと変わらずに友人知人の1人だと思って会話をしても、子供がいる人の多くが子供の話だけをするようになったことです。

それで、私自身は若い頃から自分に子供がいてもいなくてもどちらでもいい派だったので、友人知人が子供の話をしてくれるのは何の問題もなくて、数ある話題の1つとして子供の話をしてくれるものもちろん全然良かったんですけど、話題が何が何でも子供の話ばかりされてしまうと、さらにその内容が幼稚園や小学校の行事のこととかの話になると、子供がいない私には分からないことですし、ましてや相談に乗ってあげることも出来ないじゃないですか。

そうなると、子供がいる人同士で話が盛り上がるのは当然で、子供がいない私が会話について行けないのも当然で、この距離は努力とかでどうこう出来ることではないので、私はこの違いを素直に受け入れました。

自然と離れるご縁もあって然りだし、切れないご縁があるならそれはそれで、と30代の時に思いました。

 

そんなこんなで、話を戻しまして。

知人は類に漏れず話題の多くが息子くんのことになる人ではありますが、私が知人の息子くんのことを知っていて、息子くんも私のことを「なばなちゃん」と呼んで知ってくれているのもあって、ご縁は切れずに今に至っています。

そんな知人が昨晩は息子くんのことをあまり話さなかったので、それはもう私だって「おや?」と思うわけで、電話を切った後にちょっと気になって考えてみたんです。

知人の息子くんは今まさに就活を頑張っている、ということは、成人してもう少しで自立する時が近づいてきているんだなぁ~と思って。

そうなると、知人の息子くんが親離れをしつつあって、息子くん大好きお母さんの知人も然りで子離れをしつつあるってことなのかもしれないなと。

もしかしたら50代60代って、若い頃に友人知人の1人から親になった皆さんが、親という役目の肩の荷を下ろされて、また友人知人の1人としての時間を少しずつ持たれるようになっていく年代なのかもしれませんね。

だとしたら、子供がいない人と子供がいる人がまた少しばかり横並びになって楽しめる年代になるかもしれない?と思ってみたり。

だとしたら、それはそれでちょっと楽しそうです。

エッセイ

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