自分で色々な情報を見て、自分で取捨選択する大切さ

【日々の暮らし】

もの凄く残念なんですけど、私たち夫婦はちょうどバブルが弾けてしまった後に社会人になって、ドンピシャで失われた30年を社会人として生きて来た世代です。

それなのに、私はお恥ずかしながら30代半ばくらいまでは政治に関心を持つこともなく、選挙にも行きませんでした。

言い訳でしかありませんけどその理由は、私が社会人になった頃の私個人の肌感覚として、政治や選挙について真剣に考えたり語ったりすると、ちょっと危ない人と思われたり、面倒くさい人、関わってはいけない人、そんな風にとらえられがちで、周りの人たちからちょっと敬遠されかねない時代だったからです。

だから、政治や選挙について、語らない、関わらない、みたいなスタンスが私の中のスタンダートとなり、そのまま30代になってしまったと言うわけです。

 

そしてもう1つ理由があって、「誰が政治家になったって、誰が総理大臣になったって、そんなに大差はないいでしょ?」くらいに思っていたからです。

逆を言えば「誰が総理大臣になったって大して劇的に日本を良くは出来なさそう、だけど、そんなに悪いようにもしないだろう?」とも思っていました。

実際、失われた30年の間に日本は経済成長せず少しずつ少しずつ貧しい国になってきて、国民のお給料も一向に上がらないままでしたが、日本国内で暮らしているぶんには、穏やかで勤勉な日本国民が暮らす国で、日本はインフラもしっかりしていて、豊かな山や川や海があって、お給料が上がらないにしても物価もさほど上がらずに暮らせちゃっていたんですよね。

だから余計に、「あれ?日本経済、おかしくね?」と気付くのが遅くなってしまったと言いますか。

 

でも、2021年10月以降、日本の経済も、日本の安全も、一気にぶち壊され始めて、総理大臣が変わっただけでまさか日本がこんなに酷い事になるなんて、それまでの私は思ってもみませんでした。

これぞ平和ボケですね。

なので、こんな呑気なおばさんでさえ、ここ1~2年は政治にも選挙にも積極的に関心を持つようになりました。

だって、政治も選挙も「しっかり関心を持って目を光らせていないと、陰でコソコソ気付かないうちにサクッと何を決められ何をされるか分からない!」ですからね。

 

でも、近年になってやっと政治にも選挙にも関心を持つようになったもののです、最初の頃は、どうしたら政治や選挙の「正しい情報」を得ることができるのだろう?と、そこから分かりませんでした。

ニュース記事を読んでみても、小難しいことばかり書いてあって「だから何?」って感じでハッキリ言って理解できませんでしたし。

オールドメディアでは偏った情報を発信していたり、肝心なことは発信しなかったりで、役に立ちませんでしたし。

 

そんな情報弱者だった私が、情報を得るのに利用したのは、Xのポストです。

Xでは、政治家やメディアが分かりにくい言葉で言っていることを、どこかの誰かが端的に分かりやすく「あ~、なるほどね、そーゆー事を言ってたのね!」と私でも分かる言葉で書いてくれていたりします。

誰もが発信できるXだからこそ、今の日本はこういう状況なんだとか、この政治家が言っていることはこういう事なんだとか、この情報は嘘であるとか、日本の司法はこんな状況なんだとか、国民の中には反対して活動している人もいるんだとか、オールドメディアでは発信しないことまで、様々な情報が見えてきます。

ただ、どこの誰が発信している情報か分からないからこそ、全てが本当の情報とは限らないところが要注意です。

自分の主義主張を通すためだけに発信している人もいれば、悪意を持って嘘の情報を発信している人もいますからね。

でも、そんな様々な情報をひっくるめて1~2年かけて日々色々な情報に目を通していると、私には知りえないはずの情報を知れたり、今まで信じていた事が実は噓だったと知ることが出来たりして、もしもXが無くて、オールドメディアだけの世界だったら、無知な私は無知のままだっただろうなと思いました。

そんなわけで、この歳になってからですが、今のこのご時世「自分で色々な情報を見てみる大切さ」をとても感じます。

そして、色んな情報を見て「自分で取捨選択する力」もつけていきたいものだなと思うようになりました。

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