猫くん抜歯

小さい家族

7月に入って、猫くんの年に一度の健康診断で「破歯細胞性吸収病巣」が見つかり、抜歯の手術が決まりました。

そして先日、全身麻酔にちゃんと耐えられる体調かどうかの術前検査をして、無事に問題無しとのことで、本日、予定通り手術が行われました。

手術前日

抜歯の手術は全身麻酔になるので、手術前日の昨晩は、21時以降は絶飲絶食となりました。

なので、21時になる前の20時頃にペースト状の猫のおやつを水で薄めたものを飲んでもらい、フードに猫くんが好きなフリーズドライのおやつを粉砕してふりかけて食べてもらい、ちょっと強制的に水分補給と食事をしてもらいました。

でも、普段は自動給餌器で1日4回(5時・11時・17時・23時)10gずつフードが出るようにしてあるので、猫くん的には、いつも寝る前に23時のご飯を食べて満足してから寝るのがルーティンになっているのに、昨日はいつものご飯が出てこないばかりか、暑い夏の夜に水も飲めなくて、相当イライラしたみたい。

深夜1時頃、そろそろ寝ましょうかね思って私が布団に横になったところ、猫くんがふらりとやって来て、いきなり左腕の二の腕をガブッと噛まれて流血騒ぎになりましたし、夜中は私を何度も起こしに来ました。

夫は1度寝たら起こそうとしても無駄だと猫くんも理解しているので、起こすターゲットは必然的に私になるのです(^^;

お腹がすいているんだろうな・・・

喉が渇いてるんだろうな・・・

と分かっているので、可愛そうだったし、もの凄く申し訳ない気持ちになりましたが、全身麻酔をかけた時に胃に食べ物や水分が残っていると、万が一、嘔吐した時に喉に詰まって命が危なくなってしまうので、これは猫くんのためと思って、起こしにくる猫くんに何度でも付き合って起きては相手をしてあげたのでした。

手術当日の朝

そして、手術当日の今朝は、私はいつも通りの時間に起きて夫のお弁当を作っていたんですけど、猫くんは昨晩よりももっと必死なオーラを放っていて、「ごはんちょうだい!」「お水ちょうだい!」って顔で私の後をずっと付いてくるので、ほんと、もう~可愛そうで可哀そうで・・・(TT)

でも、朝の9時に動物病院へ行く予定になっていたので、私もバタバタと身支度を整えたりしていたので、猫くんをあまりかまってあげることも出来ないまま出発の時間になりました。

移動用のキャリーリュックに入りたがらない猫くんを、いつも通りに洗濯ネットを被せて捕獲して、いつも通りキャリーリュックの中に入れようとしました。

すると、いつもは「ヤダー!入りたくないー!」と言った感じで私によじ登ってこようとするんですけど、今朝は、「お腹もすいているし、喉も乾いているうえに、キャリーリュックに入れようとするなんて!」と猫くんの堪忍袋の緒が切れたのか?初めて私によじ登ってくるのではなくネットの中で大暴れして、結果、私の顔に猫パンチをくらわすような感じになってしまいました。

間一髪、目への猫パンチは間逃れましたが、目のほんの1cmくらい下に爪が当たって、昨日の左腕の二の腕に引き続き、目の下を流血です。

でも、猫くんの気持ちが分かるので、申し訳なく思いつつそのままキャリーリュックに押し込んで、私は急いで目の下の止血をして、メイクで赤みを消した上からマスクをし、動物病院へ向かったのでした。

抜歯手術

動物病院へ到着すると、毎度のことながら、すっかり観念してキャリーリュックの中で縮こまっている猫くん(^^;

そして、先生に手術の承諾書を手渡し、猫くんを託し、私は一旦帰宅しました。

それから3時間ほど経ったお昼過ぎ、「無事に手術が終わりました~」と先生から電話をいただきましたが、「まだ全身麻酔後の猫くんの経過を見たいので、おむかえは夕方の5時頃でお願いします。」と言われたので、私は言われた通り5時頃におむかえに行きました。

抜歯は、パッと見た感じでは歯が赤くなってしまっている破歯細胞性吸収病巣は2本なのですが、全身麻酔をかけてからレントゲン撮影をして、レントゲン検査で歯や顎の骨の状態を確認してみないと、何本抜歯になるか分からないと言われていました。

でも幸いなことに、歯の根の部分で他の歯には影響は出ていなかったので、予定通りの2本だけの抜歯で済みました。

せっかく全身麻酔をかけたのでと言ってはなんですが、合わせてスケーリングもしていただいたので、これでしばらくは歯石による歯肉炎予防にもなると思います。

おむかえに行って、先生が治療室の方からキャリーリュックに猫くんを入れて連れてきてくれた時、いつもキャリーリュックに入っている時はこの世の終わりのような顔をしている猫くんだけど、今日ばかりは私の顔を見て「パァァァーーーッ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」って表情になって、思わず私、ちょっと泣きそうになりました。

手術をしていただいた先生にも、頑張って手術を受けて戻ってきてくれた猫くんにも、感謝しかない1日でした。

そして、動物病院の受付でタクシーを呼んでいただいて、安静に帰宅したのでした。

帰宅後

術後は、本当ならば傷口を触ったりしてしまわないようにエリザベスカラーをするものなんですけど・・・

先生は猫くんがエリザベスカラーが大嫌いだと言うことを知ってくれているので、「今回はエリザベスカラーはしなくていいですよ(^^;」と言ってくれたので、今回の帰宅後は、前回の抜歯後とは打って変わって穏やかな時間が流れております。笑

やっと大好物の鰹のおやつを1本食べて、お水も一心不乱にごくごく飲んで、涼しいエアコンの部屋でゴロゴロニャーが止まらない猫くん。

「ボクち、がんばったんだよ!」

と何度も言ってくるので、盛大にナデナデして、頭ゴチゴチして、ブラッシングをして、フルコースで猫くんの労をねぎらうお母ちゃんでございます。笑

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