先代の愛犬はお散歩が大好きで、朝と夜の2回、毎日欠かすことなくお散歩をしていました。
そして夜のお散歩は、夫を駅までおむかえに行くのが日課となっていました。
仕事が終わって会社を出たところで「今から帰りま~す。」と夫が帰るコールをかけてくると、愛犬はちゃんと「あ、お父ちゃんでし。そろそろおむかえに行くでし。」と分かっていました。
なので、私がバタバタと晩ご飯の支度をして、それが終わって愛犬のリードやハーネスを持ってリビングに戻ってくると、言われなくてもスチャッと立ち上がりハーネスを装着しやすいように仁王立ちしてくれて、リードとハーネスを装着しおわると自分から玄関にある移動用ケージの中に入りお散歩へ行くスタンバイをしてくれたので、本当に手のかからない仔でしたね。
こうして、いつものように愛犬と一緒に夜のお散歩で駅まで行き、帰ってきた夫と駅で合流して家に向かってのんびり歩いていた、ある日のこと。
家まであと5分といった所で、突然、
ファン フォン ファン フォン! ビューイッ!ビューイッ!ビューイッ!
ファン フォン ファン フォン! ビューイッ!ビューイッ!ビューイッ!
マンションの消防設備点検の時に聞き慣れたうちのマンションの火災警報器の警報音が聞こえてきたのです(;゚Д゚)
静かな夜の住宅街に響き渡り続ける警報音。
世帯数も多いマンションの警報音は、各世帯にだけではなく、外に向けても知らせるように鳴るようになっていて、かなりの爆音です。
家に近づけば近づくほど警報音はっきりと聞こえるようになってきて、「私もしかしたら、散歩に出る前に煮ていた鍋の火を消し忘れたままにしてしまったかもしれない!(;゚Д゚)」と焦ってしまい、愛犬には申し訳なかったですが「行くよっ!」と急かして2人と1匹で一緒に走ってマンションに向かいました。
その間もずっと響き渡り続ける警報音。
本来であれば、マンション内はペットは駐輪場に置いておいた移動用ケージに入れて移動しないといけない規約になっていますが、この時ばかりはそんなことも言ってられなかったので、愛犬を抱きかかえたまま正面入り口からマンション内に駆け込みました。
すると、おや?おやや?
マンション内のロビーには警報音は鳴っていなくて、静かでした。
ただ、私たちと同じように慌てて帰ってきたらしき住人の方が数名、ロビーにいる警備員さんと「このマンションの警報音ではないの?」と確認していて、そこでやっと、この警報音の出所がうちのマンションではないと分かり、「あ”あ”~良かったよぉぉぉ~(TT)」と安堵したのを今でも覚えています。
結局、この時の火災報知器の警報音は、うちのマンションのはす向かいにあるマンションから聞こえてきたものでした。
それで、この時のことがきっかけで初めて分かったことなんですけど、うちのマンションの周辺のマンションも同じ火災報知器のシステムを利用しているらしくて?警報音が同じなんですよね。
だから、どこかで火災報知器の警報音が鳴ると、困ったことが2つあって。
1つは、どこのマンションで警報音が鳴っているのか区別が出来ないということと。
もう1つは、マンションが隣接している地域なので、爆音の警報音が建物に響いて反響しまくって、警報音の出所が分からなくなることです。
今日も夕方に火災報知器の警報音が聞こえてきて(短時間だったので誤報だったみたいだけど)、上記の通り警報音の出所が分からなくて、スーパーの買い物帰りの私は重いエコバックを肩にかけたまま小走りでゼーハーゼーハー(;゚Д゚)と息を切らしてマンションに戻ってきてロビーに駆け込めば、案の定?うちのマンションの警報音ではなかったと言うね。
集合住宅で暮らすには消防設備は絶対に必要で、ありがたいシステムではありますけど、紛らわしくて必要以上に焦らされてしまいます(^^;




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