私の母は毒親で、一言で毒親と言っても毒親には様々なタイプがあるのですが、私の母の場合は「過干渉タイプ」が特筆すべき特徴でした。
母のその「過干渉タイプ」の日常はどのような感じだったかもう少し詳しく説明しますと、娘である私を深く傷つける言葉を平気で言ったり、私の気持ちや考えを頭ごなしに否定したり見下したりして、私に「自分が悪いのかな」とか「自分のせいなんだな」と思わせ罪悪感を植え付けて、私を恐怖で支配して管理していました。
そして母本人はと言いますと、自分はとても常識のある人間で正しいと信じて疑っていなかったので、もちろん自分に非があるなんて思いもよらなかったでしょうし、絶対に認めるなんてこともありませんでした。
毒親なんて、実に自己中心的で自分勝手な生き物だなぁと思います。
こんな感じで私を支配して管理したい毒親の母だったので、学校では交友関係も広がり、社会人になれば外の世界に出る機会も格段に増え、徐々に母が私の全てを把握して管理しきれなくなっていき、そんな人として成長していく私のことを母は許せなかったのだと思います。
なので、私が成長していくにつれて母はイライラを募らせ感情を爆発させるようになり、母の毒親っぷりも酷くなっていきました。
そんな日々の中で、私は母にどれほどの酷い言葉の数々を浴びせかけられてきたことか。
例えば、生理痛が酷すぎて私が1人で産婦人科に検査に行った後、そのことをどうしてだか?知った母から、「お前なんて、どうせ子供の1人や2人はおろしてるんだろっ?!きっとおろしてるんだ、お前はっ!」と、ありもしない濡れ衣を着せられて罵倒されたり( ̄д ̄)
例えば、母が夕方のテレビで女子高生たちの援助交際のニュースを見て、娘の私も残業だとウソをついて援助交際とかやっているに違いない!と思い込み、私は会社から帰宅と同時に「っとに、お前はどうしようもないヤツだよ!この、ふしだらなヤツめ!」「仕事とか言えば済むと思いやがって!家から出れば何をしても分からないと思って!いい加減にしろっ!」「ここまで育ってやったのに、恩も忘れて、この恥さらしがっ!」 などと、玄関でいきなり平手打ちをされながら怒鳴られたり( ̄д ̄)
などなど、もうブログに書ききれるはずもないほどの暴言、罵倒、酷い言葉の数々でした。
ただ、そんな母から浴びせかけられた酷い言葉の数々の中で、私、1つだけ笑っちゃった言葉がありました。
それは私が20歳前後の頃のことで、まだまだ若くて食欲もあって、ご飯をおかわりするようなことはありませんでしたけど毎日出してもらったご飯はしっかり食べていた私に、母が「冬眠するんじゃないんだから、そんなに食べるんじゃない!」と言ったんです。
たぶん普通の親であれば、暴飲暴食をしているわけでもなく、出してもらったご飯を残さず綺麗に食べる娘や息子に何の文句もないだろうと思いますし、美味しくしっかり食べて「ヨシ!」くらいに思ってくれるんじゃないかと思うのですが。
どんな些細なことでも、言いがかりでも、とにかく理由は何でもいいから四六時中私に何か言ってやりたい毒親の母がひねり出した、私への皮肉の言葉だったのでしょう。
でもだからって、「冬眠するんじゃないんだから、そんなに食べるんじゃない!」って、言いがかり過ぎるし、普通に面白すぎるやろ!って思いましたね。笑
さすがにこの言葉だけは他の言葉たちとは違う意味で今でも忘れられず、私の中で唯一の「母の名言」として記憶に残っています。笑





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