今月の９月９日にフジテレビで放送した「ミステリと言う勿れ特別編」を観ました。
内容的にはコミックで読んで知っているストーリーでしたが、ドラマで観ると描写や内容がより具体的になっていて、とても面白かったです。
そしてこの週末、私はつくづく主人公の久能整くん寄りな人間だなぁと思ったのでした。
人付き合いが苦手な理由
私は人付き合いが嫌いなわけではないのですが、苦手です。
その原因はたぶん２つあります。
まず１つ目は先日ブログにも書きましたが、私は初対面の人を直感で自分と合う人なのか合わない人なのかを見分けることが出来ないので、合う人みたいだなと思って関わっていても実はそうでなかったなんてことが多くて疲れてしまうのと。
２つ目は、これは毒親育ちの人の特徴でもあるらしいのですが、まず相手のことを優先してしまいがちなのです。
それは考えようによっては、相手の気持ちや状況を考えてみることが出来る私の良いことろでもあるんじゃないかなとも思えます。
でも、そんな私に対して「あの人は自分のことを考えてくれているな」みたいに思ってくれる人はほとんどいなくて、たいていの人は次第に「この人なら頼んでも大丈夫」とか「この人ならきっとイイよと言ってくれる」となって、最終的にそれが当たり前と思われてしまい、しんどくなるのです。
これはある意味どちらとも「自滅」になるのかもしれません。
でも、そんな自分に気づいたからこそ、あえて頑張って人と関わってわざわざしんどい思いをする必要はないなとも思えたわけです。
ゆえに、人付き合いが嫌いなわけでは無いけど、苦手なのです。
なので、ミステリという勿れの第一巻で、主人公の整くんが取り調べを受けているシーンで
「友達も彼女もいません。誰もうちに遊びに来たことはないです。」
と答えた整くんに対して、取り調べをしている３人の警察官に同情するような顔をされて
「なんですか。快適に生きてますけど。」
と整くんが反論するシーンがあるのですが、このセリフ、もの凄ーく共感してしまった私です。笑
久しぶりの人付き合い
そんな私なので、近年久しく新しい交友関係は出来ていなくて、１０年程前に専業主婦になってからは、なおのことです。
ただ幸いなことに、私はそれでも全く苦ではないのです。
コロナ前も、コロナ渦も、コロナ後も、何ら変わりなく、夫と猫くんと静かに暮らし、極少数の友人とたまに会う程度で、満足して生活しています。
ところがこの週末、夫の仕事仲間の方（以下、A 夫妻）とお会いすることになりました。
私にとってはかなり久しぶりの人付き合いでした。
A 夫妻はとあるサッカーのクラブチームのサポーターなのですが、我が家が応援しているクラブチームが今現在ボロボロの最悪な状態なのを知って、わざわざコチラのスタジアムまで応援に駆けつけてくれることになったのです。
夫からその話を聞いた時、私としては夫の交友関係なのでスタジアムへ行くのを遠慮しようかとも思ったのですが、「まあ、たまには付き合いなさいよ。」と夫に言われて、私も一緒に行くことにしたのでした。
内心、ちょっとドキドキしていました。
相良レンくんのような奥様に助けられました
スタジアムの最寄り駅で待ち合わせして、合流してからスタジアムへ向かいました。
夫から聞いていた通り夫の仕事仲間の方は物腰も柔らかくてとても話しやすい方で、そして奥様の方の私の第一印象は、先日フジテレビで観た「ミステリと言う勿れ特別編」（コミックでは１１巻）のストーリーに出てくる「相良レンくんみたいな人だな！」と心の中で思いました。
相良レンくんは主人公の整くんと同じ大学に通う男の子で、「同い歳なんだから、タメ口でいいじゃん。」と言うレンくんに対して「僕、タメ口にしたい人と、したくない人がいるんですよ。」と整くんが答えるや否や
「したい人に入れて？おけ？」
と言い放ち、整くんは「すごい…これがコミュ力…」と感心して目を丸くするのですが、Ａ夫妻の奥様はまさにそんな感じだったのです。
どんな距離感で話せばいいかな？何を話せばいいんだろう？なんて、お会いする前にちょっとした緊張感を持っていた私でしたが、会ってご挨拶するや否やガンガンにサッカーの話や押しの選手の話をしてきてくれて私の緊張感も吹き飛び、「これがコミュ力なんだなー！」と整くんの気持ちがもの凄く分かりました。笑
試合の後、帰りに軽く飲んでワイワイおしゃべりしてから解散となり、明るいＡ夫妻のおかげで私の久しぶりの人付き合いは楽しい時間になりました。
よく、「週末は疲れているからと言って家で寝て過ごすより、外に出て活動した方がリフレッシュするよ」なんて話を耳にするけど、私はずっと家の中にいても苦にならないので「本当にそうかなぁ。疲れている時はやっぱり寝て疲れをとった方がいいのでは？」と思っていました。
でも、週末に思いがけず賑やかに過ごしてみれば、確かに気持ち的なリフレッシュ感があって、本当かもなぁと思った週末でした。
コメント