先日、私が子宮筋腫の手術で入院した時のことをブログに書いていた時に、ふと、もう一つ思い出したことがありました。
私が見た夢
手術も無事に終えて退院して、気分的にも体調的にもやっと元の暮らしに戻り、たぶん1ヶ月が過ぎた頃のことだったと思います。
私は夢を見ました。
夢の中で私は病気でした。
もう手の施しようも無く、恐怖心に包まれていると言う、精神的にとても追い込まれた夢でした。
悲しくて、恐くて、何とかならないか?と必死に考えても考えても、どうにもならない現実。
そんな辛い夢でした。
夢から覚めた時、私は少しの間放心するほど動揺していて、苦しい状況が夢だったと分かった時は、心の底から「ああ…夢で良かった…本当に良かった…」と思ってホッとしたのを今でも覚えています。
それだけこの夢の内容が、夢なのか現実なの一瞬分からなくなるほどリアルで恐怖だったのです。
そんな夢を見て、私はもしかしたら、人生で初めての入院と手術と言う経験をしたことで、自分では気づいていないレベルでも、やっぱり多少なり心身共にダメージを受けていたのかな?と思ったのでした。
従妹さんの訃報
そんな夢をみた翌日のこと。
夫が仕事から帰宅して、開口一番
「あのさ、高知の(従妹の)○○ちゃんが亡くなったって、○○おばちゃんから電話があったんやわぁ。」
突然の話で私は驚きましたが、夫が続けて
「実は、もっと前に○○ちゃんがガンで、かなり悪い状態だって電話で聞いていて知っていたんやけど。なばなが子宮筋腫の手術の入院前やったから、気にするかなと思って、言わなかったんよ。」
…そうだったんだ。
気にかけてくれたことに感謝しつつ、退院した後だったけど夫の推測通り私はショックを受けて、複雑な心境になってしまったのでした。
点と点が繋がったような感じがした
っと同時に、私はなぜか、ショックとはまた違った、モヤモヤした気分にもなりました。
なぜだろう…、何だろう…、このモヤモヤした感じ。
そして、ハッとしました。
前日に見た私の夢のことを思い出したのです。
自分は病気で、入院したけど、手の施しようもない状態、逃げたい現実、でも逃げられなくて、悲しくて、恐くて…
亡くなった親戚の従妹さんは、夢ではなく本当の現実で、入院中にこんな辛い気持ちだったんじゃないかと思ったのです。
もしかしてあの夢は、従妹さんの心の中だったのでは…
私の中で、点と点が繋がったような感じがして、複雑な心境でした。
この後、急いで高知へ向かい、葬儀に参列してお別れをしました。
私としては、結局2~3回ほどしかお会いできなかった従妹さんでしたが、もっとお話ししたかったなとか、夢の件で「辛かっただろうな」と心中察することが出来たので、思わず涙がこぼれたのでした。
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