猫くんの眠くない夜の過ごし方

小さい家族

私は子育ては経験したことはありませんが、夜に一晩続けて寝ることが出来ない乳幼児を子育て中のお母さんの大変さだけは、ちょっとだけ分かるような気がします。

寝る前のルーティーン

猫くんには、毎日寝る前のルーティーンがあります。

それは、頭突き。

そろそろ寝ようと布団に横になると、猫くんも絶対一緒に布団に来て「さ、頭を我に差し出せ。」と言わんばかりに、ニャァァァーーと鳴いて。

それでこちらがうつ伏せで肘をついて頭を猫くんの目線の高さにすると、「待ってました!」とばかりに、右から左に行きながら頭と頭でゴチーン、左から右に行きながら頭と頭でゴチーン、布団の上を何往復もしながら頭突きを繰り返すのです。

往復ビンタならぬ往復頭突き。

猫の頭突きは愛情表現と聞いたことがあるので、そう思うと猫くんも私たち夫婦のことを好きでいてくれているのかなと嬉しいし、一生懸命を通り越して一心不乱に頭突きを繰り返す姿も可愛いですけどね。

でも、必ず毎日これをやらないと、寝ないと言うか、寝れないみたい。

なので、私も夫も猫くんの気が済むまで頭突きをさせてあげるんだけど、短い時は1~2分程度でスッと布団から離れて行くけど、長い時は10分くらいごちごちし続けることもあって、その匙加減は猫くんにしか分かりません。

あまりにも頭突きが長く続く時は、ごちごちされ過ぎて夫の生え際の後退が加速するんじゃないかと心配になったりします。笑

かまってちゃん

普段は寝る前のルーティーンが終われば、後は好きな所へ行って好きに寝ている猫くんなのですが、時々、眠くないのか?眠れないのか?夜中ずっとウロウロしている時があります。

猫はもともと夜行性なのでそれは当然の事なのでしょうが、一緒に暮らしているうちに人間の生活リズムに少し合わせてくれるようになってきたので、静かに朝まで寝る日もあるのです。

そして、そんな猫くんの眠くない夜は、「かまってちゃん」が炸裂します。

我が家はペット可だけど多頭飼いは不可のマンションなので、一緒に遊べる子を飼ってあげることが出来ないので、猫くんが遊んで~かまって~と言える相手も、申し訳ないけどこの私と夫の2人しかいないので、私達の所に来るのです。

ただ、夫は寝たらちょっとのことでは起きない人なので、そのへんは猫くんも「起こそうとしても騒いでも無駄」と理解しているらしく、結果、かまってちゃんを炸裂させる相手は私一択となるのです。

実力行使 その1

ルーティーンの頭突きが終わって猫くんがリビングの方へ姿を消して、こちらも「さて寝るか」と布団に横になると、猫くんが眠くない夜は、人が寝入った頃に再び布団の所に戻って来ます。

そして、寝ている人の周りをウロウロ~ウロウロ~、たまにキャットタワーに上って外の景色を見ては、また人の周りをウロウロ~ウロウロ~。

すぐに目が覚める私はもうそれだけで「ああ、また人の周りを歩き回って…」と気づいてはいるんだけど、こちらも眠いですからね、そのままスルーしようと気づかないふりをします。

すると、猫くんもイラッとするようで、布団やタオルケットから出ている腕や脚をカプッと噛んで、実力行使で起こすのです。

本人にしてみればちゃんと加減して噛んでいるつもりでしょうし、実際、本気で嚙んでないのは私も分かる、分かるんだけど、やっぱり猫くんの鋭い歯はかなり痛い!(^^;

もちろん、こうやって寝ていてカプッと起こされるのは、私だけなのです。

実力行使 その2

猫くんが眠くない夜、私の「枕元に立つ」のです。

枕元に立ち、人の顔を覗き込むようにして、ニャァァァーーと鳴く。

こちらが無視して寝ていると、ニャーー・・・ニャァーー・・・ニャァァァーー?

人間の言葉に変換すると、「おーい!」と呼ばれるのです。

さらに目覚ましのアラームのようにどんどん音量がアップして、ニャァァァーー!!

何度も鳴くので根負けして目を開けると、私の鼻先10cmの所に人の顔を覗き込んでいる猫くんの顔があって、「お、やっと気づいたか。」と言った感じで小さく「ニャッ♪」と挨拶してくれるのです。

私も眠いけど、この可愛さったらもう~「しょうがないなぁ(≧▽≦)」となって、真夜中に膝の上に乗せて抱っこして、背中ナデナデして、頭ごちごちして、お尻トントンして、そうこうしているうちに私も頭が覚醒してきて、結局朝まで眠れなくなり。

猫くんは満足して、そんな私を残してさっさと寝床でスヤスヤ寝てしまうと言う。笑

実力行使 その3

これは猫くんの眠くない夜と言うか、朝まで眠れなかった超早朝と言うか、時間にしてだいたい午前3時半~5時半頃によくやることなんですけど、いつものように人の枕元に立ち、アラームのようニャーニャー鳴いて、それでも私が無視し続けて寝ていると、いよいよ手が出てくるのです。

最初の何回かは、寝ている私の頭を肉球でチョイチョイ、チョイチョイと小突いてきます。

さらにそれでも無視していると、次はちょっとだけ爪を出して髪の毛を引っ掛けて、グイッと引っ張るのです。

猫くんが自分で考えてあみ出した作戦なのでしょう。笑

ちゃんと考えてるんだなぁ、頭いいなぁって、もの凄く眠いけど感心してしまう私なのでした。

そして私が顔を上げると、猫くんはおもむろに私の枕の上にヨッコイショと鎮座し、私は枕を取られ、まだ夜も明けきらぬ真っ暗な部屋の中には私が猫くんのお尻をトントンする音だけが静かに響くのでした。笑

子育て中のお母さんの大変さを想う

軽くロングスリーパー気味の私と、夜行性の猫である猫くん。

夜中に何度も起こされて朝まで続けてぐっすり眠ることが出来ないことが多いので、どうしたって睡眠不足です。

でも、可愛い子を放ってはおけないので、仕方ない。

仕方ない、けど、毎日眠い。

そんなところが、もしかしたら乳幼児を子育て中のお母さんの慢性的な寝不足はこんな感じなのかもしれないなぁと、大変さの1/1000くらいは分かったような気がしました。笑

ちなみにこちら、夜中に起こされて睡眠不足がピークに達し、夫を会社へ送り出した後に思わず2度寝してしまって、目を覚ましたら目の前にいた猫くんの写真です。

近い近い。笑

そして、ベロ出てる。笑

そしてやっぱり、うちの猫くんカワエエ♡



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