猫くん必死のSOS!

小さい家族

猫という生き物は、明け方と日没直後の時間帯に活発になる薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)なのだそうで、我が家の猫くんも例に漏れず明け方にウロウロと行動を開始するのですが、時々フライングしてまだ夜も明けきらぬ夜中に覚醒して私を起こしに来ることがあります。

いつもと様子が違った昨日の朝

あまりにも夜中すぎると、私もさすがに眠いので気付かないフリをしてみたりするんですけど、猫くんも諦めずに一生懸命あの手この手で私を起こしに来るし、私もそれが分かっているので、まだ真っ暗い部屋の中、眠さで意識ももうろうとしつつも何度も布団から体を起こして、頭をゴチゴチしたり、お尻トントンしたり、抱っこしてぬくぬくにしたりするのです。

そしてある程度相手をしていると猫くんも気が済むらしく、ふらりと立ち去って行くのです。

それはつまり逆に言えば、頑張って夜中に猫くんの気が済むまで相手をしてあげられれば、それ以降はスマホのアラームが鳴るまで寝れるのです。

ところが、昨日の明け方は違いました。

いつものように起こしに来たので、眠いなと思いながら猫くんと頭ゴチゴチしたりお尻トントンしたら、一旦はふらりと立ち去るのですが、すぐに戻ってきて、ニャーニャー鳴いたり、髪の毛を引っ張ったりして起こしに来て、またちょっと相手をすると立ち去るのに、また戻って来る、の繰り返し。

いつもより執拗に起こしに来て、なかなか終わらないまま、アラームが鳴る時間になってしまいました。

そして、普段は私が起きるのと入れ替えのように猫くんはスヤスヤと朝の2度寝タイムに突入するのですが、昨日はその時間になっても寝ずに、ずっと私や夫のまわりをウロウロしていたのです。

昨日は久しぶりにテレワークで夫が家にいたので、それで猫くんもちょっとテンション高いのかな?と思いつつ、ちょっと様子が気になっていたのでした。

うちの自動給餌器のデメリット

そんなこんなで、家の中をウロウロし続ける猫くんの様子を見ながら、猫くんの器を洗ったり飲み水を入れ替えたりしていたところ、そこでハッと気づいてしまいました。

猫くんの自動給餌器の中の餌が残り少なくなっていたのです。

ただ、まだ空っぽになっていたわけではなくて、これはうちで使っている自動給餌器のデメリットなんですけど、自動給餌器の中に入れたフードは砂時計のように真ん中にある穴から「決めた時間」に「決めた量」がトレーに出てくるようになっているのですが、フードの量が減って来ると、穴の周りにはフードがそこそこな量が残っていても穴にフードが流れ落ちていってくれなくて、トレーにフード出てこないと言う事態になることがあるのです。

猫くんのSOS

ちなみに、うちの自動給餌器設定は、朝5時・昼11時・夕方5時・夜11時の4回、1回10gずつに設定しています。

なぜなら、猫くんは一気にご飯を食べると吐いてしまいがちなので、「小分けにして食べさせてあげた方が良いでしょう。」と動物病院の先生にアドバイスをいただいたからです。

そして昨日の朝、朝5時に出るはずの10gのフードが出て来なかったみたいで、猫くんにしてみれば、心待ちにしていた朝ごはんが理由も分からず食べさせてもらえず、お腹はすくし、飼い主は起きないし、必死で私たちにSOSを訴えていたのでしょう。

猫くんにとってフードをもらえないのは、それはもう死活問題でしょうからね。

どうりで昨日の朝は執拗に起こしに来たわけです(^^;

やっと原因と理由が分かって、慌てて自動給餌器にフードを補充し、朝5時の分のフードをトレーに入れてあげたところ

「やっと朝ごはんだにゃぁぁぁーっ!!!」

とばかりに一心不乱に食べておられました。

悪かった、猫くん・・・(^^;

なんだか申し訳なくて、フリーズドライの帆立のおやつを1粒進呈してご機嫌を取った飼い主でございます。



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