前回の【本当にたたかったお嫁さま】その4.「気づいてくれていた人」では、
最悪な状況から始まった合コンでしたが、仕事仲間のYちゃんと私、はっきり言って頑張りました。
そ・れ・な・の・に!「誰か紹介して下さいよぉ~ぅ(´▽`*)」と言い出しっぺのUくんからは、何日経っても何の音沙汰もなくて、これぞまさに、骨折り損のくたびれ儲け。
「Yちゃんと私の頑張りなんて誰も知る由もないね…」と思っていたのですが、思いがけず2人の頑張りに気づいてくれていた人がいて、それがカレ(今の夫)でした。
そして、知り合って3ヶ月で結婚を決めた私たちでした。
今日はそのへんのお話をしたいと思います(^^)
私の隣の席に座っていたらしきカレからYちゃんと私への労いのメールをもらったのは翌日の夜のことでしたが、大変申し訳なかったけど、私はカレの名前も覚えていなければ顔もはっきり思い出せませんでした。
なぜなら!
(はい、ここからまた合コンの愚痴が再燃しますよ、グチグチ愚痴っちゃいますよ、本当にグチグチですよ、そこんとこよろしくね。)
彼氏または彼女を見つけるのが目的である合コンと言う飲み会で、初対面でいきなり「楽しくお酒飲んでおしゃべりしましょうよ!」なんて言われても無理だわ…と、それまでの人生で1度も合コンに参加してこなかったような私がですよ、Uくんに頼まれて、元職場の若い女の子たちに「合コンします?」と声をかけてしまったばっかりに、私まで合コンに参加せざるを得なくなった上に、人生初の合コンってだけでかなり気が重かったのに、ごく普通の合コンのイメージとはかけ離れた状況に陥っていたその挙句、そんな私が仕事モード全開で頑張りまくったのですから、隣の人が誰だったか?何を話したか?どんな顔だったか?なんて覚えている余裕は全くナッシングだったのは当然なわけです(-_-;)ゼイゼイ…
ただ、カレがそこまでの状況を知らないにしても、合コンでYちゃんと私が頑張ったことに気づいてくれていたことは、正直嬉しかったです。
そこから自然とメールでやり取りするようになって、しばらくして仕事帰りにご飯を食べに行ったり飲みに行ったりするようになって、週末に一緒に遊びに行くようになり、少しずつカレのひととなりを知って行ったのですが、この頃、不思議な感覚になっていました。
あの頃の不思議な感覚を正直に言うと、カレのことは男性として惹かれると言うよりも、むしろ逆で、あまり男性として気にならない感じが楽だった、が正解かな。
昔から知り合いだったような、男性とか女性とか関係なくて、なぁ~んにも肩ひじ張らずに話が出来て、同じようなところで一緒に笑えて、そんな人もいるもんなんだなぁって。
そんな感じだったので、私たちは「付き合って下さい」「はい、分かりました」みたいな話をしたことも無かったような…笑
こうしてカレと一緒に過ごす機会が少しずつ増えて行ったのですが、その事は、私は毒親である母には絶対に知られないように細心の注意を払って過ごしていました。
実は私、過去にお付き合いをした人がいましたが、母から執拗に妨害行為や嫌がらせを受け続けて本当に大変で大変で、その影響で色々あって、結局その人とはお別れしたと言うことがあったのです。
なので、私はカレが「私の彼氏」だからと言うだけでなく「私が大切だなと思った人」をもう2度と母に攻撃させない、邪魔させない、母から私が守る、そんな決意を胸に抱いていたからでした。
そしてちょうどその頃、毒親である母との関係に限界を感じて、両親との関係を立て直すことにも諦めが付いた私は、実家を出る(と言うか、逃げ出す)準備に取り掛かっていました。
色々と資格の勉強をしつつ、時間を見つけては物件探しをしていたのです。
ただ、物件探しと言ってもですね、生活するのに便利そうな町、都内で仕事をするのに便利そうな沿線、そうやって目星を付けた町へ行っては駅前で見つけた不動産屋に入ってみて、希望の間取りや駅からの距離や家賃を伝えてみましたが、当たり前ですけど生活しやすくて通勤も便利な沿線の物件は家賃が高くて、どの不動産屋も門前払いと言ってはちょっと語弊がありますけど、部屋の内覧をするまでには至りませんでした。
そんなある日のこと。
カレとご飯を食べながら話をしていたところ、本当にざっくりと説明しますと
(な)実家を出るために物件探しをしていてさぁ → (な)実家を出ればもう少し会えるようになるかも → (な)でもどこも家賃が高くてなかなか物件が見つからないんだよねぇ → (カ)じゃあ一緒に住む? → (な)うーん、同棲で実家を出るのは難しいよ → (カ)じゃあ結婚したらええんちゃう?
みたいな流れで、一生結婚はしないで1人で生きて行くと思っていた私が、カレと出会ってたった3ヶ月で結婚を決意したのでした。
なんか、我ながら驚きの決断でしたね。
でもどうしてだか?カレに対して不安は全く感じなかったですし、運命に逆らわずに身を任せたような感覚がありました。
私にとって結婚して家を出ると言うことは
- 大切だと思える家族が私にも出来る
- 実家から脱出出来る
- 毒親の母から離れられる
- 母の監視や束縛から解放される
- 穏やかな日々を手に入れる
- やっと自分の意志決定で生きられるようになる
このような夢のような人生をスタートさせる機会で、こんな言い方はしたくないのですが、結婚することのメリットと言う点では、正直、カレよりも私の方が格段に大きかったはずです。
そして、カレがどこまで考えてくれていたのかは私には分かりませんが、彼なりに私に助け舟を出してくれたんだろうなと今でも思っています。
でも、結婚を決意した時点で、母との新たな闘いの幕開けでした。
母との闘いは相当大変なことになるだろうと十分覚悟していたつもりでしたが、それでも結婚式の当日になるまで母からの妨害行為や嫌がらせは延々と続いて大変だったのなんのって。
そしてその間に3度も「母に結婚を破断にされてしまう…」と思った出来事があったのでした(--; ~つづく~
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