今日は、先日の定期健診(健康診断)で見つかった猫くんの破歯細胞性吸収病巣の件で、動物病院へ行ってきました。
術前検査
破歯細胞性吸収病巣には有効な薬はなくて、鎮痛薬や抗生物質で一時的に症状が緩和されても罹患歯がある限り痛みは発生するし、放っておくと歯根部で広がってしまうこともあるため、治療方法としては、全身麻酔下での抜歯が第一選択になるとのことで、今月末に抜歯の手術を受けることが決まりました。
つきましては、今日は抜歯の手術を受ける前の術前検査を受けに行ってきたのです。
歯科の処置は全身麻酔をしての手術になるので、全身麻酔に耐えられる体調かどうかを事前にきちんとチェックしてからでないと危険だからです。
術前の検査項目としては、本来ならば
- 血液検査
- エコーなどによる心臓の検査
を受けることになるのですが、猫くんは先日の健康診断で血液検査は受けていて、数値的に何も問題ないことが分かっていたことと。
レントゲン検査で心臓の大きさなども肥大しているようなこともなく正常の大きさであることは分かっていたので、今日はその検査については不要とのことで、心臓のエコー検査のみとなりました。
とは言え、心臓のエコー検査を受ければ、必然的に心臓の大きさも量ることになるので、エコー検査で調べたのは、
- 心臓の大きさ
- 心臓の壁の厚さ(心臓の状態が良くないと壁が厚くなってしまう)
- 心臓の弁の厚さ
つまり、心臓を輪切りにした映像で心臓の中の様子の検査が行われました。
そして、幸いなことに何も問題は見つからなかったので、これで月末の全身麻酔による抜歯の手術は決定となりました。
手術に関する同意書
抜歯の手術を受けることが決まり、続いては、先生から「手術・入院・処置・検査に関する説明・同意書」と言う書類を渡されました。
これは人間が手術を受ける時と同じことで、
- 病名は「歯周病」ですよ
- 手術の目的は「抜歯」と「歯石除去」ですよ
- (おそらく大丈夫だと思いますけど~と言う前提で)麻酔や手術による危険性としては、「出血」「感染症」「顔面変形」「顎骨折」などの可能性はゼロではないですよ
- 手術・入院・処置・検査中に万が一体調が急変した場合、直ちに心臓マッサージや人工呼吸などの救命処置を行うことを「希望します」「希望しません」「獣医師の判断に一任します」の中から選択して
- 書類に飼い主のサインをお願いします
と言った内容になっています。
先生から丁寧な説明をしっかりしてもらいましたし。
③のような危険性があることも、理解できますし。
そうならないためにも今日のような術前検査を受けているのですし。
前に奥歯を抜歯した時も大丈夫だったので、今回もきっと大丈夫!と思いつつ。
それでもやっぱり、「どうか無事に手術を終えて帰ってきてね(祈)」と心配な気持ちに毎回なってしまいます。
本当は、出来ることなら全身麻酔による処置はしないであげたい、と言うのが本音なんです。
でも、放って置いても良くなることは無いし、猫くんも既に歯に痛みをかかえているかもしれないので、早めに治療した方が後々の猫くんのため・・・
ちょっと心中複雑だったりしています。
とにもかくにも、術前検査と先生の説明を受けてきましたのでね、後は、手術までの数日間、体調を崩さないように様子を見つつ、家でのんびり過ごさせてあげるとします。
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