猫くんの破歯細胞性吸収病巣による抜歯手術にかかった医療費について

小さい家族

7月中旬、猫くんは毎年恒例の年に一度の健康診断を受けに、いつもお世話になっている動物病院へ行きました。

そして結果は、幸いにも内臓などには何も問題無しとのことでホッとしたのでしたが、歯にちょっとした問題が見つかりました。

術前検査の費用

下の歯の前臼歯の右側と左側の1本ずつ計2本が何やら赤くなっていて、それは歯周病による歯茎からの出血とかではなく、歯そのものが赤くなっている「破歯細胞性吸収病巣」だと判明しました。

この病気は、約4割~5割もの猫がかかるメジャーな病気でありながら、どうしてなるのか?については原因不明で、有効な薬もなくて痛みが続くので、治療方法としては、全身麻酔での『抜歯』が第一選択になります。

そんなわけで、猫くんは抜歯手術を受けることになりました。

つきましては、まずは猫くんが全身麻酔に耐えうる健康状態や体調かを検査するための「術前検査」が行われました。

本来であれば、術前検査は「血液検査」と、胸部または腹部の「超音波検査」の2つを受けるところでしたが、直前に受けた健康診断で血液検査結果のデータはあったので、猫くんの術前検査は超音波検査だけとなり、心臓の大きさや壁の厚さや弁の厚さなど心臓を中心に検査しつつ、腹部もくまなく検査して問題はなかったので、抜歯手術を受けられることになりました。

ちなみに、この時の超音波検査の費用は 4,400円 でした。

繰り返しになりますが、事前に健康診断を受けていなかったら血液検査も必要だったので、術前検査の費用はもう少しかかっていたと思います。

抜歯手術の費用

そして今から1週間前に、抜歯手術が予定通り行われました。

表面的に見て分かる破歯細胞性吸収病巣の歯は2本でしたが、

「全身麻酔をかけてからレントゲン撮影をして、歯根部のレントゲンを見てからでないと、実際に抜歯が必要な歯が何本あるか分りません。」

と先生からは説明を受けていたので、何本の歯が抜歯になるかは手術が始まってみないと分からなかったのですが、幸いにも猫くんは他の歯の歯根部は綺麗で無事だったので、抜歯は2本だけで済みました。

そして、せっかくと言ってはなんですけど全身麻酔をかけたので、この機会に合わせてスケーリング(歯石取りや歯石がつきにくくなるコーティング)もしていただきました

猫くんの抜歯は2本で済んだことと、歯根部の歯と顎の骨の癒着はさほど酷くなく、手術も長引かなかったので、宿泊入院はせず、手術当日に退院となりました。

これらの状況に加えて、退院後に自宅で服用する抗生物質と痛み止めのお薬も出していただいて、今回の抜歯手術の費用は 73,095円 でした。

内訳としては、抜歯だけの治療費は1本あたり5,200円ですが、2本のうちの1本の歯の歯根部が顎の骨に癒着していて削り取るような処置になったため難抜歯となり1本あたり15,500円で、2本の抜歯の合計は20,700円でした。

あとは、スケーリング代が10,300円。

その他の、点滴や点滴措置・全身麻酔・筋肉注射・ガス麻酔などなど手術に必要な処置が諸々で、42,095円と言った感じです。

術後検査とトータルの医療費

そして、抜歯手術から1週間後の本日、猫くんの術後検査に行ってきました。

抜歯して縫合した部分の糸は自然に溶ける糸なので、抜糸の処置はありませんでした。

先生から問診で、体調に変化はないか?ごはんは食べれているか?排尿排便は出来ているか?などを聞かれて問題ない事を伝え、抜歯した部分を先生が目視で確認してくれて異常ナシとのことで、今回の猫くんの抜歯手術の全てが終わりました。

猫くん、頑張りました!

そして本日は、再診料として 880円 でした。

 

これで、今回の猫くんの破歯細胞性吸収病巣による抜歯手術にかかった医療費のトータルは

  • 術前検査(超音波検査) 4,400円
  • 抜歯手術 73,095円
  • 再診料 880円

合計 78,375円 でした。

 

猫との暮らしは人生で初めての私たち夫婦なので、破歯細胞性吸収病巣なんて歯の病気についても初めて知りましたが、 意外にも猫がかかるメジャーな病気とのことだったので、もしかしたら、これから同じ症状で抜歯される猫ちゃんもいるかもしれません。

このへんの治療費については、歯の状態にもよって変わるでしょうし、病院によっても医療費は違うと思うので、事前にかかりつけの動物病院に確認を取るのが一番だと思いますが、我が家の猫くんの抜歯は一例としてご紹介させていただきました。

参考になれば幸いです。

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