今日は、夫の地元高知県高知市で出会ったイチオシのお店と美味しいお酒をご紹介したいと思います。
美味しいお店を見つける夫の嗅覚
夫の母は頑張って闘病していたのですが、2017年に他界しました。
なので、2016年から1018年にかけては、お見舞い、葬儀、関係各所の手続き、実家の処分等々、夫は一人息子なので高知へはかなり頻繁に行きましたが、やはりこちら埼玉県から高知県への往復交通費と宿泊費は、いくら旅行会社の格安出張プランのようなものを利用しても回数が回数だけに家計を圧迫していたのも事実でして、時には、せめて夫だけでも1度でも多く母に顔を見せてあげて欲しいと、夫1人で高知へ行ってもらうこともありました。
こうして夫が1人で高知へ行った時に、もちろん実家でご飯が食べれるわけではなかったので、どこか良さそうなお店はないかと探したのだそう。
そして、夫の美味しいお店を見つける嗅覚のおかげで、その後何度も通うことになったお店に出会いました。
そのお店の名は、酒亭 どんこ。
お店のホームページなどは無いようですが、高知県の観光情報Webサイトや色々なメディアで紹介されています。
実家はもう無いですし、近年はコロナでなかなか遠方への移動も出来なかったこともあって高知県へは残念ながらもう5年くらい行けていないので、お店の写真も5年くらい前のものになってしまいますが、ネットで調べてみたらお店は変わらず営業されていることが分かりました。
酒亭どんこ
酒亭どんこは、はりまや橋から徒歩2分の場所にあり、はりまや橋から高知駅へ向かう大通り沿い左手にあります。
お店の入り口はこのような細い通路になっていてちょっと分かりにくいかもしれませんが、入り口の上と横に「どんこ」と書かれた看板があるのが目印です。
京都のお店のように細い石畳の通路を入っていくと町屋の中庭のような空間があって、その中庭の左側の古民家のような建物の引き戸をあけて靴のまま店内に入っていきます。
そしてこちらが、どんこのお昼ご飯。
お昼になるとお店の看板の所に小さな黒板がヒョイとかけられていて、そこには
「お昼の用意が出来ました」 と、お品書き「ー ー - ー ¥800」
とだけ書かれていて、つまり人気の日替わり定食は「今日のお昼ご飯のメニューはこれです!」と一択のランチ、と言うことです。笑
この日は、鰹の刺身 焼き切り・唐揚げ・漬物としらす・ごはん(おかわり自由)・これでもかってほど具沢山のお味噌汁・お茶 でした。
この美味しさとボリュームで800円、忙しい合間のお昼ご飯にしっかり食べさせてもらえて、とてもありがたかったです。
ここからは、夜にうかがった時の写真をひたすらご紹介していきます。笑
お通し どろめ
どろめは高知県の方言で、いわしの稚魚のことで、どろめと生しらすに違いはありません。
どろめ=生しらす です。
刺し身 鰹の塩たたき
鰹はいつも玉ねぎとにんにくのスライスに大葉と小ねぎを散らせポン酢をかけてで食べている私にとって、塩たたきは初めてでしたが、味がしまるとはこのことだなと思うほど、鰹の旨みを感じました。
鯖寿司
鯖の脂乗りもよく程良く酢がきいていて、とにかく、これは美味しい!
人気なので、お店の予約を入れる時に鯖寿司も予約しておいた方がいいかもしれません。
私たちも前日に予約をしておきました。
揚げ物 きびなご天
きびなごにあおさをまとわせて揚げてあって、風味が良いこと!美味しいこと!
焼き物 はらんぼ
はらんぼとは鰹の「トロ」の部分で、 1本からわずかしか取れない希少部位です。
脂の旨みが最高の一品でした。
土佐あかうし炙り
高知は鰹だけじゃない、あかうしの旨みに、思わず2人で黙ってもくもくと味わいました。笑
あつまん
海老が入っている里芋の団子に、ほんのり柚子の香りのする上品なおダシのきのこあんかけが絶品!
どんこへ行ったらぜひ食べたい一品です。
そして、もしも友人知人に「高知で美味しい料理を食べれるお店とか知らない?」と聞かれたら、私は迷わず酒亭どんこをお勧めします♪
そして出会った、亀泉酒造 純米吟醸生原酒 CEL-24
そして私たちは、酒亭どんこでその後一番好きなお酒となる日本酒に出会いました。
その日本酒は、亀泉酒造 純米吟醸生原酒 CEL-24
それまで日本酒は縁遠かったのですが、一口飲んで
「えっ…?なにこれ、美味しい~~~(≧∇≦)」
CEL-24のあまりの飲みやすさとフルーティーさに覚醒しました。笑
高知のお酒としてはかなり珍しい甘口の日本酒で、日本酒度もかなりマイナスだと思います。
日本酒好きな人は辛口の方が好まれる傾向があるみたいだけど、日本酒初心者の私達には、CEL-24の美味しさと飲みやすさが日本酒を好きになるきっかけになってくれました。
そして、CEL-24とは何?と後で調べてみたところ、高知県の工業技術センターで平成5年に開発された「甘酸っぱく非常に香りの高い低アルコール酒」ができるという特徴の酵母だそうです。
亀泉CEL-24のアルコール度数は14%。
通常の日本酒15%~16%よりも低いので、私のような日本酒初心者でも飲みやすい日本酒だったと言うわけです。
酒瓶4本担いで帰る女に変貌
ここでちょっと余談ですが。
これ以来、すっかり亀泉酒造のCEL-24のファンとなった私でしたが、当時は関東方面での販売がほとんどなくて残念に思っていたのですが、そんな2020年の七夕。
この日、私はかなり久しぶりに電車に乗りました。
向かったのは西武池袋本店。
コロナ感染者数が再び増え始め、こちら埼玉県でも東京都でも不要不急の外出は控えて~と騒ぎになっていた最中だと言うのに、私は何としても池袋に行きたかったのです。
なぜなら、期間限定の日本酒・焼酎販売会で亀泉酒造のお酒の販売があったから!!!
亀泉酒造のオンラインショップは無いため直接購入することが出来ないので、このチャンスを逃すわけにはいかなかったのです。
販売ブースに到着すると、これまで実際に見たことがなかった亀泉酒造のお酒がズラリと並んでいて、テンション上がりまくりまして。笑
私の一番好きな定番のCEL-24と、他にも3種類を購入することが出来て、私は酒瓶計4数本をエコバックやリュックに入れて担ぎ、重さで肩にバッグが食い込むのもなんのそので意気揚々と帰ってきたのでした。 笑
いやぁ、あの時は嬉しかったなぁ。
そしてやっぱり、亀泉酒造の日本酒はどれも美味しかったです、はい。
酒亭どんこのお会計について
最後に、酒亭どんこのお会計について。
酒亭どんこの料理はどれを食べても美味しく丁寧な料理で、それこそ薬味まで丁寧で綺麗で残したくない美味しさでしたし、お酒も最高で、満たされました、そして癒されました。
これぞ至福。
ただ、酒亭どんこのメニューには、料理の金額が書いてないです。
聞けば教えてくれるかもしれませんけど、私たちは ↑ これだけ料理をいただいて、お酒やドリンクも2杯ずついただいて、2人で1万円ちょっとでした。
今現在はご時世的にもう少し値上がりしているかも?しれませんが、この時は1人5~6千円でした。
これだけの手間暇かけた美味しい食材と料理を考えると、とても良心的だと思うのです。
どんこ、また行きたいお店です。
ああ、私の出身地ではないけれど、久しぶりに行きたいなぁ、高知。
そして、酒亭どんこも行きたいし。
久しぶりにCEL-24も味わいたくなってきました。
ああ・・・ああ・・・(千と千尋の神隠しのカオナシの気分)
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