先日、久しぶりに知人のAさんと言う方と会う予定だったのですが、彼女のご主人の急な体調不良と入院のため「予定を延期して下さい」と連絡をもらい、それはもちろん、ランチや散歩なんかよりもご主人の健康の方が最優先で大事ですからね、また色々と落ち着いてから会いましょうと言うことになりました。
ただ幸いなことに、Aさんのご主人は特に何か大きな病気が見つかることもなく、数日間の検査と静養を経て無事に退院されたとのことで、連絡をもらった私としては「良かったですね」とホッとしました。
でも、ご主人が実際に具合が悪くなったのを目の当たりにして救急車まで呼んたAさんにしてみれば、原因が分からないままになっていることが気が気ではないみたいで、その理由の1つはもしかしたら、Aさんご夫妻が歳の差夫婦だから、かもしれません。
Aさんは私より何歳か年下の方で、昨年お会いした時に「うち、旦那はもう還暦を過ぎているので…」と話していたので、ご主人はAさんよりも10歳くらいか一回りほど年上のようで、Aさんはご主人の今後の健康の事とかをとても気にかけている様子でしたし、今回のご主人の急な体調不良も相当驚かれて不安だっただろうと思います。
そして、そんな感じでAさんの心中をおもんばかっているうちに、私自身が夫婦の年齢差についてちょっと考えてみる機会になりました。
例えば、私と小学校からの友達で同級生の女の子は、幼稚園のころから同級生だった&私の同級生でもある男の子と結婚をしたので、同い年夫婦です。
なので、私も、友人夫婦も、ほぼ同じ時間だけ生きてきて見てきた時代の景色も同じですし、例えばこれからむかえる60歳と言う未来の景色も、同じタイミングで「60歳ってこんな感じなんだなぁ」と見ることになるわけです。
だから、同い年夫婦は一緒に前進して生きて行く感じがするのではないかなと想像します。
一方、私と夫は、夫の方が3年6ヶ月ちょっと年下の夫婦です。
なので、現在50歳の夫にしてみれば、現在54歳の私の年齢になるまでの3年6ヶ月ちょっとの間の時間は、まだ体験したことがない未知の時間になるわけです。
逆を言えば、夫がこれからむかえる51歳~54歳までの時間は既に私は通過した時間でもあり、その間にその年齢なりに経験するようなことは夫よりも先に経験していたりする可能性があります。
例えば、病気や体調管理についてなんかが分かりやすいですかね。
人間50歳を超えたらこんな体調の変化やこんな病気に気を付けましょう!みたいなことがあるじゃないですか。
身近なところでは高血圧とか糖尿病とか色々あると思うんですけど、私は50代になるや否やまんまと高血圧になってしまったので(^^;そこから高血圧について身をもって学ぶことになって、治療を続けつつ、日々の生活を省みて、出来ることを少しずつ改善したりしている日々です。
なので、もしも50代に突入した夫がこれから高血圧になったとしたら、一足先の年齢を生きて高血圧経験済みの私が、夫の体調管理に協力できることはけっこうあると思いますし、そもそも、今まだ高血圧になっていない夫をこれからも高血圧にならないように注意してあげることも出来ます、と言うか、私が高血圧改善を気にかけて暮らしている=夫にも多少はプラスになっていると思われます。
それとか、私が40代後半で肩が痛くなる経験をして、夫も50歳を目前に肩が痛いと言い出した時は「整形外科へ行くのです!はよ!」と早めに治療を開始させて、五十肩もリハビリを経て治りましたし。
私が「50歳を過ぎたから帯状疱疹のワクチンを打たなきゃ」と思ってワクチンを打ったので、50代になった夫も近いうちに帯状疱疹のワクチンを打つ予定ですし。
年齢的にちょっと先の時間を生きる私は、夫よりも知っていることも協力できることも多少はあるのです。
そして知人のAさんご夫妻は、私たち夫婦とは逆なんですよね。
Aさんがまだ体験していない10年もしくは12年くらい先の年齢の時間をAさんのご主人は生きていて、上記で私が例にあげたような病気や体調管理についても、Aさんはまだ経験したこともなければ知らないことも多いと思います。
人間誰しも、知らないことへの不安ってあるじゃないですか。
だから余計に、今回のご主人の体調不良についても心配は大きかっただろうなぁと思ったのでした。
とにもかくにも、本格的な寒さがやってくる前に、Aさんのご主人の体調もAさんの気持ち的にも落ち着かれるといいなぁと思います。
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