唯一のチャームポイントを活かせない私

エッセイ

生まれて此の方「可愛いね」とか「美人さんだね」とか「綺麗だね」なんて言葉とはご縁の無い人生を送ってきた私ですが(^^;それでも私には1つだけ、これは私のチャームポイントって言えるかなぁ~と思える部分があります。

それは、髪です。

よく言えば、サラサラストレートです。

たぶん、ありがたいことにめちゃくちゃ健康な髪質なんだと思います。

ただ、とにかく強情なまでのストレートなので、ポニーテールをすれば、ふんわり可愛らしい感じには絶対にならず、リアル馬のしっぽみたくピョーンってなっちゃうし、パーマをかけようとしても、美容師さんを困らせるほどパーマがかからないのです。

その昔、ソバージュと言う髪型が流行っていた頃に私も「ソバージュにして下さい~」と美容院でお願いしたことがあったんですけど、ロットを巻いてパーマ液を付けて、その後に美容師さんが何度パーマのかかり具合をチェックしてくれても「あれ、まだだな…」「まだ駄目だな…」「すみません、もう少しこのままで…」を繰り返し、最終的に「もうこれ以上パーマ液を付けておくと髪が傷んでしまうので、今日はここまでにします。お時間があれば、別の日にやり直しますので、また来てください。」と言われて、入店から6時間後にやっと美容院から出てみれば、髪には寝癖程度のワンカール。

到底ソバージュだなんて言えない仕上がりで、頑張ってくれていた美容師さんにこれ以上迷惑をかけるのも悪くてソバージュを諦めたことがあるくらい、私の髪は直毛なのです。

でも、私の髪にまつわる残念なところは、そこではないのです。

実は私、これまでの人生で何度か「ショートの方が似合うよね。」と言われたことがあります。

もちろん髪を伸ばしていた時期もけっこうあって、ありがたいことに髪を褒めてもらったことは何度もありましたけど、「ロングが似合うよね。」と言われたことは・・・あったかな?記憶には無いです。

なんだったら、2年ぐらいかけて髪を伸ばしてかなりロングにした時に、昔の仕事仲間ともの凄く久しぶりに再会して、開口一番「ええ?なばなさん、なんで髪伸ばしちゃったんですかぁ?」と聞かれてしまったことまでありました(^^;

せっかく褒めてもらえた髪なのにショートの方が似合うと言われ、唯一のチャームポイントを活かせない私。

なんだか、ちょっと残念なのかな?笑

でも、今も昔も私はそこは気にせず、けっこう自由に髪型を変えてきました。

超ロングも、刈り上げのショートも、本当によく髪型を変えるので、久しぶりに会う人なんかだと、最初にパッと私を見ても気づかれないことも度々です。

今は寒い時期になったので先日バッサリとショートにしましたし、また来年、春くらいから髪を伸ばしていって、夏には後ろで結んだりお団子にしたりするでしょう。

でも改めて考えてみると、唯一のチャームポイントかもしれない髪でもしも「ロングが似合うね。」なんて言ってもらえていたとしたら、私は髪型を変えずにずっとロングヘアにしていたかもしれないです。

だとしたら、案外「ショートの方が似合うよね。」は、私の髪型を自由に解き放ってくれるありがたいお言葉なのかもしれません(*^-^*)

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