昨日に引き続き、今日も猫くんのお姉ちゃんやお兄ちゃんである可愛い小さな家族たちをご紹介したいと思います。
セキセイインコ(女の子)との出会い
2007年の春に我が家の長女とも言えるシマリスが虹の橋を渡って天国に旅立ってしまってから、カーテンレールや押し入れの天袋にいつもシマリスと一緒に上っていたキエリクロボタンインコが、私にはちょっと寂しそうにしているように見えていました。
それから3年程経ち、2010年の1月のこと。
駅前のショッピングモール内のペットショップへふらりと寄ったところ、温かくするためにペットヒーターが点けられていておがくずが敷き詰められているケースがありまして、その中には、雛鳥だけが集められてお世話されていました。
羽根も生えそろっていない仔もいれば、とりあえず羽根は生えそろったけどまだまだ雛鳥な感じの仔もいて、子供の頃にセキセイインコの夫婦が卵を産んで雛を4匹ほど育てた経験のある私は、見ようによってはエイリアンのようなまだ羽根も生えそろっていない雛鳥たちの姿がとても懐かしくて、思わず見入ってしまいました。
すると、ケースの端っこの方でおがくずの中に頭がめり込んでしまっている、黄色い羽根がだいぶ生えそろっている雛鳥が1羽いるのを発見。
上半身がズッポリとおがくずの中に埋もれたまま、ピクリとも動きません。
「こ、この仔、死んでるんやろか・・・(・・;?」
思わず心配になってしばらく様子を見ていたところ、3~4分くらい経った頃にまだ目も開いていない他の雛鳥に容赦なくガシガシと踏まれて、その仔がやっと目を開けまた。
大丈夫でした、ちゃんと生きていました。笑
そして、おがくずの中から出てきた途端に、何事も無かったかのようにいきなりモリモリと餌を食べ始めて、どうやらただの居眠りだったようです。
他の雛鳥たちはせっせと身づくろいしたり、友達と遊んだりしているというのに、なんちゅーマイペースな仔なんだろうと、思わず笑ってしまいました。
そして、ふと、そう言えば前に夫が「ボタンインコに友達を作ってあげたら、ラブバードの愛称のように少しは乱暴者が治まって可愛らしくなるかなぁ(^^;」と言っていたのを思い出しました。
それで、もしかしたらこれだけマイペースなこの仔ならボタンインコとも何となく上手くやってくれるかもしれない、そしてあわよくば、ボタンインコの乱暴者っぷりが治まるかもしれない・・・そんな人間の淡い期待を背負って、1羽の小さなセキセイインコの雛が我が家にやって来たのでした!
先輩たちとご対面
愛犬の反応
帰宅して早々に愛犬とボタンインコに雛鳥が入っている箱を見せたところ、箱の中からピヨヨ…ピヨヨ…と聞こえる雛鳥の声に、愛犬が「えっ?!なにこの可愛い声!」と立ち上がり箱に顔を近づけて興味深々でした。
そして、箱のふたを開けて雛鳥が出てきてご対面させてみたところ、意外にも愛犬が雛鳥が可愛くて可愛くて仕方ない様子!
シッポを振り振りソワソワしながら、そーっと雛鳥に近付いてクンクンにおいをかいだり、頭をペロペロ舐めたりしていました。笑
そして、マイペースな雛鳥はやっぱり?思った通り?マイペースで、犬を怖がることなく背中に自分から乗りに行ったり。
いつも自分から近づいていって、そばにいるようになりました(*^-^*)
そして愛犬もおとなしくそばにいさせてあげて、仲良しになってくれました。
キエリクロボタンインコの反応
そして、肝心のボタンインコはと言うと・・・飼い主の淡い期待は打ち砕かれたかと思いました。
「喧嘩っ早い」という性格な鳥なだけあって、ボタンインコは雛鳥に対してもちょっぴり乱暴物で、気になって自分からセキセイインコに近付いて行くくせに、軽く突っついたり足に噛み付いたりするので、最初は同じ鳥かごには入れられませんでした。
でも、めちゃくちゃマイペースでナチュラルに天然ちゃんのセキセイインコは、ボタンインコのちょっかいも気にせず、がんがんボタンインコに近づいていき、その度にボタンインコは「イラッ!」としていたご様子。笑
でも、ボタンインコがカーテンレールの上に行けば、すぐに自分も飛んで行き。
突っついて追い払われても「キャッ♪キャッ♪」と喜んで、また隣に行き。
そのうち、ボタンインコが根負け?したのか、いつもセキセイインコが隣にいても気にしないようになりまして。(ホッ・・・)
次第に1匹と2羽で仲良く過ごしてくれるようになって。
しばらくして、2羽は1つの同じカゴで暮らせるようになりました。
そして、ボタンインコは晩年に白内障で目が白くなり完全に目が見えなくなってしまいましたが、それでもいつもセキセイインコはボタンインコの傍から離れることなく、変わりなく過ごしてくれていました。
なので、これは結果論になってしまいますが、シマリスが天国に旅立った後に寂しそうにしていたボタンインコのお友達としてセキセイインコに我が家に来てもらったことは、大正解だったと思えます。
マイペースで天然ちゃんな仔の性格のおかげで、ボタンインコも愛犬も、一緒に楽しく過ごせたと思うので、今でも感謝しています。
コメント