謎の光の筋が映った不思議な写真

・不思議な話

昔撮れた謎の光が映った写真について、今更ながらふと思ったことを書きたいと思います。

使い捨てカメラの時代

その写真は、私が20代の頃に当時勤めていた会社の仕事仲間と一緒に函館・小樽・札幌と旅行した時に、小樽で撮った写真でした。

もう25年くらい前のことになりますね。

当時は、ケータイはあったけど写メの機能はなかったので、使い捨てカメラで写真を撮っていました。

いわゆるフィルムのカメラです。

フィルムのカメラなので、写真を撮ったその場ではどんな写真が撮れているかは分からなくて、後で写真屋さんにカメラを持って行ってネガ(フィルム)を現像してもらい、出来上がった写真を受け取りに行って、そこで初めて自分たちが撮った写真を見ることが出来る、そんな時代でした。

なので、私たちも旅行中は使い捨てカメラを3~4個持って行って、写真を撮りまくりまして。

帰ってきてから写真を現像に出して、1週間後くらいに出来上がった写真を受け取りに行ったと思います。

最初は気にしないフリをした

出来上がった写真を受け取った私は、旅行へ行った仕事仲間と一緒に見ようと思って家で一人では見ず、翌日に会社へ持って行って仕事仲間に「写真出来たよ~」と言って、昼休みに一緒に見ることになりました。

すると、同じ部署で働いている人も「旅行の写真?見せて見せて~!」となったので、写真を5~6人で囲んで「ここはね~」とか「この時にね~」とか土産話をしながらわいわいと写真を見ていたのですが、沢山の写真の中に1枚だけ、ちょっと変な写真があったのです。

その写真は、小樽にあるオルゴール堂と言う建物の入り口で、通りすがりの観光客の方にお願いして、友人と私と並んで撮っていただいたものでした。

オルゴール堂は、もともとは北海道では有数の米穀商である共成株式会社の本社社屋で、倉庫として建設さたものですが、 その後使用されることがなくなり空き家と化していたところを、1912年からオルゴールを販売している「小樽オルゴール堂本館」として利用されている歴史ある建物です。

当時の記憶なのでちょっと間違いがあるかもしれませんが、オルゴール堂の入り口は、道路に面したアーチ形になっている入り口を入ると、そこには2~3畳くらいの広さのちょっとしたスペースがあって、その中に建物に入るための扉がある、そんな感じだったような気がします。

写真を撮ってくれた方は、道路側のアーチ形の入り口付近に立って、内側の扉を背にして立つ私たちを撮ってくれました。

写真を撮ってくれた方と私たちの間は2~3mくらいだったと思うのですが、その間を、光の筋がスーッとちょっとねじれた紐のように写っていて、私たちの姿を部分的に消していました。

画力が無くて申し訳ありませんが(^^;こんな感じです。

その光の筋は、白っぽいような黄色っぽいような明るい色で、丸く光るオーブとかそーゆーぼんやりとしたものではなくて、もっとはっきりとした明るい波打つ光の筋でした。

写真の半分くらい、カメラの前を横切っている感じでした。

この写真を見た時、友人は「なにこれ?!(;゚Д゚)」っとちょっと焦っていたのですが、私は「なんじゃこりゃ?」とサラッと気にも留めない感じでながしたんですね。

だってこの光の原因が、カメラの不具合なのか、何かの加減なのか、それともいわゆる心霊写真なのか、考えてみても判断は出来ないですし。

まかり間違っていわゆる心霊写真だったとしてもですよ、せっかく楽しい旅の思い出をぶち壊すように「心霊写真?!」だなんて、Kiroroの長い間の歌詞の様に「でもまさかね~そんなこと~言え~ない~」って感じじゃないですか。

そんなわけで、友人にはこの写真は焼き増しして渡すこともなく、私もフォトブックの他の写真の下に入れて見えないようにパッと隠し、そのまま時は流れてその写真の存在を忘れていました。

同じ場所へ行く前に写真を焼却

ところが、数年前に夫と北海道へ旅行に行くことになり、久しぶりに小樽にも訪れることになった時に、私はうっかりこの写真の事を思い出してしまいました。

幸いにも写真を撮ってから20年くらい経っても元気に過ごしていたので、この写真でどうこうと言うのはありませんでしたけど、1度写真の存在を思い出したら小心者の私は、今更な感じでしたがちょっと気になってしまったのです。

そこで、もしもこの写真がまかり間違って心霊写真だったとして、ネットで心霊写真の処分の仕方みたいなのを検索してみました。

すると、神社仏閣にお願いしなくても、自分で細かく切って捨てるとか、焼いてもいいよとか、とにかく写真を処分することによって自ら関わりを断つ意志を示せばOKなんですよ、とのことだったので、旅行の前にフォトブックからこの写真を引っ張り出してきて、台所で燃やしたのでした。

気にし過ぎかな?っとも思いましたが、結局それが何だか分からないまま持っているのは嫌だなと思ったのだから、燃やして良かったと言うことにしておきました。

ネガが残っています

こうして謎の光の筋が映った写真を処分して、無事に?夫との北海道旅行も楽しんで、再びこの写真のことは忘れて過ごしていました。

ところが、つい先日のことです。

ちょっと古いフォトアルバムを引っ張り出す機会があって、その時に、写真と一緒に写真のネガも保管してあるのを見て、「あ。」って思ってしまったのです。

仕事仲間と旅行へ行った時の写真が残っていると言うことは、その写真のネガもまだ保管してあるはず。

写真は念のために焼却したけれど、謎の光の筋が映っている写真のネガは、まだ持っていることに気づいてしまいました。

スマホの写真みたいに、いらない写真だけ消すことが出来たらいいのだけど、フィルム写真のネガはそうはいきません。

この写真が写っているネガを捨てるならば、他の写真のネガごと捨てなければならないのです。

思い切って写真は処分したのに・・・

もうネガで写真を現像することもないからネガも処分してもいいかな、と思いつつ。

まだ捨てられずにいます(^^;

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